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木洩れ日に泳ぐ魚
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巧みな小説とは、実は地味である
かつき
2008/05/06 19:44:13
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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読みながらザラザラとした感触がつきまといます。同棲していた男女が別れの一夜をともに過ごしています。今更、なにを話し合うのか、もう壊れた関係など自己憐憫と美化した追憶だけではないでしょうか。ところがこの二人。どうやらきょうだいらしい。そしてある夏の日、男を殺しているらしい。しかしどちらが手を下したのか二人ともわかっていません。だんだん明かされる二人の関係と男の死の謎。陳腐な設定なのに、語りによってこうも読ませるものなのか、と引き込まれます。やがて夜も更けてきた頃、男は明らかになった現実の前から逃げ出します。二人の関係が明らかになると女は冷めます。それまでとても特殊だった男と女が、どこにでもいる男…
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真実は何よりも大切?
さあちゃん
2007/09/08 21:22:13
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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ある部屋の一室。明日別れる二人が最後の夜にお酒を酌み交わしている。荷物が運び出されたがらんとした部屋で向き合う男と女。探り合うような二人の会話はいつしか一年前のある出来事について語られていく・・・ 登場人物は二人だけ。その二人の視点で交互に語られていてその会話の中から二人の関係が徐々に浮き上がってくる。まるで深い湖の底から魚がふわりと浮き上がってきて鱗が陽の光にきらりと反射しては消えていくように新しい事実が次々に読者に提示されていく。その不思議な感覚にいつの間にか引き込まれていくのだ。それが真実なのか空想なのか現実なのか夢なのか。確かなことは示されない。ただ二人の感情と記憶が語ら…
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期待してたのに・・・
ミステリー好き
2007/08/14 23:41:05
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評価 ( ★マーク )
★
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何これ?ミ・ス・テ・リー??何も解決していない。推理だけで検証が全くなされていない。不完全燃焼も甚だしい! 2人の男女(双生児?)の別れの日。引越し荷物が出払ってがらんどうになった部屋で飲んで夜を明かす,夜から夜明けまでの話。 結局2人がいとこなのかどうかの確証も得られない。父親の死の真相も明かされない。消化不良だけが残る。 「夜のピクニック」が良かっただけに恩田陸さんの今回の作品にも期待したのだが,完全に裏切られた。次回に期待したい。
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謎と感情の渦に巻き込まれていく一冊。
エルフ
2007/07/29 16:23:34
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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どれだけ疲れた時でも恩田陸氏の本だけは序章を読んでしまうとその吸引力に負けてしまい止めることができない。アパートの一室で引越し前の最後の日を迎える1組の男女がいる。明日から男のほうは別の女と暮らすアパートへ、女の方は友人の家へ。今夜しかお互いに残された時間はない。この1年間お互いに過ごした地獄のような日々を終らすために、そして明日からの新しい日を迎えるために決着をつけないといけない「ある出来事」。彼に、彼女に「あの男を殺した」のだと言わせることができるのか?緊張感に満ちた一室で行われる男女の会話。しかも二人の背景を小出しにしているので一体二人がどういう関係なのか、「あの男」とは誰なのか、謎が謎…
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