これまで読んだタイムマシンもののSFの中でも最高傑作である。異星人の地球侵略を過去に遡って防ごうとする話である。異星人そのものとの戦いではなく、地球に送り込まれた戦闘機械との戦いだが。後半で一見さりげなく語られる異星人侵略の原因が、図らずしてそういうこともあり得るだろうと、妙に納得できる。主戦場は邪馬台国。卑弥呼も登場する。この作者は女性を描くのがうまい。卑弥呼をはじめ、登場する女性たちが魅力的である。敵味方の戦闘機器も空想家学的に興味深い。物語の展開も登場人物の描き方やその他の細部の表現ともに、レベルが高い。最近の日本のSF作家の本はあまり読まないのだが、この作者の作品はいくつか読んでいたこ…
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