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  • みんなの評価 5つ星のうち 4 17件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.11
  • 出版社: 日本経済新聞出版社
  • サイズ:20cm/367p 図版16p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-532-35286-8

紙の本

波乱の時代 下 世界と経済のゆくえ

著者 アラン・グリーンスパン (著),山岡 洋一 (訳),高遠 裕子 (訳)

世界経済の司令塔として活躍したグリーンスパン前FRB議長が、資本主義や金利についての「哲学」をあますところなく述べる。また、中国の未来、広がる格差、エネルギー危機など重要...

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波乱の時代 下 世界と経済のゆくえ

税込 2,200 20pt

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商品説明

世界経済の司令塔として活躍したグリーンスパン前FRB議長が、資本主義や金利についての「哲学」をあますところなく述べる。また、中国の未来、広がる格差、エネルギー危機など重要なテーマを論じ、今後の世界を予測する。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

アラン・グリーンスパン

略歴
〈アラン・グリーンスパン〉1926年ニューヨーク生まれ。ニューヨーク大学で経済学博士号を取得。74年から77年にかけて大統領経済諮問委員会(CEA)委員長、87年から2006年までFRB議長を務めた。

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評価内訳

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紙の本

謙虚な執筆が好感を呼ぶ好著

2008/04/16 00:55

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:JOEL - この投稿者のレビュー一覧を見る

 FRB議長と言えば、世界中の金融関係者がその発言に常に注目するほど大きな存在だ。アラン・グリーンスパンはその要職を18年半も務めた。米国大統領よりもメディアで見かけることが多い職務を果たし終えて、出した回顧録が本書である。出版当時から話題を集めた本書であるが、期待を裏切らなかった。

 ただし、読者の多くが期待するようなFRBの舵取りの成果を誇るような記述は少ない。下巻では、むしろ俯瞰的な目で、淡々と米国経済や世界経済を眺めている。自分の仕事の成果をほめあげるようなことはしない。

 米国では、自分の実際の能力以上にアピールしないと生き残っていけないとはよく言われることであるが、本当の頂上を極めた人はいたって謙虚である。グリーンスパンもそのひとりだろう。

 本書では、米国経済についての記述が当然多くなるが、中国、インド、ロシアといった、急激な経済成長を遂げている国についての分析が鋭い。FRB前議長が、こうした国の内情に精通しているのは当然なのかもしれないが、その肩書きを考えれば、傾聴に値するものがある。

 3カ国とも市場経済に参入してきたおかげで、世界経済に好影響を与えているが、各国の弱点に言及することも忘れない。中国では農村部から都市部への人口移動の制限、インドは民主主義と言いながら官僚的手続きが極めて煩瑣であること、ロシアはエネルギー部門をどんどん国有化していってしまったことなど。

 グリーンスパンが一貫して述べているのは、市場による調整、古い言葉を用いれば「神の見えざる手」への全幅の信頼である。市場に任せれば、少々の揺らぎもやがては収まり、自立的な回復に向かうとしている。

 もっとも、本書が印刷に回されたあとにサブプライムローン問題が表面化しているので、これについてもあてはまるかどうか定かでない。しかし、ここ数十年ではなく、もっと長期的視野で世界経済を見たとき、規制の少ない国ほど、経済的に成功を収めており、その筆頭は米国ということになる。
 規制をとき、自由に競争できるようにすれば、全体としては発展を遂げることを繰り返し例証している。

 ただし、グリーンスパンの目には経済成長にともなう影の部分へのまなざしが弱いと感じられる。米国には目をつむりたくなるような影の部分がついて回るものだ。職務上、大局的な動きをとらえることにとどまるのはやむを得ないかもしれないが・・・。

 それにしても、FRBが果たせる役割の範囲は狭いという書きぶりは、FRBに寄せる期待の大きさからすれば、読者を驚かせるものがある。それほどに、今日の世界経済は肥大化し、流動性資金が巨額になっているのだ。日本や中国が大量に米国債売却する事態になっても一時的な影響にとどまる、という見方にはあっけにとられてしまう。つまるところ、米国が規制のない、自由競争で、法の支配の行き届いた国である限り、代わりの買い手は現れるという見方である。

