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虐殺器官  ハヤカワSFシリーズJコレクション

虐殺器官(早川書房) 伊藤 計劃著
税込価格: ¥1,680 (本体 : ¥1,600)
出版 : 早川書房
サイズ : 19cm / 282p
ISBN : 978-4-15-208831-4
発行年月 : 2007.6
利用対象 : 一般

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コメント・書評

バラード以降のセキュリティ、暴力
king
2010/03/04 23:30:38
評価 ( マーク )
★★★★★

投稿しようと思ってたら文庫版がでてしまった伊藤計劃の第一長篇。アンソロジーで読んだ短篇がとても面白かったので読んでみたのだけれど、これが評判通り非常に面白い。十年ちょっと先の未来を舞台に、案外現実味のある設定を張り巡らせて展開されるストーリーは非常にアクチュアルかつリアリティがあり、そして現代に向けられる批判意識の鋭さは出色だと思う。舞台は近未来で、アメリカの情報軍で暗殺をも行う部隊の隊員が主人公。未来社会ではテロ対策として、個々人のIDが常に走査されるという監視社会となっていて、どこで何をしたか、何を注文したかなどが逐一記録される。それはテロという危険を予防するための必要な制限ということにな…  全文読む 評価する

ちょっとびっくりする展開でした
kako
2009/02/14 06:24:40
評価 ( マーク )
★★★

言語学を学んでいる方や言葉そのものについて興味を覚えている方には楽しんでいただけるのではないでしょうか。また、哲学的な内容も組み込まれていて、問いかけが文章に多く出てきます。どちらかというと結構癖のある文章です。もしかしたら好みがはっきりと分かれてしまうかもしれません。肉親の死。親友の死。愛する人の死。名前も知らぬ民間人の死。敵の死。それぞれの死から目を背けつつ、暗殺機関として人を殺害していくことを仕事としている主人公ですが、近未来では人は高額な暗殺道具として貴重な存在です。兵士が使い捨ての時代は過去のお話となっていて、殺人道具としてなるべく長期間もたせるよう、人を殺すにあたって神経を麻痺させ…  全文読む 評価する

暑い夜、席を立って、戻ってみると突然パソコンが立ち上がらなくなった。
Living Yellow
2007/08/14 16:33:29
評価 ( マーク )
★★★★★

冷房を最大にして、ハードディスクのうなりと、バッテリーの熱を感じながら、うろ覚え、電源スイッチとF8を押す。セーフモードで立ち上がった。ウィルス感染もなく、何とか復旧したものの、心配なので、肌寒いほどの冷房の中、念のためシステムごと外付けハードディスクに吸い込ませる。結構時間がかかる。暗やみの中で、瞬くハードディスクを眺めながら。この小説のこととコルタンとゴリラのことを考えてみる。 ある時、気まぐれにゴリラについてぐぐっていた。ふと変わったページにたどり着いた。「コルタンがゴリラを絶滅させる」意味不明のフレーズだ。さらにぐぐる。 コルタンとはICチップのコンデンサー部分に使われる鉱物らしい。携…  全文読む 評価する

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