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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
7つの短編を収録。正統なSFです。おもしろく読みました。バイオシップなど、ディテールもしっかり書き込まれている。
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かなり読みやすいSF短編小説。ライトノベルっぽいところはあるけど、それで敬遠するのは勿体ないと思う。
どれもこれも実際にありそうだと思わせる作者の力量は凄い!!
私的には表題作の"シュレディンガーのチョコパフェ"と"奥歯のスイッチを入れろ"がお気に入り。どの作品も面白かった!!文庫にしてはちょっと高いけど、買ってもあまり損した気分にならないと思う。
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きっちり科学アイディアを踏まえたSF短編集。シチュエーションやキャラで無く、センス・オブ・ワンダーのアイディアを描く、まっとうなSFばかり。全体を醸すゆとりやぬるさに、初期SFとは違う最近のムードを改めて感じた。長編で読みたいアイディアも。根本で人間を突き放しつつ、知性と理性を信じる共通性を感じた。自分には理性がある。だから、相手もあるよね、と問いかけるような感じ。
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ああうん!楽しかった。かなりちゃんとしたSF短篇だった。表題作と『メデューサの呪文』が好き。パフェのコーンフレークってほんと多いとへこむよねー。
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それぞれ違うテーマの短編集。
オマージュでない作品の方が正直面白い。
ライトノベル作家として知っていたが、変わらないリアルな筆致がよい。
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題名に惹かれて去年買いました。
中身は表題作中心に、
SFの短編がいくつか入っております。
表題作、状況設定は面白いけど、
オチがそれでいいのか!?というかんじでした。
最後に雪が舞ってる景色がでてくる話は
わりとよかった気がする。
にしても、(たぶん2次元好みの)男の人の
恋愛感って、こういうものなんですかねぇ。
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編のSF短編を収録。
思いがけず、本格的なSFでした。
表題作「シュレディンガーのチョコパフェ」はオタクネタ満載ですが、すごいちゃんとした(?)SFっぽいです。
元は1985年に同人誌に発表された話だそうですが、20年振りに書き直すにあたって新しいネタに差し替えたそうです。
…個人的には85年時のネタの方がわかるものが多かったんじゃないかな〜。なんて(←一番気合い入れて(?)オタクだった頃)
あ、私もチョコパフェにコーンフレークを入れるのには反対派です。
他の話も、外国の古典的重厚巻があるSF作品で、読み応えがあります。
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立ち寄った本屋に(ry
この人の本読むの、もしかして初めて?
ざっと見た感じだと、ユルいのからハードなのまでありそうです。楽しみ。
感想は読後に。
さて、どれから先に読もうか。
…読後…
面白かったー!!この本を読んでたら、集中し過ぎて一駅乗り過ごして遅刻しそうになりました。
どれも考えさせられる結末でした…ハッピーでもバッドでもない感じ。ニヤリとさせられたりもやもやしたり。
お勧めは『メデューサの呪文』と『奥歯のスイッチを押せ』。
短編のなかに良くあれだけの世界観とストーリーを詰められるなぁ…
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オタクのオタクによるオタクのためのSF短編集。
量子物理学とか力学とかそういう小難しい理系の理論をごちゃ混ぜに煮詰めて、ありえない出来事のつじつまを何とか帳尻合わせをして物語風味に仕上げましたって感じ。
このジャンルにしては文体も読みやすくてとっつき易いとは思うけど、「シュレディんがーのチョコパフェ」は新旧の特撮やアニメの知識がある程度ないと何を言ってるか分からない部分が多々あるので注意(ウルトラQとかカレイドスターとか)
こういうの馬鹿馬鹿しくも難しくて頭が痛くなり、笑えたり混乱したりするものが、SFのあるべき姿なのかもしれない。
