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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.3 110件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.7
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:20cm/133p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-214213-7

紙の本

わたくし率イン歯ー、または世界

著者 川上 未映子 (著)

デビューと同時に激しめに絶賛された文筆歌手が魅せまくる、かくも鮮やかな言葉の奔流!リズムの応酬!問いの炸裂!“わたし”と“私”と“歯”をめぐる疾風怒涛のなんやかや!とにか...

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わたくし率イン歯ー、または世界

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商品説明

デビューと同時に激しめに絶賛された文筆歌手が魅せまくる、かくも鮮やかな言葉の奔流!リズムの応酬!問いの炸裂!“わたし”と“私”と“歯”をめぐる疾風怒涛のなんやかや!とにかく衝撃の、処女作。第137回芥川賞候補作。【「BOOK」データベースの商品解説】

あんたら人間の死亡率。人間のわたくし率こそ100パーセント! 文筆歌手が魅せまくる、かくも鮮やかな言葉の奔流! 「わたし」と「私」と「歯」をめぐる疾風怒濤のなんやかや。表題作ほか「感じる専門家採用試験」を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

わたくし率イン歯ー、または世界 5-109
感じる専門家採用試験 111-133

著者紹介

川上 未映子

略歴
〈川上未映子〉1976年大阪府生まれ。文筆歌手。「わたくし率イン歯ー、または世界」が第137回芥川賞候補作となる。他の著書に「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」など。

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みんなのレビュー110件

みんなの評価3.3

評価内訳

紙の本

うーん。すごいです。

2010/12/08 18:43

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:K・I - この投稿者のレビュー一覧を見る

図書館に行くと、
新刊など話題になった本のコーナーがあり、
CDを予約しただけで、他に本を借りる予定がない私でも、
そのコーナーだけは一通り見ることにしているわけで。

そんなときに、この本を見つけて。
借りた。

でも実はその前に一つの「行為」があり、
それは、CDを借りるだけでなく、
「か」行の作家の棚を見て回ったこと。

川上未映子の小説を読みたいと思いつつ、
じゃあ、「か」行だな、と「か」行に行ったはいいものの、
そこに川上未映子の小説はなく。
小説だけでなくエッセーも対談集もなく。

私は、ぐるりと棚を回って、「か」行から遠ざかったのでした。
しからずんば、「新着」コーナーをまだのぞいていないことに気づき、
そちらを見たならば、ば、
そこにあるこの本。

さっそく借りて、読みました。

当時、『マシアス・ギリの失脚』(新潮文庫)という長編小説を読んでいたゆえ、
この本は、本棚に積んでおいたまま、手にとられることはなかったのですが、
『マシアス・ギリの失脚』を読み終わったその日に、
次の本として手をつけたわけで。

(しかし、「手をつける」という言葉な、性的な意味にも用いられるゆえ、
 ここで用いるべきか少し躊躇、というか戸惑いのようなものがないわけでもなく。
 ただ、やはり、ここでは、「手をつける」という言葉が適切と思え、
 やはり、読書には性交と相通ずる部分がなきにしもあらずかも、とも思いつつ、)

川上未映子さんの小説は『乳と卵』(文春文庫)を読みましたが、
それとはまた違った感じで、
「初小説」でここまで書けるのはすごいなあ、と、
ある意味自意識のダダ漏れ、
だが、そのダダ漏れが文学になっている部分、
あるいは、丁寧に読めばかなり深刻な部分も孕んでいる個所を読み、
「ああ、これはすごい」と
手練手管にまいった男のように吐息をもらしたのでした(脳内で)。

『ヘヴン』をまだ読んでおらず、
ただ、ここまでこの人の小説にすごいなあ、と思うと、
遠からずうちに読まざるをえず、

そうそう、この小説では関西弁が生きていて、
関西弁で相手をののしるところなんて、迫力がありますなあ。
ただ、こちらは活字を読んでいるだけなのに、
なにやらこちらまで関西弁でののしられている気分、

