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完全恋愛
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完全なる小説が読者を陶酔させる
JOEL
2008/12/20 23:49:14
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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ミステリ小説と自伝的物語をあわせたような本である。したがって、読み終えたとき、2冊分の読書の楽しみを味わった気分になる。これは、実によくできた本であり、お得感が抜群である。 いや、そんな損得勘定を超えた高みに本書はあり、改めて日本の作家の技量の高さに恐れ入ってしまった。限りなく頂点を極めた作品である。今年の「このミステリーがすごい」の第3位にランクインしているのも、もっともだ。 主人公の少年時代に始まり、人生の終末に至るまでの長い長い遍歴が語られる。少年時代は東京大空襲の話から始まり、終盤は80年代末のバブルとその崩壊にまでおよぶ。この長大な物語を、読者にひとときも飽きさせることなく、読ませ…
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恋に一生をかけた男と、恋する男を一生愛した女と
空蝉
2008/11/17 09:08:20
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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他者にその存在さえ知られない罪を完全犯罪と呼ぶでは他者にその存在さえ知られない恋は 完全恋愛と呼ばれるべきか?冒頭に掲げられたこの問いかけに貴方ならどう答えるだろうか。本書は戦中戦後さらには現代へ、時代も国も人も心も目まぐるしい変化した時代の流れにあって、生涯かけて恋し続けたいとおしい程愚かな人間たちの物語である。ひたすら恋い慕い続け、時には犯罪すら隠蔽し、彼女が嫁ぎ死して後もその娘すら愛し続ける・・・大筋としては単純な筋書きのミステリーなのだ。 一人の男の少年時代から始まり、彼の恋と彼女の犯した罪があり、一夜の思い出を心の糧に、少年はただ一途に愛し続ける。大画伯へと成長して愛を隠したまま「何…
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