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死神の精度  文春文庫

死神の精度(文藝春秋) 伊坂 幸太郎著
税込価格: ¥570 (本体 : ¥543)
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出版 : 文藝春秋
サイズ : 16cm / 345p
ISBN : 978-4-16-774501-1
発行年月 : 2008.2
利用対象 : 一般

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コメント・書評

やさしい死神
arayotto
2011/07/05 17:49:31
評価 ( マーク )
★★★

死を前にした人物に接触して、その人物が死を実行するに相応しいかどうかを調査する死神を主人公とした連作短編集「死神の精度」1週間後に死を控えた人物として、電機メーカーの苦情処理係の女性、ヤクザ、殺人犯、床屋の女主人などが登場しますが、なかでもラストの2編、殺人犯と旅をする「旅路を死神」と、床屋の女主人と1週間を過ごす「死神対老女」がお気に入りです。「旅路を死神」は、東京から青森まで殺人犯と車で移動するロード・ノベル。その旅路で出会う人々との、ささやかなやりとりのひとつひとつが、けっこう心に染み入ってきます。そのひとつ、仙台で出会った青年がこんな風なことを語っています。「人間独自のつらいことのひと…  全文読む 評価する

死神はひとりではない。
kumataro
2008/06/30 20:01:24
評価 ( マーク )
★★★★★

死神の精度 伊坂幸太郎 文春文庫6作品です。「死神の精度」読み進めるうちになんとなくオチがわかってくる。ところが、読み終えてみると自分の予想したオチとは違っていました。残念。「死神と藤田」日本語の構造について考えた。いや日本語でなくともいい。外国語でも記号でも。この作品には表記の構造について考えさせられた。「吹雪に死神」死神物語の背景は何だろう。作者はなぜ「死神」を選んだのか。だれかはだれかの死を望んでいる。必殺仕置き人とか仕事人みたいだ。死神は何でもできる。やはり神だ。しかもこの物語では死神が複数いる。読み終えた。わたしは、密室殺人事件を全員集合して解くという設定が好きではないのですが、この…  全文読む 評価する

高い精度と上質、洗練に充たされた方程式
ねねここねねこ
2008/03/07 08:09:48
評価 ( マーク )
★★★★

上手いなあ、とつくづく。そしてわかりやすい。エンタテイメントに徹したプロの作業であると思う。「旅路を死神」が白眉。「死神と藤田」「死神対老女」もやはりいい。うるっと来るようなところも確かにあり、ミステリ仕立ての語りではそつない仕上がりのものに思う。全編を通してのものもすばらしい。精度は高く、とても上質。 しかしながら、例えば数十年持つだけの耐久力があるかと云われれば、答えに詰まる。軽妙洒脱と云われること多い伊坂に思うが、この作も短編集という構成を置いたところで、そのものは思えど、太さ、のようなものはあまり感じられない。物語は物語として上手であるが、熱の入り方がドライである。淡白、というのも違う…  全文読む 評価する

ミュージックを愛す死神の物語
久我忍
2008/02/23 21:07:29
評価 ( マーク )
★★★★

  伊坂幸太郎の作品はどれもとても好きなのだが、いつもいつもどのジャンルにカテゴリすべきか悩むものが多い。そして今回読んだ『死神の精度』もまたそんな印象だ。 短編という形で雑誌掲載された『死神の精度』『死神と藤田』『吹雪に死神』『恋愛で死神』『旅路を死神』『死神対老女』の六編を収録した一冊。短編それぞれも出来はいいが、やはり一気に全部を読んでこそ、だと改めて実感した。 主人公は『死神』である。とはいえその単語から連想されるファンタジックなイメージと主人公が重なることもないし、作品がファンタジーなのかといえば少し悩む。本作品に登場する死神は、『職業』といった意味合いの方が強いようにも思…  全文読む 評価する

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