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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2007.7
- 出版社: 富士見書房
- レーベル: 富士見ファンタジア文庫
- サイズ:15cm/346p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8291-1941-9
読割 50
紙の本
アマデウスの詩、謳え敗者の王 (富士見ファンタジア文庫 黄昏色の詠使い)
著者 細音 啓 (著)
“大丈夫。一緒にいてあげるよ”クルーエルさんの言葉は、本当だった。一緒にいて僕を孤独から、危険なことから守ってくれた。僕はただ、与えられた優しさを受け取るだけ。だから今、...
アマデウスの詩、謳え敗者の王 (富士見ファンタジア文庫 黄昏色の詠使い)
黄昏色の詠使いIII アマデウスの詩、 謳え敗者の王
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商品説明
“大丈夫。一緒にいてあげるよ”クルーエルさんの言葉は、本当だった。一緒にいて僕を孤独から、危険なことから守ってくれた。僕はただ、与えられた優しさを受け取るだけ。だから今、彼女が僕の助けを必要としてくれるなら。全力で応えるために、夜色の詠を詠う。不完全でも、不恰好でも、これは僕が彼女のために紡ぐ詠—。想いを世界に反映できる召喚術・名詠式。その専修学校トレミア・アカデミーに、人を石化する灰色名詠の使い手が侵入した。目的不明のまま、自らを「名も無き敗者」と称する使い手は、校内の人々を次々と石化していく。そして、ついにクルーエルとネイトたちにも「敗者」の手が伸びるのだが—!?大切なもののため、少年は立ち上がる。召喚ファンタジー第3弾。【「BOOK」データベースの商品解説】
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紙の本
危険な状況で無力な存在を成長させるには
2009/05/21 21:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
1巻で登場した強力な名詠の触媒である孵石、2巻で登場した灰色名詠、そしてイブマリーとカインツがそれぞれ遭遇した存在たち。これらの要素が、学園への侵入者、クルーエルの能力の開花、ネイトの成長という出来事をキーとして、一つの流れを生み出しつつある。
実はこの物語で最も重要な人物は、エイダなのではないかと思う。彼女がいなければ、数々の襲撃に対してなすすべもなくやられるだけだったろう。終盤になると、どうしてもクルーエルやネイトが派手に描かれがちだけれど、これからも最後の守り手として活躍していくだろう。