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商品説明
新宿・歌舞伎町裏の亜玖夢研究所。異形の博士が学識のすべてを傾け、社会の底辺を這う人の相談にのります。経済のオモテもウラも知り尽くした著者がおくる、読んで笑える、楽しく学べる、怖くて身につく経済入門。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
行動経済学 | 5−45 | |
---|---|---|
囚人のジレンマ | 47−90 | |
ネットワーク経済学 | 91−141 |
著者紹介
橘 玲
- 略歴
- 〈橘玲〉1959年生まれ。早稲田大学卒業。2002年「マネーロンダリング」で作家デビュー。ほかの著書に「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」「永遠の旅行者」など。
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紙の本
構成は良いんですが、登場人物の設定がねえ
2007/12/02 22:39
10人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
橘玲さんと私はほとんど同年齢である。私が1960年生まれで橘さんは1959年生まれ。共にバブルの生成と崩壊を経験し、その後のアジア通貨危機、平成金融恐慌、ITバブルの生成と崩壊を経験した、いわば「戦友」だ。それゆえ、彼の感覚と私の感覚には近いものがあり、彼の著作はほとんど全部買い揃え、読んでいる。今回も橘さんが本を出したというので早速買って読んでみた。ただ読後感はあまりよいものでなかった。なぜ読後感があまりよくないのか。それは登場人物の人物設定が、社会のクズや落ちこぼればかりで、日本社会の中枢で王道を歩んでいる私が感情移入しにくいものばかりだったからだ。多重債務者、新宿の覚せい剤の売人、いじめられっ子、マルチ商法にはまって詐欺行為を繰り返しては巨万の財を積み上げる男、悲惨な生い立ちのせいか現実をマトモに受け入れられず自分探しに逃避する女性、中国マフィア。こんな連中ばかりが登場してくるのである。場面も新宿歌舞伎町のおかまバーやSMクラブの奥だという。これじゃあ、ねえ。でも、こうした極端な人物設定の上に展開されるカーネマンの行動経済学、ノイマンのゲーム理論、ワッツとストロガッツのネットワーク理論、チャルディー二の社会心理学、ゲーデルの不完全性理論の解説は平易で分かり易い。どれもこれも理論の名前は聞いたことあるけど。。。てなものばかりで、読んだ後は、お手軽にちょっと賢くなったような気にさせてくれるから不思議だ。でもこれらの理論は、どれもこれも日常生活に根ざしたものばかりで、別に小難しい名前なんかつけなくても常人ならだいたい知っているものばかりだったりして。気になるのは中国マフィアの陳さんが、なんでも出来るスーパーマフィアみたいに描かれていることだ。中国をあまり過大評価するものではない。ここがちょっと気になった。
紙の本
いろいろな人生を見られる
2007/12/14 01:40
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふるふる - この投稿者のレビュー一覧を見る
連作短編小説の形をとりながら、有名な社会科学の理論が理解できるという本。小説としてもよくできていておもしろく読める。第二弾の出版を期待しています。
紙の本
風変わりな経済入門書
2018/05/12 14:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る
歌舞伎町裏の亜玖夢博士の元を訪れる相談者の話を聞く内に、経済学の知識で問題を解決していく、という小説仕立ての不思議な経済学書です。