パラダイス・クローズド （講談社ノベルス THANATOS）

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美少年双子現る！！
ただし、一方は死をもたらす死神ですが。
周りの人々が死んでいくと言う特異な体質を持つ美樹。その体質故にただいまニート。そしてその双子の弟・真樹は美樹の体質のためにいつの間にか高校生探偵となっていた。
そんな、二人が孤島の館で殺人事件と遭遇する。

久々にミステリーを楽しめました。双子の美少年っていう設定に孤島に館・・・。これだけそろっていたら美樹が死神でなくとも何か起こりそうですが・・・・・・。
語りは警察の高槻さんです。一番、可哀想なのは彼だと思います。彼の語りがなかなかおもしろい。笑えるところもあったりします。
いろいろ双子にはヒミツがありそうなのでシリーズ化して続編を希望です。

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メフィスト賞の新人作家さん!
メフィスト賞出の人は大体ちょっとクセのある感じかな?
キーワードは、「本格」「無人島」「密室」「美形の双子」「高校生探偵」「死神」!!
「本格」で「双子」ときたら、アレしかないでしょう!!萌え燃えですvv
きな子は新本格の第2世代(?)あたりから手を付けた人なので、いくら使い古されたって言われてても、「双子」でアレなネタは殆ど読んだことがなかったんで、すごく幸せ〜vv

作品自体はとってもキャラクター小説です。で、やっぱりBL風。ミステリでキャラクター小説って言うと、やっぱりそういうのが多いです。(きな子の偏食?)
でも「行く先々で殺人事件と遭遇」っていうのはミステリのお約束なんですが、それを双子の片割れの美樹の「死神体質」で説明しちゃうのは新しいかも。
双子の兄が「死神」で弟が「探偵」。二人のお世話係の刑事が「助手役」ってトコかな。
トリック自体は感動!って程ではないけど、伏線は沢山引いてありました。

どうやら汀こるものさんはメフィスト賞に同シリーズで5作投稿してるらしいので、文三の予定通り、短期集中刊行を期待してますvv
そして文三の方の読み通り中毒起こしました(笑)

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まず端的に面白かったです。ミステリの定義にことごとく喧嘩をふっかけてる感じが個人的には小気味良いな、と。地の文や台詞における言葉回しのテンポもいいし、とても読みやすいです。

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メフィスト賞で、ジャケ買い。

死神体質の魚マニアの兄　美樹
探偵体質の弟　真樹　の双子。
孤島の館へ
体力の高槻刑事。

内容的には、ほぉーって感じはあったけど・・
私にはあわなかった・・

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第３７回メフィスト賞受賞ってのと、装丁のハデなタコに惹かれて思わず手に取っちゃいました

帯で有栖川有栖いわく「本格ミステリを討ち倒そうとする生意気な新人が現れた。」

周囲の者が次々と殺人や事故に巻き込まれる死神（タナトス）体質の魚マニア・美樹（よしき）と、それらを処理する探偵体質の弟・真樹（まさき）。
彼ら美少年双子はミステリ作家が所有する孤島の館へ向かうが、案の定、館主密室殺人に遭遇。犯人は館に集った癖のあるミステリ作家たちの中にいるのか、それとも双子の……？最強にして最凶の美少年双子ミステリ。

って↑のあらすじでも面白そうだったんだけど、初めの数ページを読んだだけでかなり面白かったので即レジへ

語り手はトラブルを招き寄せる双子（実は代議士の息子達）に警視庁が就けた７人目の担当刑事・高槻。（過去６人は皆殉職！？）
美樹はマニアな魚トークのみならず、地球４０億年の生物についても細胞レベルで語っちゃうし、それが面倒でなく引き込まれるのが不思議ー。真樹は手馴れた犯罪捜査知識を披露するしね。
とにかく飽きさせないし、展開が読みにくかった〜〜〜「本格」って言われる王道の「結」を破壊して裏切ってくれた！なので面白い
いまだかつてあんな最凶？の武器を見たことがない…。
脇役の警視庁キャリアもキャラが濃いし、語り手の高槻も只者ではなくなってるし…。
シリーズ化は確実っぽいので続編が楽しみ

ここんとこの新人の本衝動買いで、「ミミズク〜」以来の大当たり ！！
熱帯魚とか、生物好きの人には特にオススメ！

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ミステリーなのですが、考えるのは放棄しちゃいました。わたしのミステリーの読み方はそんなもんなんです...じゃあ読むなよって思うかも知れませんが。
色々ミステリーならではの、条件とかが面白かったなあ。
でもグロいし、何よりそんな体質だなんて...ちょっと受け入れられなかった。
主要キャラの動きはまあまあだったかも。

