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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 12件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.12
  • 出版社: 早川書房
  • サイズ:20cm/533p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-15-208879-6
新書

紙の本

Y氏の終わり (Hayakawa Novels)

著者 スカーレット・トマス (著),田中 一江 (訳)

偶然はいった古書店で大学院生アリエルがめぐりあったのは、ずっと探していた『Y氏の終わり』という一冊の本。それは、主人公のY氏が人の心のなかでくりひろげる冒険を描いた、呪わ...

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Y氏の終わり (Hayakawa Novels)

税込 2,200 20pt

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商品説明

偶然はいった古書店で大学院生アリエルがめぐりあったのは、ずっと探していた『Y氏の終わり』という一冊の本。それは、主人公のY氏が人の心のなかでくりひろげる冒険を描いた、呪われているとされる伝説の小説だった。読み進むうちに、小説のなかの出来事は、過去に実際におこったことなのではないかとアリエルは疑いはじめる。そこに書かれた方法をためしたアリエルは、人の心のなかにはいることができるようになる。しかし、本を狙う男たちに追われ、旅に出ることに—。わたしがここにいる理由って?世界はどういうふうにできたの?この世界で、愛するとはどういうこと?長い旅を続けるうちに、アリエルが抱きつづけてきた疑問がひとつずつ解き明かされていく。ミステリの興奮、SFの思索、ファンタジイの想像力—イギリスの新鋭作家によるジャンルを越えた話題作、待望の邦訳。【「BOOK」データベースの商品解説】

偶然手に入れた「呪われた本」には、人の心の世界に入る方法が書いてあった。本を狙う追っ手から逃れ、大学院生アリエルは時間も場所も超えた旅に出る−。ミステリ、SF、ファンタジイの魅力が詰まった冒険譚。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

スカーレット・トマス

略歴
〈スカーレット・トマス〉1972年ロンドン生まれ。2001年には『インディペンデント・オン・サンデー』紙により「イギリスの新進作家20人」に選ばれる。ケント大学で英文学と創作を教える。

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みんなのレビュー12件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

レベルの高いエンタメというか面白い純文学というか、日本で言えばさしずめ奥泉光か古川日出男をイメージしてもらえば、文章は全く違いますが分かりやすいかも・・・

2008/04/18 18:57

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

カバーはシンプルです。この佇まいは、早川の純文学本によく見られるもので、白を基調にした上品なもの。ただし、一般読者が目を惹かれるかといえば、なかなか難しい。そんな装画は牧野千鶴、装幀は藤田知子。原題はThe End of Mr. Yで、これまたシンプル。三部構成で、全27章にエピローグ、謝辞、田中一江の訳者あとがきがついています。

主人公のアリエルは自傷癖のある英文学専攻の女子大学院生で、思考実験について博士論文を書こうとしています。彼女は一年半前は雑誌記者でした。バーレム教授の講演会場で、彼のところで研究をして博士号を取ることを勧められ進路を変えています。アパートで一人暮らしをしていますが、既婚者である言語学の教授パトリックと不倫の関係にあります。

で、彼女が古書店で見つけたのが、現存するのはドイツ銀行の貸金庫に一冊、収蔵している図書館は皆無と言われる『Y氏の終わり』。それはトマス・E・ルーマスが書いた本で1893年に出版され、呪われた本とされている。なぜ、それほどに貴重なものが古書店にただ同然の値段で・・・

喜んだのも束の間、その本には重大な欠陥が。そして『Y氏の終わり』にでてくる貴重な溶液の処方箋(一千番ポテンシーのホメオパシー効能がある植物炭、すなわち植物由来の炭を九十九滴の聖水と混ぜ合わせて円筒形のコップまたはフラスコに入れ、十回振盪したもの)を再現し、試した彼女が陥ったのは・・・

田中一江の訳者あとがきに「本書の物語は、アリエルが生きている現代と彼女が研究テーマとする十九世紀と摩訶不思議な仮想空間との三世界を行き来するのだが、その掛け橋となるのが、『Y氏の終わり』という一冊の本だ。」となっています。ただし、荒い読み方のせいか、「彼女が研究テーマとする十九世紀」という世界の存在は、気づかず仕舞い、情けない・・・

ま、それも含め、読み返せばもっと意外な世界がみえてくるかも。ということで、いい加減な私の案内はここまでにしてカバー折り返しの分を写しましょう。

偶然はいった古書店で大学院生アリエルがめぐ
りあったのは、ずっと探していた『Y氏の終わり』と
いう一冊の本。それは、主人公のY氏が人の心の
なかでくりひろげる冒険を描いた、呪われている
とされる伝説の小説だった。
読み進むうちに、小説のなかの出来事は、過去
に実際に起こったことなのではないかとアリエルは
疑いはじめる。そこに書かれた方法をためしたア
リエルは、人の心のなかにはいることができるように
なる。しかし、本を狙う男たちに追われ、旅に出る
ことに――。
わたしがここにいる理由って? 世界はどういうふう
にできたの? この世界で、愛するとはどういうこと?
長い旅を続けるうちに、アリエルが抱きつづけてき
た疑問がひとつずつ解き明かされていく。

