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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.6 12件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.9
  • 出版社: 早川書房
  • サイズ:20cm/349p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-15-208852-9
新書

紙の本

NEXT 上 (Hayakawa Novels)

著者 マイクル・クライトン (著),酒井 昭伸 (訳)

患者が持つ特別な細胞を製薬会社へ売り、莫大な利益を得た大学病院。当の患者は、大学と製薬会社を相手取って訴訟を起こす。成熟を加速させる遺伝子を組み込んだ新薬。それを誤って口...

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NEXT 上 (Hayakawa Novels)

税込 1,870 17pt

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商品説明

患者が持つ特別な細胞を製薬会社へ売り、莫大な利益を得た大学病院。当の患者は、大学と製薬会社を相手取って訴訟を起こす。成熟を加速させる遺伝子を組み込んだ新薬。それを誤って口にした男の体に起こる異変とは?離婚訴訟で親権を得るため、夫が妻の遺伝子診断を依頼。これが社会の常識になるのか?一流のスポーツ選手、CEO、国家の指導者たちはみな同じ遺伝子を持っていた—その学説が引き起こす大きな波紋。巨大なゴキブリ、おとなにならない仔犬—最新技術によって、新しいペットが誕生する?ヒトの遺伝子を導入して生み出されたチンパンジーとオウム。人語を自由にあやつる彼らが起こすさまざまな事件。巧みにちりばめられたエピソードの中から、やがて浮かび上がる悪夢のような未来図。“超頭脳”クライトンが斬新かつ大胆な構成で描く最新作。【「BOOK」データベースの商品解説】

今、遺伝子テクノロジーが危ない! ヒトの遺伝子を動物に導入したら? 自分の細胞が知らぬ間に売られていたら? 成熟を加速する新薬が開発されたら? 最先端の情報を駆使し、驚愕の未来図を斬新かつ大胆な構成で描く。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

マイクル・クライトン

略歴
〈マイクル・クライトン〉1942年イリノイ州シカゴ生まれ。ハーバード・メディカル・スクール卒業。「緊急の場合は」でアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞。ほかの著書に「恐怖の存在」など。

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みんなのレビュー12件

みんなの評価3.6

評価内訳

紙の本

読み出したら止まらない、遺伝子テクノロジー入門

2007/09/07 20:46

9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:sheep - この投稿者のレビュー一覧を見る

大変な人気作家の本、読むのは初めて。映画「ジュラシック・パーク」は、さすがに何度かテレビで見たが荒唐無稽と思え、手っきり気楽な娯楽作品を書く人と考えていた。

遺伝子というキーワードで偶然読んだ本書、難しい最先端の遺伝子テクノロジー、遺伝子医療に関わる話題を、悪者が追いかけ善人が逃げるというどたばた喜劇に仕立ててあるので、読み始めたらもうとまらない。
ある患者が持つ特別な細胞を、大学病院が勝手に製薬会社へ売り、大学病院は莫大な利益を得る。当然その患者は、大学と製薬会社を相手取り、訴訟を起こす。遺伝子特許や、細胞、本来、一体誰のものなのだろう?

主人公の学者が、若いころ軽い気持ちで実験に参加した結果が、大変なことになる。まさかそんな人工的な生物作成が可能なのかといぶかる登場人物?の描写に驚かされる。登場人物?というのは、ヒトの遺伝子を導入して生み出されたチンパンジーとオウムだ。知能も高く、言葉を自由自在にあやつる彼らが起こす奇想天外な事件。

人類学と医学を学んだ作家だけのことはある。遺伝子治療・遺伝子にかかわる特許、学会、政治の問題が見事に浮き彫りにされる。マスコミ、研究者、政治家、医薬品会社に対してはかなり辛辣な描写をしている。奇妙な学説の登場も笑わせる。学会の政治、専門分野論文審査の難しさについても書いてある。時代の話題の、急速に発展している学問分野であっても、いや、そうであるがゆえに、「権力に迎合する学者たち」 や「業界と癒着した官僚」が、跋扈している現実のカリカチュアでもあろう。

主人公?のチンパンジー人間に、すっかり愛着がわいてしまった。素人には、そういうことは実際にありえるのでは、とさえ思えるほど。「ジュラシック・パーク」に負けない面白い映画になるに違いない。というより、もっと大きな社会的衝撃がありそうだ。恐竜再生とは異なり、こちらは日々の生活・医療にかかわるのだ。マイケル・ムーアが、アメリカの医療制度問題を取り上げた「シッコ」のような衝撃、一般人の関心を高める効用があるだろう。ムーアの「シッコ」は「美しい属国日本」に、やがて到来する宗主国並の過酷な医療制度の光景をかいま見せている。一方「NEXT」は、未来の遺伝子医療における大きな問題を警告している。

巻末には、参考文献だけでなく、遺伝子特許、遺伝子研究にまつわる提言もある。諸手を挙げて賛成とは言わないが、考えさせられる内容だ。現状の問題、そしてこれから起き得る様々な問題を含めて。

長い間、暇つぶしの娯楽作品を書く人と思い込んでいたのは大きな誤解だったようだ。大広告主=スポンサーである、製薬メーカーや、保険業界に有利なニュースや番組だけ垂れ流す、テレビとは大違い。
学会の人間でないからこそ、ここまで大胆に問題を描けるのだろう。はらはらさせながら、学問とは、政治とはを深く考えさせられる良質の娯楽作品だ。
同じ著者による「恐怖の存在」も読みたくなってきた。

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紙の本

ジェットコースター小説

2008/01/16 22:25

9人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

マイケル・クライトンの小説はどれもこれも構成が似ている。最初に、何の説明もなく複数の場面が同時平行的に現れ、複数の登場人物がそれぞれに登場し、バラバラにストーリーが進行していく。本書のメインテーマは遺伝子操作だが、それはあくまで話のネタに過ぎないのであって、クライトン小説のキモはこの場面構成にある。要するに読者は、一体この全然違う場面設定に一見何の関係も無いように登場した人物達が、どういう意味を持つのか。どう絡み合っていくのか、その謎解きこそがクライトン小説の本当のテーマなんである。最初に死ぬ人間が出てくるが、それは場面に緊張感を持たせるためにだけ死んでいくのであって、端役も端役、たいていはただの無駄死にでメインのストーリーには何の関係もない。そうしていくうちに、最初は全然関係なさそうに見えた登場人物のあの人とあの人が、実は幼馴染だったり、実はかつての恋人だったりして、ゆっくりゆっくりと絡み合っていく。絡み合い絡み合いでだんだん登場人物の本来の役割、登場してきた意味がわかってくると、あとは一機にジェットコースターのようなアクションシーンに突入する。拳銃の打ち合い、恐竜との追っかけごっこ。。。こうしてお話は一機にクライマックスを迎えるのだが、結末は意外とあっけない。彼の小説の目的は謎解きではない。謎は結末に至る過程で解けてしまうのであって、要するに登場人物の人間関係そのものが「謎」であり、面白さの源泉なのだ。だからそれが解けてしまうと、あとは「なーんだ」ということになる。

クライトンの売りは、彼が医学部出身であり、医学含む理系知識に明るいことだろう。そして、その時、その時の理系的話題をタイムリーに取り上げては、それをネタにジェットコースター活劇を編み出すところにある。しかし、一見真面目にその「理系話題(遺伝子操作とか、地球温暖化とか)」を考えているように見えて、実はただ茶化しているだけだと私には思えてしまうのである。

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