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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2007/10/03
  • 出版社: 平凡社
  • サイズ:29cm/167p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-582-94510-2
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紙の本

石見銀山 世界史に刻まれた日本の産業遺跡 (別冊太陽)

著者 田中 琢 (監修)

大航海時代の世界経済や日本の国家統一にも影響を与えたという石見銀山を総力取材。自然環境と共生しながら今日まで歩んできたその歴史と文化を、オールカラーの写真とともに紹介する...

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石見銀山 世界史に刻まれた日本の産業遺跡 (別冊太陽)

税込 2,640 24pt

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商品説明

大航海時代の世界経済や日本の国家統一にも影響を与えたという石見銀山を総力取材。自然環境と共生しながら今日まで歩んできたその歴史と文化を、オールカラーの写真とともに紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】

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評価内訳

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紙の本

世界遺産登録よりも大切なこと

2011/03/26 02:09

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:想井兼人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 平成19年7月に石見銀山とその文化的景観が世界遺産に登録された。日本の14件目の登録である。銀鉱山や鉱山町はもちろん、鉱山を守った中世城郭、銀や生活物資の出入港、鉱山町と港を結ぶ街道セットの登録である。本書は世界遺産登録を果たした石見銀山とその文化的景観の意義について、歴史学、考古学、民俗学を主としてまとめたものである。さらに地元の人びとの取り組みに関する記事も収載されている。

 世界遺産登録前の石見銀山は歴史に埋もれていたといっても過言ではあるまい。しかし、中世にはポルトガルの世界地図には掲載されており、さらに国内でも大内氏や尼子氏、毛利氏がその領有を目的として合戦を繰り返した。また天下統一を果たした豊臣秀吉や徳川家康は必ず石見銀山を直轄とした。歴史上の石見銀山は国内外で注視されるような場所だったのである。まさしく世界遺産として登録されるべき存在と言えよう。

 世界遺産登録への道のりは平坦ではなく、地元の人びとの石見銀山に対する深く長い愛情と活動があってこそ実現できたものだったらしい。石見銀山保護の活動は昭和33年までさかのぼる。この年に大森町全戸が加入して大森町文化財保存会が結成されたのだ。この民間の団体が遺跡の清掃活や説明板等の設置といった活動を始めたとのこと。世界遺産登録への第一歩だ。

 地元の人びとは世界遺産登録を目指して行動を起こしたわけではない。あくまで自分たちが暮らす地域の歴史や文化を慈しむ気持ちからの行動と思う。本書には世界遺産登録で起こると考えられる問題点、「旅行業者が安直な世界遺産巡り駆け足ツアーを喧伝したり、マスコミがそれを助長するような興味本位の報道をするようになると、事態は地元メンバーの制御を超えてしま」(158頁)い、地元の人びとの日常生活を脅かすことへの懸念が記されている。お金が落ちることを目的としていないだけに、地元の人びとの気持ちは複雑に違いない。

 こういう問題に対処するべく官民一体となって協議会を立ち上げ、「石見銀山を守る」、「石見銀山に招く」、「石見銀山を活かす」、「石見銀山を伝える」という4つの分科会に分かれて活動を進めてきたという。埋もれてしまっては受け継いでいけなくなる。かと言って観光客優先にすると地元の活力がかえって低下する。地元と観光客の調和を図りながら、石見銀山の伝え守っていく模索は今も継続しているだろう。

 文化の伝承と公開をいかに実践するべきか。これは石見銀山に限らない重要な問題であろう。本書には文化伝承の試みとして興味深い事例が紹介されている。大森町の重要伝統的建造物群保存地区の北端に熊谷家住宅がある。江戸時代には代官所の御用達で町役人も勤め、石見銀山の鉱山経営や酒造業もてがける有力商家である熊谷家。その住宅公開は、地元の女性陣が中心となって繰り広げられたという。彼女たちの活動は幅広い。家財調査から整理、展示の一切を実践したのだ。調査は実測や写真撮影、資料調査に古老や職人からの聞き取りと民俗学の調査そのもの。さらに展示に至っては廃棄されてしまいそうな布類の再生は当り前、重箱展示のために縫いぐるみで郷土料理の再現まで手掛けてしまった。その完成度の高さには目を見張るものがある。プロが一回限り手掛ける活動とは異なり、地元に根付いた知識や技術は、今後も様々に形を変えながら観光客の目を楽しませつつ、受け継いできたものを次代へと引き継ぐことになる。

 世界遺産の登録は多くの注目を集めるとともに、地元への負担も大きい。さらに、ブームは一過性のもので、数年たったら元通りということもあるのではないだろうか。それは世界遺産に限らず、様々な文化遺産に共通すると考える。しかし、石見銀山は守り継ぐことを第一義として地元の人びとが地道な活動を展開してきたという経緯がある。観光客が訪れてお金を落としてくれることももちろん大切なことであるが、そこを重視し過ぎるとブームが過ぎ去った後には何も残らなくなってしまう。世界遺産の暫定リスト入りそして世界遺産登録を目指す自治体は多いだろうが、物事の本質を見失うと世界遺産どころか地元からも見向きもされないことになりかねない。文化伝承を考え実践する第一歩として本書をお薦めしたい。

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2008/03/30 20:02

投稿元:ブクログ

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