ミステリの興奮、SFの思索、ファンタジイの想像力
――イギリスの新鋭作家によるジャンルを越えた
話題作、待望の邦訳。

たしかに「ミステリの興奮、SFの思索、ファンタジイの想像力」は言えています。ただし、結構読みにくい。といっても訳文は普通のものなので、三つの世界を扱うことが原因なのでしょう。それとアリエルの男性関係。この人、案外簡単に色々な男性と性的関係を持つらしく、ちょっと私などは混乱。

とりあえず、舞台や、登場人物、キーワード、登場人物を簡単にご紹介。

・トロポスフィア:アリエルが訪れることになる異世界。

・プロジェクト・スターライト:アメリカが行なっていた極秘のプロジェクトで、単純なテレパシーの研究から出発し、その後秘密兵器の開発に変わり、事故で研究が打ち切りとなっている。

・ウォルフ :アリエルの恋人。「大柄で屈強な若者、の正反対」とは彼女の言。でも途中から退場。こういう人を恋人とは言わないか・・・

・ソール・バーレム:アリエルが博士課程だった時の教授。1年半前にグリニッジの大学で開かれた会議で「Y氏の呪い」というタイトルの論文で講演をしている。アリエルが寝ていたかもしれない、と考える相手。でも、何となく寝た雰囲気があるんですけど・・・

・ルーラ:バーレムの妻で『ポスト構造主義物理学』の著者。後半に登場しますが、アリエルより格好いいかも。

・アダム:元神父で、現在は神学の講師。アリエルの研究室の新しい同室者。会った時からアリエルと互いに惹かれあう。聖トマス教会の鍵をもっていて、秘薬製造のための聖水をそこの聖水盤から得る。

・ヘザー:アリエルの研究室の新しい同室者で、進化生物学者。専門は分子遺伝学。

・アポロ・スミンテウス:トロポスフィアの神で、アリエルの味方となる。

以上が大物。とりあえず、不可思議な世界の RUN & CHASE をお楽しみください。後半は波に乗れます。

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紙の本

異世界で他者に入り込むことができるのに、その最初がねずみ!

2010/03/06 12:28

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

19世紀に書かれた一冊の書物が核となります。
ドイツ銀行の貸金庫にたった一冊残されているという
伝説付きの『Y氏の終わり』は
主人公Y氏による異空間への冒険ファンタジー小説。

大学の研究室棟が崩壊し、
歩いて帰宅するはめになった大学院生のアリエルは
偶然、古書店で、この『Y氏の終わり』に巡り合います。

トマス・E・ルーマスの小説『Y氏の終わり』を
読み進むうちに、そこにはルーマスの実体験が
書かれていることに気づきます。
つまり、Y氏は異空間へトリップする方法を見つけたのです。

実は、この方法に、ホメオパシーが使われていることに
興味を持って読み始めました。
日本ではなじみがありませんが、ホメオパシーは
同毒療法と呼ばれ、ある特定の物質を薄く希釈させ
ほぼ0に近い値にして飲むと病気が改善するという
ドイツやイギリスでは18世紀から用いられている療法です。

しかし、本書を読む限りでは、本場のイギリスでも
このホメオパシーはあまり一般的ではなく、
このような異空間への方法として取り上げられるような、
言ってみれば怪しげなモノとして取り扱われているんですね。

それはさておき、アリエルはY氏が使った
ホメオパシーを作り出し
それによってトロポスフィアと呼ぶ世界に飛びます。

このトロポスフィアがとても魅力的。
飛んだ人の精神性を反映した世界であり、
同時に、他者の心に入り込むことのできる世界。
距離と時間が同じという異世界です。

そこでアリエルはいろいろなものに乗り移り、
失踪した担当教授もルーマスの世界を知っていると確信し
さらに彼を探し始めます。

一方、実在の世界ではアリエルは
本を狙う何者かに追われ
下宿にいることができなくなります。
しかも、彼女には9ポンドしかお金がない。

彼女がトロポスフィアで体験するジャンプの過程は
文句なく楽しめますし、すべてが繋がっていく――
研究棟の崩壊も教授の失踪も
トロポスフィアの見え方――物語もいい。
物理学的哲学の思索は本当に理解しようすれば
さらに読む本が広がります。

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2008/03/15 17:13

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2009/09/24 15:28

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2009/07/16 15:23

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2010/05/10 16:46

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2010/06/16 22:53

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2011/03/20 17:30

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2011/05/05 22:28

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2008/03/03 15:32

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2017/11/16 09:58

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2018/07/06 19:35

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