サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 4 43件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.7
  • 出版社: 早川書房
  • サイズ:19cm/692p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-15-208835-2

紙の本

本泥棒

著者 マークース・ズーサック (著),入江 真佐子 (訳)

わたしは死神。自己紹介はさして必要ではない。好むと好まざるとにかかわらず、いつの日か、あなたの魂はわたしの腕にゆだねられることになるのだから。これからあなたに聞かせる話は...

もっと見る

本泥棒

税込 2,420 22pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

わたしは死神。自己紹介はさして必要ではない。好むと好まざるとにかかわらず、いつの日か、あなたの魂はわたしの腕にゆだねられることになるのだから。これからあなたに聞かせる話は、ナチス政権下のドイツの小さな町に暮らす少女リーゼルの物語だ。彼女は一風変わった里親と暮らし、隣の少年と友情をはぐくみ、匿ったユダヤ人青年と心を通わせることになる。リーゼルが抵抗できないもの、それは書物の魅力だった。墓地で、焚書の山から、町長の書斎から、リーゼルは書物を盗み、書物をよりどころとして自身の世界を変えていくのだった…。『アンネの日記』+『スローターハウス5』と評され、アメリカ、イギリス、オーストラリアなどで異例のベストセラーを記録した、新たな物語文学の傑作。【「BOOK」データベースの商品解説】

わたしは死神。聞かせてあげよう、本に憑かれた少女の数奇な物語を。ナチス政権下のドイツ。里子に出された孤独な少女リーゼルの密かな慰めは、本を盗むことだった…。「死神」がナレーターを務める異色の物語文学。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

マークース・ズーサック

略歴
〈マークース・ズーサック〉1975年オーストラリア生まれ。「メッセージ」でオーストラリア児童図書賞、プリンツ賞オナー賞を受賞。

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー43件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

この物語を書こうと思うほど、著者の中にあの戦争があったということに驚く。書かせたのは、ドイツ人の両親が繰り返し語った戦争の記憶の断片。著者自身の実体験ではないことの時代への距離感が死神という語り手の存在を生み出したのだろうか。

2012/03/11 22:09

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:きし - この投稿者のレビュー一覧を見る

本も映画も、戦争に直接関連するような作品はほどんど読まないし、観ない。
読むべき、観るべきとは思うのだけれども逃げている。
向き合って考える。何かを思う。それに偽りはないけれど、それを気持ちの、常に思考の表面近くに置いておくことはつらく、また、そのことをつらいと思ってしまうこと、そして、いつのまにか底のほうに沈めてしまっていることへの罪悪感がつらい。
さらに、その罪悪感までも薄れてしまっていたと突きつけられることから逃げている。
そういうわけで、この本を手にしたのは、私としては不注意なことだった。
この場合、注意深いことのほうが不謹慎なことだが。

『本泥棒』は第2次世界大戦下、ドイツの小さな町での物語。
父は知らず、弟を亡くし、たったひとりの家族である母親に里子に出された少女の物語が描かれる。
彼女は愛されていなかったわけではない。彼女の母親は少女を愛していたから手離したのだ。
ヒンメル、天国という名の町で少女は間違いなく愛情を受けて成長し、言葉を得て、本を読み、やがては本を書く。
ナチスの嵐が吹き荒れる中で。
それを読んだのは死神。
少女のことを語るのも、死の時を迎えた人々の魂を迎えにくる死神である。

*少女
*言葉
*アコーディオン弾き
*熱狂的なドイツ人
*ユダヤ人ボクサー
*多くの盗み

これがキーワードだと、死神は語り始める。

著者は1975年、オーストラリア生まれ。
本の発行は本国で2005年、日本では2007年。
著者は、20代の終わり、この作品を書いていたことになる。
この物語を書こうと思うほど、彼の中にあの戦争があったということに驚く。
書かせたのは、ドイツ人の両親が繰り返し語った戦争の記憶の断片だという。
著者自身の実体験ではないことの時代への距離感が、死神という語り手の存在を生み出したのだろうか。
この語り手の、事態への不可侵性(死神が死期を決めるわけではない)、徹底した傍観者気質はべっとりとした感傷を排して、読者としての私を楽にしてくれた。
楽にしてくれながらも、その時代に生きた人々の中にあったはずの思いをストレートに伝えてくれる。
感傷は読んだ者の中にこそ生まれる。

著者はヤングアダルトの作家として活躍しているのだそうだ。
この作品は日本では一般向けとして出版されたようだけれど、むしろ児童文学として出版されたほうが良かったのではないかと思う。
感想文など強要しなくていいから、課題図書にでも入れて、この本があることだけでも知らせたい。
そんな気持ちにさせる作品だった。

 

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

本を読むということは自分にとって何なのかを問う物語。

2012/03/31 10:40

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:更夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 少女は本を盗んだ。
1939年11月、ドイツ。ミュンヘンへ向かう列車の中にもうすぐ10歳になる少女とその弟が
里子に出されるために母と一緒に旅をしている。しかし、弟はあっけなく死んでしまった。
葬式の時、少女がさっと拾った黒い表紙に銀の文字の本。『墓掘り人の手引き』
しかし、少女は文字がまだ読めなかった。それから後に少女は「本泥棒」と呼ばれる。

