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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2007.8
- 出版社: 新潮社
- サイズ:20cm/263p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-10-471103-1
紙の本
やってられない月曜日
著者 柴田 よしき (著)
私、高遠寧々、28歳。実はコネ入社だけど、いちおう大手出版社経理部勤務。彼氏なんていなくても、気の合う同僚もいるし、お気楽な一人暮らしを満喫中。でも、そんな平凡な日々にも...
やってられない月曜日
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商品説明
私、高遠寧々、28歳。実はコネ入社だけど、いちおう大手出版社経理部勤務。彼氏なんていなくても、気の合う同僚もいるし、お気楽な一人暮らしを満喫中。でも、そんな平凡な日々にも、不倫、パワハラ、社内イジメなどなど、いろんな事件は潜んでて—。「やってられない」本音満載のワーキングガール・ストーリー。【「BOOK」データベースの商品解説】
私、高遠寧々、28歳。実はコネ入社だけど、いちおう大手出版社経理部勤務。彼氏なんていなくても、気の合う同僚もいるし、お気楽な一人暮らしを満喫中。でもそんな平凡な日々にも、いろんな事件は潜んでて−。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
やってられない月曜日 | 5-45 | |
---|---|---|
誰にもないしょの火曜日 | 47-90 | |
とびきりさびしい水曜日 | 91-128 |
著者紹介
柴田 よしき
- 略歴
- 〈柴田よしき〉東京生まれ。1995年「RIKO」で横溝正史賞を受賞しデビュー。警察小説、本格ミステリ、伝奇ロマン、恋愛サスペンスなど幅広く作品を発表。ほかの著書に「求愛」「小袖日記」など。
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紙の本
働くということ、生きるということ
2007/11/26 20:58
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はぴえだ - この投稿者のレビュー一覧を見る
リアリティがある。共感できる。
それがこの小説の特徴だ。
働く人すべて、その中でも特に女性は“分かる~”と思うことが多いのではないだろうか?
この作品の著者は以前にも「ワーキングガール・ウォーズ」という、働く女性・キャリアウーマンが主人公の話を書いていて、その作品中にも共鳴できる部分がたくさんあり、少しミステリ的な仕掛けもほどこされていて、楽しく読むことができた。
ただ主人公の女性は平均的な女性とは少しずれていて、ちょっと違うかもーと思うところもあった。
今回の作品は以前の作品よりも、エンターテイメント的な部分が取り除かれているような気がしたが、その分多くの一般的な人が、特に女性が“そう、そう!”と頷けるようなエピソードが盛り込まれていて、読んでいて思わず、分かるわーと思ったり、身につまされたりする。
どうしてこんなに分かるんだろう?と首をひねっちゃうくらい。
私が日々思っていることを、全て代弁してくれている気がして、何だか不思議な気分。
主人公がほんの少しだけ成長する。一気には変わらない。ゆるやかな変化。
すっきり解決はしない。答えがすべてあるわけでない。
働くということは、生きるということは、本当に難しい。
けれども、私も少しがんばってみようかな、と思わされる作品だった。