紙の本
問われるのは何かを考えよ
2007/11/27 21:10
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あつば - この投稿者のレビュー一覧を見る
「優勝者には一億円」
ちょっと高額だが現実にもありそうな条件だ。
だが、その後に「不正解者には消えてもらう」と付くとどうなるだろう。
十人の若者たちが正解するために答えを選ぶ。
その先には残酷な結果が待ち受けていることを知りながら。
引くこともできず進むだけの道を歩き出す。
残酷で無慈悲なクイズ。
参加者の十人は何を考え、どんな答えをもたらすのか。
その結果に得るものと失うものは何か。
出題者の求める答えはただの正解ではない。
実は、読者にもクイズを突きつけられている。
読み終えるまでにあなたはこのクイズの本当の答えがわかるだろうか。
スリラーとしてめくるページが待ち遠しい作品です。
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優勝賞金1億円。ただし、不正解なら消えてもらいます。大学3年生の夏、彼女と何の気なしに参加したクイズ番組の予選。間違えたら即死亡。極限状況の中クイズ大会は待ったなしに進行していく。
デッドオアアライブ形式のホラー・サスペンスは他にもあるが、このラストか!?という新しい印象。分量もそれほどではなく、一気に読める感じです。
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内容が先読みできるし、あまり裏切られることはないけどけっこう面白かった。最終的なオチは人権問題にかかわるんじゃないのって感じです。
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椙本孝思氏作の今回の「THE QUIZ」は
デビュー作「THE CHAT」のようなテイストです。
疑心暗鬼に陥ったり、人間の心理関連の表現がうまい。
グロテスクな表現も遠慮せずに書いています。
読者を恐怖と謎という渦に巻き込みます。
この作者さんの作品を読んでいないという方は、
ぜひ「THE CHAT」を読むこともおすすめします。
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あら...「THE CHAT」読んだ時に山田祐介よりずっと面白いって
思ったんですが...今作はかなりドッコイドッコイな感じ(笑)。
上手く言えないんですがゲームブックというか携帯小説感
丸出しっていうか...。流石に軽すぎて微妙...。
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初めて読んだ、椙本さんの本です。すごく怖かったけど、次が気になって一気に読みました。はじめはクイズがたくさん載っていて解いていくのだと思っていましたが、あんまりクイズはありませんでした。けど、載っていたクイズは、すごいと思いました。『コンパスの針は北を指すか』この問題はわかりました。北極では、北をささないので。しかし、本では、北極ないし地球以外となっていました。そこまでは考えなかったのでびっくりしました。そのほか、心理ゲーム(クイズ)はすごく面白かったです。ただ、人の死を軽率に書いている気もしました。が、最後のまで読むとその意味もわかりました。グロテスクなのもしょうがないのかな。
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そういうオチか!ってかんじです。
微妙に伏線が張ってあったけど、気づかんかった!なんともない描写があとから利いてくる話は大好き!
途中の描写が少しグロイけど、話の展開(謎解き含む)はおれの好きなタイプでよかった♪
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テストによって選ばれた10人の人たち。
クイズ番組だと思ってスタジオに入ると、思いもしなかった殺風景な場所。
唐突に始められるクイズ。いつの間にか外に逃げることは出来なくなっていた。
そして、不正解者は殺されてしまう。
あまりに理不尽なクイズ。
逃げることはもう出来ない。
普通のクイズから一転『この中に犯罪者はいるか』等、意味の分からない
出題に変わっていく。
回答者の中に、心理戦が芽生え始める。
まぁこんな感じです。
結構話に引き込まれますし、本も短いので一気読みできるでしょう。
ただ、、、このラストに納得が出来るかなぁ。
自分はアリだと思いましたが、唐突すぎて。
まぁ、読んで損はないと思いますが、ラストのせいで
賛否は分かれると思います。
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賛否両論あると思いますが、私はこの作品が大好きです。
「優勝すれば1億円。ただし、不正解なら消えてもらいます」
こういったフレーズ大好きです(笑)
もともとクイズというか、推理自体苦手なんで(大体見当違いの方向に推理してしまいます)出題される問題にもわくわくしながら一気に読み進めてしまいました。
ちなみに、もう6回くらい読んでます(笑)
ラストに不満を持つ人が多いと思いますが、私はこのラストが大好きです。純粋に「そういうことだったのか!」と驚きました。
また何度でも読み返したい作品です。
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「優勝すれば1億円。ただし、不正解なら消えてもらいます」
”1億円”と”消えてもらいます”がある意味アレな感じですが、面白く読めました。
ちょっとしたクイズバトルロワイヤル。
雰囲気は「ザ・クイズショウ」みたいな感じ?
