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その数学が戦略を決める

その数学が戦略を決める(文藝春秋) イアン・エアーズ著
山形 浩生訳
税込価格: ¥1,800 (本体 : ¥1,714)
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出版 : 文藝春秋
サイズ : 20cm / 340p
ISBN : 978-4-16-369770-3
発行年月 : 2007.11
利用対象 : 一般

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コメント・書評

インパクトを重視した構成
くまくま
2009/01/22 20:40:16
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★★★

 Amazonのオススメやgoogleの検索候補など、これまでに入力された膨大な(テラバイトクラスの)データに基づき(リアルタイムで)定量分析を行い予測する手法を絶対計算と称し、専門家などによる分析よりも、高い予測精度を示すことを紹介している。はじめにロバート・パーカーを引き合いに出し、絶対計算がワインの品質をごく初期の段階で正確に予測できることを紹介するなど、インパクトを重視した構成になっている。また、最後に登場する標準偏差とベイズ理論は簡易だけれど日常生活に役立ちそう。 ただ、紹介されている絶対計算の解析事例は、本書のいう絶対計算というよりも、Excelレベルで解析可能な定量分析がほとんど…  全文読む 評価する

時代は変わった、そしてさらに変わって行くだろうと感じられる本
なむげ
2009/01/16 06:37:44
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★★★★★

梅田望夫さんのWEB進化論を読んだ時、タイトル同様の印象を受けました。この本ではWEBやコンピュータの進歩により、集められた膨大なデータを分析して、それがこれまでの人間の「経験」やその経験を根拠にした「勘」などが吹き飛ばされている実例を紹介し、またそれらがどのような分野で活かされているかも紹介している大変興味深い本。私は人間の「感情」というものも、遺伝子や経験によりプログラムをされたものの反応でしかないと考えている人間なので、それを一段と納得させれくれる本でもありました。ある人が明日買い物に行く確率、そこで服を買う確率も天気予報程度の制度で予想される日も確実に近づいていると思いました。ホンマ時…  全文読む 評価する

お奨め。ただし、キーワードの訳が不適切ではないか。
たまらー
2008/03/20 19:50:51
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★★★★

現実はそこまで進んでいるのか――。これが一言での感想。大部なので、まずは、各章の「まとめ」を読んで、興味のある箇所から読むことを勧める。具体的なエピソードが豊富なので、つい引き込まれる。訳も――次の一点がひっかかったのを除けば――読みやすかった。頻出するキーワードが「絶対計算」。しかし、この訳語では意味不明。調べてみたら原語はSuper Crunchingだった。すごいnumber crunch(数値計算)という意味だろう。そもそもsuperは相対的な比較のなかで位置づけられる形容詞だ。絶対という意味はない。Superに絶対の語を充てるのはいかがか。「巨大計算」とか「超強力計算」、「究極計算」…  全文読む 評価する

いつの間にか世界は変わっていた
ふるふる
2008/02/17 21:47:16
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★★★★

読んでまず思ったのは、目には見えないところで世界は変わっていたということだ。出荷される前のワインの品質やプロ野球選手の本当の実力などは大量のデータを分析すればわかってしまう。先日のNHKの番組でもレッドソックスが日本の岡島投手と契約する時にそれが利用されたことを紹介していた。さらに、学校の教師の教育方にもアメリカでは利用され始めているとのこと。おどろいた。専門家は抵抗するだろうとは思う。コンピューターとインターネットの発達は18世紀の産業革命に匹敵する社会の変化をもたらすことが、はっきりとわかった。翻訳も読みやすくされており、訳者解説も非常におもしろかった。  全文読む 評価する

大量データ解析は万能なのか?
k-kana
2008/01/27 19:46:40
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★★★★

大量データを解析しその結果を経営戦略に結びつけること。この実用例は、すでに日本のあちこちのコンビニで見られる。POSを活用して商品のデータ管理を徹底する。そして売れ筋・死に筋の商品をきちんと分析し棚の回転率を上げ在庫を減らす。品揃えの戦略こそコンビニの生命線だといえる。本書の中心テーマは、大量データ解析――「絶対計算」と呼んでいる――が、今やあらゆる分野で意志決定に活用されているということ。企業は絶対計算(データマイニングとも)を駆使して収益に結びつく要因を掘り出し、競合他社をうち負かそうと苦闘している。絶対計算の企業活動への適用例が豊富にとり上げられている。例えば、レンタカー会社は、クレジッ…  全文読む 評価する

いずれ計算機が仮説を立てるようになるまでの戦略
kc1027
2008/01/27 12:48:16
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★★★★

全てを数値化し、定量的に世界を「絶対計算」する流れは今後ますます普通のことになっていき、留まることはなさそうだ。そんな世界では、身体化された知性をもとに「専門家」を名乗る人々は、ひとりの計算者になってしまう。本書はそう語る。人間の時代が終わるかもしれない。この本を読み終えた直後の感想だ。膨大なデータを元にした絶対計算は、人間の感覚では把握しきれない結論を導き出す。いやいや直感というものの力はまだまだ捨てたものではないし、絶対計算が迷える魂を救えるわけがないじゃないか、という意見も当然あるだろう。自分もその意見に与したい。人間はあれこれ迷い、日々をさまよう。そんな人間が統治する世界は「世界の側か…  全文読む 評価する

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