 これほど、市場の調整能力に信頼を寄せてしまうとFRBの出る幕はなさそうに思えるが、グリーンスパンによれば、インフレ懸念が生じたときの金融引き締めはやらなくてはならいという。議会を説得できなければ、ポピュリズム勢力によって、金利引き下げの圧力、いや恫喝さえ起きてくる。これだけはFRBでなくしてはできないという。経済成長に悪影響を及ぼすのはなんといってもインフレだという確認が出来る。

 FRBの力に限りがあるとすれば、可能な限りオーラをまとい自分を大きく見せる以外にFRBの力の行使はない。在任中、明瞭でない議会証言から、解釈が判然とせず、みんな魔法にかかったようになっていたが、そうしなくては、FRBへの信頼が失墜したのだ。「マエストロ(名指揮者)」とは、自分の実際の発言以上に、効果を持たせた議長への絶妙な描写であろう。

 議長職を退任しての、本書での歯切れの良さは、読者に意外な感じを与える。イラク戦争が石油に関わる戦争であるとした箇所は、米国でも物議を醸したようだ。もともとこれだけ透徹した目を持っていた人である。本質をずばり見抜いていても不思議ではない。最終章の、未来を占うところだけでも読む価値ありの書であろう。

 ちなみに日本に関する記述はわずかしかない。ほとんど存在感がないのである。それが実情である。

 それにしても、注目の分厚い書ながらすらすら読むことができた。

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紙の本

より良い社会を求めるための実験は続けなくてはならないだろう

2009/02/06 22:49

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 上巻の回顧録調から打って変わって、下巻では著者から見た世界経済の現在と未来が語られている。まずは日本や欧州、中南米など、世界経済のキーとなるような国の経済政策のこれまでの傾向について語り、エネルギー問題や高齢化問題など、今後の世界経済の大きな課題の原因を、新自由主義的な視点から分析している。日本の経済政策に対する分析や、アメリカの教育問題に関する分析など、かなり率直に思ったことを語っているように見受けられる。
 ただ、大きな課題設定としては適切だとは思うのだが、その解決は全て新自由主義によるのが適切だと言う単純さは、心霊現象の原因は全てプラズマだ、という思想に似た危うさを感じる。確かに、経済は市場を無視して成立するものではないが、市場は非常に大きな力には容易に屈するものである。市場はその過程において正しいかもしれないけれど、結果が最善とは限らないと思う。

 物理学では、古典力学で大きな物体の動きが説明できるようになり、量子力学により非常に小さな物体の動きが確率論的に予測できるようになった。そして古典力学は量子力学の近似として説明できることも分かった。つまり、非常に小さな原子の動きも、それが寄り集まって出来た星の動きも、根本的には同じ理論で説明できるわけだ。この理由の一つは、同じ種類の原子は全く同じ性質を持つことにあると思う。つまり、どの原子を選んでも、種類が同じならば挙動は同じなのだ。
 一方、経済学は人間の行動を予測する学問だ。そして経済の構成要素たる人間はそれぞれ異なる。このことが予測を難しくしている。確かに大部分の人は同じ状況では同じように行動を取るかもしれない。しかし、他人より儲けようと思い実行できる人は他人と違う行動を取る。これが経済学が理論として完成し得ない理由の気がする。
 さらに問題なのは、大金持ちの経済に対する影響力は、普通の人たちの経済行動をほとんど無視できるほど大きいということだろう。こう考えると、経済における人の集団は必ずしも均質とはいえず、寡数の大資本家の影響によって左右されることもありうるだろう。だから、市場が全体にとって最善の結果をもたらすわけではないと思うのだ。

 市場は確かに正しい。しかし、正しくない行動をする人にも最良の結果をもたらすために、より良い経済政策のあり方を探す姿勢は失わない方が良いだろう。

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2008/04/21 00:55

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2008/04/21 13:08

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2008/11/23 20:43

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