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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 5件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.11
  • 出版社: 平凡社
  • サイズ:20cm/495p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-582-83377-5

紙の本

ミステリと東京

著者 川本 三郎 (著)

久生十蘭、中井英夫、松本清張から、島田荘司、宮部みゆき、恩田陸まで、東京を舞台とした多彩なミステリ小説を糸口に、巨大な犯罪都市「東京」を読み解く。『東京人』連載を加筆・再...

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ミステリと東京

税込 2,640 24pt

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商品説明

久生十蘭、中井英夫、松本清張から、島田荘司、宮部みゆき、恩田陸まで、東京を舞台とした多彩なミステリ小説を糸口に、巨大な犯罪都市「東京」を読み解く。『東京人』連載を加筆・再構成し書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

川本 三郎

略歴
〈川本三郎〉1944年東京生まれ。評論家。著書に「大正幻影」「荷風と東京」「林芙美子の昭和」など。

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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

有名な本ばかり取り上げられているのが嬉しいです。入手も簡単ですが、内容は折り紙つき。再読したくなるものばかり。それにしても島田荘司の地図には気づきませんでした

2008/02/19 20:38

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

まずカバー写真が素敵です。扉写真/植田昭治「水道橋風景」1932年 著作権 Shoji Ueda Office とあります。本当にこんなところが水道橋?と思いますが、もしかすると右手の空があるほうが御茶ノ水で、これは今の中央線が水道橋から御茶ノ水に向う、あの左手の坂道かな、もうじき順天堂がみえるのかしらん、でも1932年に順大はいまのところにあった?なんて思ったりします。

カバーもですが、中身も東京が目いっぱい詰まっています。勿論、ミステリもたっぷり。ここまで書いちゃって平気かな、なんて思いもしますが、そこはプロ、川本のことですから絶妙に寸止め。ま、私などは大半を読んでいますので、あちゃ、というよりは、それならもう一度読み直すか、っていうような記述ばかりです。

今回はまず、川本が紹介する本を目次から引用しましょう。実際には、たとえば最初の『火刑都市』には「幻の都、「東亰」への郷愁を描く」と副題がつくように、全ての本の名前に続いてサブタイトルがついています。今回は字数の関係で省略しますが、なかなか味わい深いものが多いので、そちらもお楽しみください。

・島田荘司(1)『火刑都市』
・島田荘司(2)『化石の街』『ギリシャの犬』『踊る手なが猿』
・バリー・アイスラー『雨の牙』『雨の影』
・宮部みゆき『理由』『東京下町殺人暮色』ほか
・戸川昌子『猟人日記』
・佐々木穣『新宿のありふれた夜』
・桐野夏生(1)『水の眠り 灰の夢』
・桐野夏生(2)『OUT』『顔に降りかかる雨』『天使に見捨てられた夜』
・広瀬正『マイナス・ゼロ』
・大沢在昌『新宿鮫』シリーズ、『野獣駆けろ』『雪蛍』

・小泉喜美子『血の季節』
・日影丈吉『一丁倫敦殺人事件』
・長坂秀佳『浅草エノケン一座の嵐』
・志水辰夫『行きずりの街』『オンリィ・イエスタデイ』
・乃南アサ『凍える牙』『花散る頃の殺人』『ピリオド』
・鈴木光司『仄の暗い水の底から』
・恩田陸『ドミノ』
・小杉健治(1)『土俵を走る殺意』
・小杉健治(2)『灰の男』
・久生十蘭『魔都』

・海野十三『深夜の市長』
・京極夏彦『姑獲鳥の夏』
・藤田宜永『蒼ざめた街』『美しき屍』『哀しき偶然』『堕ちたイカロス』
・藤原伊織『テロリストのパラソル』
・紀田順一郎『古本屋探偵の事件簿』
・逢阪剛 岡坂神策シリーズ『クリヴィッキー症候群』ほか
・藤村正太『孤独なアスファルト』
・篠田節子『絹の変容』『夏の災厄』ほか
・高村薫『照柿』
・中井英夫『虚無への供物』

・松本清張(1)『点と線』『声』『内海の輪』ほか
・松本清張(2)『歪んだ複写』
・松本清張(3)『菊枕』『霧の旗』『空白の意匠』ほか

《書評》
典厩五郎『探偵大杉栄の正月』
物集高音『大東京三十五区 冥都七事件』
 
あとがき

一応、タイトルに上がった書名は55冊(シリーズ名含む)、私が読んだもの30冊とまあ、一応大半とは大げさで約半分、名前を見ても全くわからなかったのは、長坂秀佳ですが作品は読んでいます。ちなみに、ここに登場した作家さんで、好き嫌いは別、未読のかたはいらっしゃいません。うー、辛うじてセーフ、でもないか・・・