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はじめは死神と探偵ということでファンタジーなのかなーと、思いながら読み進めていましたが、ぜんぜんそんなことはなかったです。
純粋におもしろかった。あと、真樹と美樹のゆがんだ？関係が好きです。

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2008/6/4〜6/7
有栖川氏推薦だったので読んでみました。
ミステリは重苦しい感じの作風が好きなのでラノベ系の文章に少しがっくり。
まぁそのおかげで読みやすかったのですが･･･。
海洋物系の薀蓄は初めてだったのでためになったりウザかったり。
ミステリの定義を一蹴したのはとても斬新でした。
『そんなもん、知らねーよ、バーカ』

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またまた、メフィスト賞に惹かれて買ってしまいました

そして、一気読みｗｗｗ

やはり、長編小説となると１本芯に他の作家さんにはない部分がないと面白くないし
メフィスト賞なんて奇特な賞は取れないのでしょうか？？？

でるわでるわ、魚類関係のオタクなトークが・・・

そこら辺は、全然わからないんで読み飛ばしてたんですが、そこを除いても
かなり面白い角度の“本格”ではないでしょうか？

評論家でもなんでもない唯のごった煮読書家には面白く読ませていただきました。

これを本格好きな人は認めないんだろうな〜、２０則も１０戒もしっかりクリアしてるけどねｗｗｗ

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講談社ノベルズから出ている本、１巻と２巻を続けて読んだので同時に感想をば。
まず出会い。
私がこの作者と作品を知ったのは、バイト終了後店内で立ち読みしたかつくらがきっかけでした。
ってなんだか小学生の頃書いた読書感想文を思い出す書き出し……この手法で字数を稼いでいたなー自分……それはいいとして、ええと、そう。
かつくらのなかでこの作者さんのインタビューが載ってたのですね。
それで、この人と私の読書遍歴が８割方一致することに衝撃を受け、その場で１巻を購入してみたのでした。
うーむ、字数稼げなかった（笑）
でもほんとすごい被ってたんですよ！
特撮は私休日に早起きできないので見てないんですけど（……）それ以外は！
どことなく腐れのかほりがしたし（もし違いましたらジャンピング土下座！）（でも存在は意識してらっしゃる感があったぞ）、メイン登場人物も皆男だし、まぁ読みやすいかな、と思って。

結果。うん、非常に予想通りだ！（笑）
双子は私も大好物ですよ。しかも依存関係と来れば……うへへへへ（馬鹿）
１巻２巻合わせて、本編には明らかに関係ないけど、次に繋がる（もしくは過去なのかな、インタビューからするに）伏線というか、ネタが散りばめられていたので、キャラ読みする私は気になりました。

しかしなんというか、全体的な雰囲気がラノベだなーと。
もともとはそちらを目指してらっしゃったそうなので当然と言えば当然かもですが。
ネット用語とか漫画の話とかたくさん出てきて、こりゃ人を選ぶだろう、と。
作者さんも今時の方という感じで……普段からネサフとかしなさるんだろうなぁ。
推理もしてるようなしてないようなだし（笑）
私はそう真面目に読まないので気になりませんけどね。
評価は分かれるだろうな。というか、中高年と非オタクにはきついのでは（笑）

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アハハハハ。
なんだこれ面白いー。という作品。

関わるものが次々と死んでいく、バーチャルネットアイドルタナトスきゅんを招いて孤島の館ツアーという、むちゃくちゃな企画で始まる物語。
孤島の館で密室殺人で云々、は置いておくとして。

世の中サバイバルで、強いものに従うんだよね、は納得。
最後2章はない方が好み。
物語の中で、語られている蝿の王ってどんな作品なんだろうね。気になる。

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引きこもりと高校生探偵の双子が出歩くと、なぜか死体にいき当たるという
不思議で不吉なお話です（笑）
主に死体を呼んでいるのは引きこもりの方ですが…。

出歩くたびに死体にぶつかる引きこもりのあだ名は『死神』。
もうこの時点で色々不吉です。
そんな片割れは今時の高校生で、非常に明るいのですが
死神のせいで死体になれ親しんでます。
一番の不幸は、この２人の後始末をしなければいけない
刑事さん（主人公）かと思われますｗ

小島で起こった密室殺人。
一体どうやって殺されたのか、犯人は誰なのか。
よくあるパターンですが、面白かったのは回答編。
思わず爆笑してしまった回答編が、非常に面白かったです。

ただ、魚の生態系などが長々と説明されるので
その辺りを斜め読みするか、飛ばすか読むか。
どれかの覚悟がないと読み進めるのは困難かと〜。