オチというか、クイズの意義…クイズを行うための理由がちょっと弱いかなと。
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背表紙の紹介を見て興味を持った本です
10人クイズに挑戦して
外れだった人は消えて行く、という
最初の方のクイズはどうかと思いましたけど
徐々に挑戦者たちの個人情報の問題になっていくのはいい問題だったと思います
あのドラマの「ザ・クイズショー」みたいな感じです
ただ、問題のもってきかたはとてもよいのに
いかに他人を落すかの心理戦が乏しいです
が、その分スムーズに問題が終わっていくので読み進めやすいのは否めません
微妙に血なまぐさい
そしてオチがなんかありがちな感じがしました
……展開的には「ドアD」に似ています
あんな感じ
でも逆にグロい雰囲気を一貫しているドアの方がインパクトがありますね
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好きだよ。こういうの。
だらだらと読みやすい。
ちょっと途中からCUBEっぽい展開になってしまった感じね。
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1億円という破格の賞金が出るという視聴者参加型のクイズ番組に、運よく出演できることになった笠間翔太と恋人の添川陽奈。人気司会者の藤尾康平も姿を現し、意気込んでクイズを始めたが、最初の問題を間違えた回答者がその場で吐血して死亡。楽しいはずのクイズの場が、地獄へと姿を変えた。
とにかく、全てがチープだなぁという感じで、高度な心理戦などを期待しているとがっかりする。小説ではよくあるシチュエーションの中、問題が一風変わっていたので展開に期待したのだが、特にひねりがあるわけではなく、答えもそのままだったり、推理するというよりはただの自白の連続だったり。このクイズ番組が、結局は○○だったというオチなので質問はそれでもしょうがないのかもしれないが、答えがどれも普通で、とりわけおもしろいものも無い。私が主催者なら、全員不合格。細かく設定してある登場人物の職業なども、全然いかせていない。残酷な描写も必要性を感じないので不快なだけ。山田悠介と同じ匂いがするなぁ。
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優勝者には賞金1億円。華々しく広告された視聴者参加型の新クイズ番組。しかし、そこで待っていたのは、死と隣り合わせの残酷ゲームだった。果たして決勝に進んだ十人の回答者の運命は?そしてクイズの真の目的とは?「THE CHAT」の鬼才が放つ恐愕の異色ホラーミステリー(「BOOK」データベースより)
ホラーミステリーと銘打って、このあらすじなら、まぁなんとなく話の内容は読めますよね。
でもなんだかんだとこういった設定は嫌いじゃないので、映画を見るような感覚で楽しめました。
ただ登場人物たちが、それぞれかなりハイスペックの持ち主なのに、それを見せる場面もないままに脱落していくのがどうにももったいない気がしました。
しかも途中から映画の「CUBE」みたいな展開になるし。
ラストのオチも、あまりうまくはないですね。
びっくりはするけど後味は悪い、みたいな。
突っ込みどころもあれこれあるのですが、あんまりその辺は細かく考えないでさらっと読むことをお勧めします。
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うーん、ザーっと読む一気読みする本。
区切って読むよりは、1・2時間あるときに一気読みする方がおすすめ。
私はそんな好みではないけど、好きなひとはすきだと思う。
読み終わったあとの、後味の悪さは気になったかなー。
残酷な描写が苦手、最後のどんでん返しを期待してという方はやめた方がいいかも。