 この物語の語り手は少女、又の名を本泥棒、本名リーゼルではありません。
物語を語るのは、いつも遠くから、近くからリーゼルだけでなく人間全体を見ている
ある者です。
リーゼルは里親に預けられる。
口が悪くて、厳しい母親ローザ。穏やかでアコーディオンが上手で内心、台頭してきたナチスを
心の中では否定している父親ハンス。

 やがて、リーゼルには文字の世界が、言葉の世界が、本の世界が開けてくる。
しかし、本は結局、いつも盗むという形になってしまう。
ナチスが台頭してきてユダヤ人の家を破壊し、すべての物を略奪し、燃やしてしまう、
そして焚書の火があちこちであがると「本泥棒」は、その焼けかけた本をさっと
盗む。まだ、火が消えない本をコートの下に入れたので、襟首から煙をもくもくたてながら。

私はいつから文字を覚えたのだろう、と思います。
リーゼルが父から文字を教わったように、4歳の時に書道教室に連れて行かれ、先生に
ノートをもらい、「文字」を教わった時のことが今でも鮮明に蘇ります。
書き順、ひらがな、漢字、単語、文章・・・私はとにかく鉛筆で書きました。「楽しかった」という
記憶はありません。ただただ、書きたかった。書くのが好きだった。文字が好きだった。
この本の中でもリーゼルは「楽しい」という言葉を使いません。ただただ、ひたすら父が疲れて
眠ってしまっても目をらんらんとさせて文字を追う、リーゼルの目。
そこに「楽しい」はありません。だんだん戦争が厳しくなり、貧しい一家にはさらなる貧困が
訪れるのです。

 私はいつから、本を読むようになったのだろう、と思います。
文字が読めたから、そして物語を頭の中で想像するという喜びから。
「好き」と「興味がある」と「楽しい」は同じものではありません。リーゼルは天才少女ではないのです。
文字を覚えるまでにとても苦労する。テキストとなる本も少ない。だから大事に何度も読む。
リーゼルは文字が好きなのです。飽きることなく文字を、言葉を求める。

 しかし、リーゼルは言葉を覚えたことで、罪も犯す。悪い言葉で人を傷つけるということ。
ドイツのヒトラーはその巧みな演説、言葉で人々を熱狂させました。
リーゼルが14歳になるまでに読んだ本は本当に少ないのですが、リーゼルはその本の
言葉を血肉としていきます。リーゼルはただ、読みたいから読むのです。それだけです。
読める本が限られているからこそ、リーゼルはその中身を大事にする。
言葉によって人を傷つけ、言葉によって救われるリーゼル。

 口は悪くて気難しくても、リーゼルをいざというときにはかばう母親ローザの不器用さ、
父親ハンスの誠実さ、リーゼルの友人であり、ケンカ仲間である近所の男の子ルディ、
リーゼルの家にかくまわれることになったユダヤ人青年、マックス、リーゼルの周りの
人々は皆、本が好きという訳ではないのですが、それぞれにリーゼルの「言葉への渇望」
を満たす人々となっています。特に、大きな図書室を持つ町長夫人は、ありがちなリーゼルに
自由に本を与えるということはしません。リーゼルが本を盗むのを見て見ぬふりをする。
そんな、本に不自由しながらも、本の世界に没入していくリーゼルの姿が、戦争という影に
悩まされながらも、たくましく、したたかに描かれています。

 本を読むということは自分にとって何なのか。
戦争という状況をリアルかつ、暗くなりすぎないように手加減しながら、文章の強弱をつけながら、
語っていく物語は、自分が文字を読んでいる、ということを忘れさせてくれたのでした。
リーゼルと一緒になって、文字を覚え、本を盗み、人と暮らし、生きて行く。
そして、最後に私も言葉に救われるのです。

 本に不自由しない世界にいるからこそ、本当の本のありがたさはかえって見えなくなって
しまって、贅沢ばかり言っている自分に気がつき、また、本が与える恩恵というものを
改めて振り返ることとなった一冊です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

不思議な

2021/05/26 18:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る

第二次大戦中のドイツのお話。
語り部は死神なので、語り口になじむまでに少し時間がかかりましたが、困難な時代に人間らしくけなげに生きる人のお話はいつでも胸に迫ります。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

死神を語り手に、

2017/01/27 06:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:igashy - この投稿者のレビュー一覧を見る

第二次大戦下でのドイツの小都市を舞台とした物語。 主人公の少女が文字が読めない状態から、ご近所の朗読者と育っていく。 (……彼女が最初に盗んだ『墓掘り人の手引き』を使って彼女に読み方を教えてくれた人は、きちんと手順通りに葬られたのだろうか) 親切(すぎる)な養父と、厳しく口汚いけど根っこが善良な養母、楽しい近所の少年、そして地下室に匿われたユダヤ人青年。 皆死神の手をすり抜けたり、追いつかれたり。最終的には必ず死ぬことになるのだけれど。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2007/07/14 14:36

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/07/29 11:44

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/09/16 15:10

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/05/26 22:45

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/01/10 14:02

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/03/03 23:40

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/12/08 21:43

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/05/02 08:56

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/01/13 12:53

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/06/20 07:12

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/11/18 22:35

投稿元:ブクログ

レビューを見る

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。