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紙の本
QED〜flumen〜九段坂の春 (講談社ノベルス)
著者 高田 崇史 (著)
千鳥ヶ淵の桜の下、花弁を握り締めて男が死んだ—。中学生の桑原崇は、聡明な女教師・五十嵐弥生に思いを寄せるが、ほろ苦い思い出を残して彼女は消え、崇の胸には一つの疑問が残った...
QED〜flumen〜九段坂の春 (講談社ノベルス)
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商品説明
千鳥ヶ淵の桜の下、花弁を握り締めて男が死んだ—。中学生の桑原崇は、聡明な女教師・五十嵐弥生に思いを寄せるが、ほろ苦い思い出を残して彼女は消え、崇の胸には一つの疑問が残った。それぞれの青春を過ごしていた、棚旗奈々や御名形史紋の周囲でも起こる怪事件。すべての糸が、一本に美しくつながるQED初の連作短編集。【「BOOK」データベースの商品解説】
中学生の桑原崇は、聡明な女教師・五十嵐弥生に思いを寄せるが、ほろ苦い思い出を残し彼女は消え、崇の胸にひとつの疑問が残る。棚旗奈々や御名形史紋の周囲でも怪事件が起こり…。QED初の連作短編集。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
九段坂の春 | 9-88 | |
---|---|---|
北鎌倉の夏 | 89-187 | |
浅草寺の秋 | 189-283 |
著者紹介
高田 崇史
- 略歴
- 〈高田崇史〉1958年東京都生まれ。明治薬科大学卒業。「QED百人一首の呪」で第9回メフィスト賞を受賞しデビュー。著書に「QED河童伝説」「鬼神伝」など。
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紙の本
九段坂の春
2020/11/04 19:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
出会う前の崇と奈々の話が興味深かったです。縁は異なもの味なものとはよく言ったものだと思います。やはり、変人は子供の時から変人なのだと妙な納得も。
紙の本
シリーズ読まずして番外編を語る
2007/10/20 00:45
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:空蝉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
九段坂の春 北鎌倉の夏 浅草寺の秋 那智瀧の冬 と春夏秋冬に章が分かれており、各章が独立しているようで薄く広く繋がっているオムニバス形式?のシリーズ番外編。番外編とはいっても初読みの私でも十分楽しめる作品であり、すべての章を通じていえるのは恋とその破局が移り変わる二都の四季を背景に描かれているからかするりと馴染む。
初恋に始まる「起」の春、鎌倉の南北朝時代を背景にめまぐるしく推理が錯綜し若者達の盛んな会話が熱い「承」の夏、老人の語「件(くだん)」やご本尊の性的な本来のイワクを軸に鎌倉から浅草寺へと話が「転」ずる秋、すべての散らばった箇所が集「結」し恋に始まった物語が一人の女の語りによって終「結」する冬。
各章とも面白く、民俗学ミステリーとしても歴史学的にも(あまり日本史に詳しくない私などには)興味深く読ませていただいた。
難点を言えば、「夏」が弱かったように思う。ここがなくても全体がまとまってしまうくらいに。普通一般高校生がこんな年号やら人の名前やら出来事やら・・・ましてや本尊の名前やらまで暗記してるか!って突っ込みたくなるくらいだったが、まあそこはご愛嬌だろう。しかしまぁこれだけのことが言える高校生に会ってみたいものだ。
ただ全体としての話運び、読ませるストーリーはさすが。シリーズ化しているだけある。やはり本編を読んでおかなければ!と思うほどには面白かった。