まず、私が読んだ本で、好きなものを列挙します。島田荘司『踊る手なが猿』、バリー・アイスラー『雨の影』、宮部みゆき『理由』『東京下町殺人暮色』ほか、桐野夏生『OUT』、広瀬正『マイナス・ゼロ』、乃南アサ『凍える牙』『花散る頃の殺人』、鈴木光司『仄の暗い水の底から』、恩田陸『ドミノ』、久生十蘭『魔都』、京極夏彦『姑獲鳥の夏』、逢阪剛 岡坂神策シリーズ『クリヴィッキー症候群』ほか、高村薫『照柿』、中井英夫『虚無への供物』、松本清張『点と線』『声』『内海の輪』ほか、物集高音『大東京三十五区 冥都七事件』でしょうか。

なかでも好きなのがバリー・アイスラー『雨の影』、桐野夏生『OUT』、恩田陸『ドミノ』、久生十蘭『魔都』、京極夏彦『姑獲鳥の夏』、中井英夫『虚無への供物』、松本清張『点と線』、物集高音『大東京三十五区 冥都七事件』で、これらに関しては全く甲乙がつけられません。今でも再読をしたいものばかりです。

逆に、未読のもので読みたくなったのは戸川昌子『猟人日記』、小杉健治『土俵を走る殺意』『灰の男』、篠田節子『絹の変容』『夏の災厄』です。戸川は名前こそ知っていますが、どの作品も未読。小杉は初期の作品しか読んでいなかったのと、大相撲が好きではないのでタイトルで敬遠していたせいです。篠田は逆に初期作品で読んでいないものがいくつかあって、それがこの二作。

最後ですが、この本で教わったのが島田荘司『踊る手なが猿』です。文庫で読んだ記憶がありますが、あの地図については気にしていませんでした。こうしてみると確かに猿です。そこに感心はしますが、やっぱり脱帽するのはこういうものを見つける島田の目です。まず、普通の人は気付きません。人が見ないものを見る、それは『雨の影』『姑獲鳥の夏』『虚無への供物』『点と線』『大東京三十五区 冥都七事件』にも言えます。一気に読み終わる面白さです。


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紙の本

現代ミステリー小説を基に展開された卓抜な東京論

2007/11/17 23:15

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ブルース - この投稿者のレビュー一覧を見る

東京論が現在、一つの息の長いブームとなっている。ほぼ、毎月、どこかの出版社から関連本が刊行されている。その切口は、文学・社会学・歴史学そして建築学など様々な分野に渡り、内容も硬軟とりどりである。
今回、刊行された川本氏の著作が、そうした東京論の中にあってユニークなのは、ミステリー小説を素材として東京を論じているところである。
川本氏は、これまでにも東京を論じた著作を多く発表して、読書界に大きく迎えられている。『荷風と東京』などは、特に優れた成果とも言ってよい。また、東京を気ままに歩いたライトエッセーなども著しており、これまであまり紹介されて来なかった東京の郊外や路地裏などをいち早く紹介してもいる。
今回の著作では、上述のように、島田荘司以下二十八人の近・現代ミステリー作家の作品を基に、東京の変貌する様子を追っている。

本書の中で注目すべき点は、下町の移り変わりに大きな関心を寄せて論じていることである。宮部みゆきの小説を取り上げた章では、とかく昔ながらの人情が残っていると言われる東京の下町も、時代の歪みを受けて、以前のような美風が失われて来ていることが述べられている。『東京下町殺人暮色』などは、東京の下町がもはや以前の牧歌的なところではなくなって、犯罪が発生する地帯になりつつあることを書いているとしている。

本書のもう一つの注目すべき点は、現代作家に混じって、戦中・戦後のミステリー作家の作品を取り上げ、戦前の東京を論じていることである。
東京が現代的な都市になったのは、二つの大きなカタスタロフィーが契機となったことはよく指摘されている。その一つは、関東大震災であり、もう一つは東京大空襲である。いずれも、東京とその住民に大きなダメージを齎し、東京に大きな変化を生じせしめた出来事である。著者は、これらの出来事をもとにして書かれたミステリー小説を丹念に紹介し、在りし日の東京の姿を描いている。

さらに、東京が真の現代都市に脱皮したのは直接的には東京オリンピックに伴う一連の都市改造にあったことに注目し、昭和30年代に書かれたミステリー小説(特に、松本清張の小説)に注目している。そこでは、現在大きな問題となっている格差が、この時代に端を発しており、地方と都市、とりわけ地方と東京の大きな格差が生まれたことが、時代の歪みを生み、犯罪を引き起こす要因となったことが論じられている。例えば、この時代は、多くの地方の中学卒業生が「金の卵」と称され東京へ集団就職したが、変わり行く大都会の中で次々と挫折していく若者たちの姿を通して時代の過酷さを炙り出している。

本書は、このようにミステリー小説を素材に東京の変貌する有様を具体的に論じており、数多い東京論の中でもとりわけユニークな位置を占めている。また、優れたミステリー小説論としても読めるところが何とも秀逸である。

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2008/01/19 19:32

投稿元:ブクログ

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2008/01/27 08:37

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/11/23 16:00

投稿元:ブクログ

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