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精霊の守り人 １ （ガンガンコミックス）
著者 藤原 カムイ,上橋 菜穂子
精霊の守り人 １ （ガンガンコミックス）
精霊の守り人 1巻
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- 税込価格：1,330円（12pt）
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電子書籍
このバルサは、綾瀬はるかではないぞう
2017/03/31 16:49
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
藤原カムイ版を読んだのは、もう10年近く前だったようだ。単行本化されるまで、しかも第２巻が出るまで知らずにいて、遅ればせながら読んだというやつだ。
その時には、原作つきをマンガ化しようと果敢に挑み、作品を自分の側に引きつけて楽しんで描いているようにみえた。
その一方で漠然とした違和感のようなものも感じていた。やはり、すでに原作を始めいくつもの媒体で描かれてきていたので、そこに藤原カムイ版がどう食い込むことができるのかわからなかったのだろう。
改めて、電子書籍で読み直してみて、やはり同じような印象を持ってしまう。この間に、NHKのドラマにもなったからというわけでもないだろうが、そうした幾層ものバルサが交錯してしまうように思えてしまうのは私だけだろうか。
それでも、このカムイ版バルサはよく頑張っている。続きが読みたくなってしまうのは、原作の魅力だけではないと思う。
紙の本
いやあ知らないかったなあ、藤原カムイが「精霊の守り人」を描いていたなんて
2008/06/15 17:15
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
実は第２巻が出るまで、この作品の存在を知りませんでした。藤原カムイ・フリークとまでは言わないにしても、全集を持っていたりするくらいに好きな作家なのに、不覚でした。言い訳がましく言うのならば、最近の藤原カムイは少年誌に発表の舞台を移している傾向があり、この作品もそうしたものだから、40代のおじさんにはチェックのしようがないのかもしれません。それにしてもなあ。
で、遅ればせながら読みました。
原作つきです。
過去にも原作つきの作品をいくつか描いている藤原カムイですが、どれも自分の側にかなり引きつけて描いていたという記憶があります。この作品も自分の側に引きつけて描こうとしているように見えますし、それを楽しんで描いているようにも見えます。
ただし、読んでいるこちら側がそれを楽しめているかと言うと、やや違うようにも思います。
まず原作がもともときちんと作られているファンタジー小説であること。原作を知らない人ならば藤原作品として楽しめるかもしれませんが、やはり原作ですでに出来上がっているイメージがそれぞれにあるように思います。そこにうまく合わせるか、いい意味で裏切るかできているのか、１冊だけでは評価しにくいところがあります。
さらに、すでにアニメ化もされていて、こちらは藤原カムイのキャラクターではないので、イメージを混乱させられる恐れがあります。もちろんこれは藤原カムイの責任ではないのでしょうが、ある意味冒険をしているようにも思えます。
それでも藤原カムイ自身が「これは自分がやらなければいけない仕事」と思うように、水が深く関わっていたり、女性のキャラクターが活躍するという、ある意味非常に藤原作品に典型的なものだと言えそうです。
１冊だけでは評価しにくいところもあり星３つですが、すぐにでも次巻を読みたい気にさせるものには違いありません。
紙の本
粛々と
2023/10/09 22:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白い、面白いけど粛々と原作通りにこなしている印象が否めない。
アクションを含め絵がとてもよいだけにもっと熱が欲しかった。