個人的には「メデューサの呪文」がお勧め。
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短編SFが7篇収録されています。
7篇のうち5篇が大雑把に分けると「時間に干渉」「宇宙」のどちらかを背景にしている作品です。後の2篇は「脳」と「怪物」です。
面白くはありましたが私には合わなかったです。
物理学など理解する気力をなくして何年になると思っているんですか(笑)タイムマシンの原理の説明をしているところなどがあるんですが意味が全くわからなかったです。そのせいで読む気をなくしてしまいました。
正直短編ではなく長編にするべきだったのではないかと思います。それぞれ伏線回収はきちんとしているし、まとまってはいたのですが、前に書いたように機械の構造とかそういうものを説明するならば短編では足りません。長編にしてゆっくり丁寧に説明するべきだったと思います。
もしかしたら作者さんは機械の構造についてなどは理解してもらわなくても良いと考えているのかもしれませんが、それならばもう少し簡単にもしくは簡潔にするべきだった気がしてなりません。
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短編。どれもよくできている。荒唐無稽な状況になんだかんだ屁理屈つけてそれっぽく読ませるのはピカイチだな。もちろんストーリー展開もしっかりしていると思う。中では特に、「七パーセントのテンムー」、「メデューサの呪文」がよかった。あとがき「大バカな話を真剣に描ききってやる」。うんうん、書けてますよ。
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SF短編集「アイの物語」が大傑作だっただけに、
同作者の他作品も読みたくなった。がしかし…。
読者賞をとったという「メデューサの呪文」のみ傑作。
文字では書き表せないもの映像では描くことができないものを、
なんとか書こうとする。その試みこそがSFそのもの。
高度な文明は物質社会から言語社会へと移行した
というその過程を読ませてもらうところが面白い。
モノに興味がなくなった自分向き。
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調べてみてオタクの業界ではかなり活躍している人なんだなと知りました。
表題作は、オタカップルのダラダラ日常会話に、主人公の旧友の陰謀がジワジワ侵食してきてラストこうなるか!と色々驚かされた。幸せの形は人それぞれ。自分としては解説の人とおおむね感想は一緒だけど。
2作目は音速で動ける身体を手に入れた男の愛の物語。音速の描写がネチっこくてよし。仮面ライダー555のアクセルフォームっぽいイメージ。
3作目は生きた宇宙船と地球人と爬虫類っぽい異星人のお話。スターウォーズなイメージ。哲学。
4作目は自分以外の486人の乗組員の死亡事故についての男の衝撃の独白。ただし嘘が一つ独白中に含まれる。これがこの本の中で一番好きな仕掛けがしてあった。
5作目はタイムトラベル?の話。衝撃の冒頭から始まり、主人公の記憶を追って行き、意外な真相に辿り着かせられた。こういう考え方もあるなぁ。あとがきにあるように感情移入しにくいキャラばかり登場。
6作目は脳科学の発達により見つかった新たな因子についてのお話。ユーザーイリュージョンはバキのなんかで見たなぁ。
7作目は触手。
ネタが分からないと楽しめない部分もたまーにあった。(1、7作目)
作品のテーマはそれぞれだろうけれど色んな意味での「愛」とやらが共通するテーマに思えた。
トンデモをリアルに描き切ったSF本です。
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短編集ですが、まずは表題作について。 「亜夢界」っていう不確定性の雲に包まれた何ともあやふやな世界を、少しの「創作」から順々に科学的に説明づけてしまうあたりが非常に面白いところです。それになんか、そっちの方がいい世界っぽいし。
あとは「メデューサの呪文」が面白かったですね。かの有名な「殺人ジョーク」をもう少し真面目に理論的にやろうとするとこうなる、みたいな感じでw
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SF者としてはまだまだ未熟で、オタクにはなりきれない、そんな中途半端な私に、両方の美味しいとこを見事に提示してくれた短編集。思わずニヤニヤしてしまうな。
ちなみに、私はシリアルは牛乳でベショベショになる前の、パリパリした食感が好きな人です。むしろそのままバリバリいけます。