それにくらべて、「わたし」の自意識への縛られ方。

『ヘヴン』もそのうち読んでみます。

あ、今買って読むなら文庫版がおすすめでっせ。

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紙の本

感受性の強すぎる女の子。生きづらそう。

2017/05/20 00:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

難解との評価がありますが、他の作品を何点か読めば理解
できます。初小説なので魂のほとばしる若書きであり、初読み
には適しません。
それでも、この作品で才能に気付き、支えてくれた人たちが
いることに心底驚きます。ぶっ飛んでいて幻惑され、文章も
あちこち穴だらけなのに、なぜか伝わるのです。
こういうことだろうなと頭の中で補正が入ります。

川上未映子さんの作品を最初に読んだのは「乳と卵」です。
斜め上感に大いに戸惑いました。そして心に引っかかりました。
「あこがれ」、「すべて真夜中の恋人たち」はお薦めです。
「おめかしの引力」というエッセーも読みました。
満を持してのこの作品です。

自分という存在を確かめながら生きている女の子。
わたくし率100%の状態と0%の状態。自分の心と体の
存在とはいったい何だろうと問いかけているような、どこか
定まっていない人です。
思い込みが激しく、気持ち悪がられ、思い起こすといじめも
受けてという、自分の感受性の強さを持て余しています。

他の川上作品と同じく、作者本人のどこかを膨らませて
書いている感じがします。以下に自分の解釈を書きます。
とっちらかっている作品なので、他人がどう読んだのか
気になります。読了された時にお役にたてば嬉しいです。

―<解釈です>―

歯医者で会話がかみ合いません。
主人公の私は、体のどこかに年齢や性別などの個の情報から
離れた主観の入らない部分があり、それは計算や法則みたいな
もので、例えるとドーナツの穴を詰めるもののような第三者的な
存在で、それこそが奥歯だと思っています。

歯医者は理解しませんし、だんだんと面倒くさくなって
ハイ分かりましたから歯を見せて下さいねとなる訳です。

そもそも私は化粧品をデパートの一階で売っていて、
他人のメイクをするうちにだんだん心が病み、
ふと見つけた新聞広告につられて歯科助手に応募したのです。
全てを取り繕っていた化粧の世界から、全てをさらけ出し
口の中という中身まで見られてしまう歯医者の世界。

その中で見つけた答えが奥歯です。
くいしばり、ゆるがない自己の象徴である存在。
未来への子どもの手紙が、文中で折り重なるように日記調で
記されていきます。

子どもへの愛を語るうちに、お客さんで来た青木君の話に
すり替わっていきます。昔、優しい言葉をかけてくれた青木君を
その言葉を、私はずっとずっと大切に思っていました。

青木君をつけまわしてアパートに行き、そこにいた女にはじき出され
青木君からは誰でしたっけと腫物を触るみたいに聞かれ、
私は這いつくばったまま、がこんがこんと階段を落ちていきます。

自分が信じていたものが音を立てて崩れていったのです。
いじめられ嫌がらせをされたとき、ぐっと奥歯をかみしめて
耐えていたあの日。心を閉ざし、体を守り、何も考えずに
脳髄の反射のように働いていた奥歯。

囚われた自分を解放すべく、私は奥歯を抜くのです。
麻酔をかけずに。傷みを自分の体に刻みながら。

誰だって心のどこかに芯があるのです。奥歯はその象徴です。
その芯を捨てなければならない時は、未来への成長か、
過去との決別なのですが、この物語では判然としません。
しかし奥歯を抜いてしまえば、いつ終わるのかと奥歯をかちかち
鳴らしていたあの日は、もう戻ってくることはありません。

私は心と対話する作品と読みました。
ラストシーン手前で、奥歯を抜いたら限りなく無に近づき
わたくし率0%になる感覚を掴んだことが、書きたかったこと
だと思いました。つらい選択です。

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2007/08/30 18:23

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2008/01/19 14:39

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2008/01/20 01:53

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2008/01/27 09:57

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2008/02/01 01:38

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2008/02/12 13:26

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2008/02/12 12:01

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2008/02/24 16:33

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2008/03/07 22:33

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2008/03/16 19:19

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2008/04/01 00:00

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2008/05/19 14:24

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2008/07/20 13:15

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