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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.7
  • 出版社: 東京創元社
  • サイズ:19cm/283p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-488-02395-9
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紙の本

桜庭一樹読書日記 少年になり、本を買うのだ。

著者 桜庭 一樹 (著)

こよなく愛するジョン・ディクスン・カーのミステリから、ガルシア=マルケスの小説、茨木のり子の詩集、三島由紀夫のエッセイまで。『Webミステリーズ!』好評連載に豊富な注釈や...

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桜庭一樹読書日記 少年になり、本を買うのだ。

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商品説明

こよなく愛するジョン・ディクスン・カーのミステリから、ガルシア=マルケスの小説、茨木のり子の詩集、三島由紀夫のエッセイまで。『Webミステリーズ!』好評連載に豊富な注釈や書誌データを盛り込んで単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

桜庭 一樹

略歴
〈桜庭一樹〉「GOSICK」シリーズで多くの読者を獲得。「赤朽葉家の伝説」で日本推理作家協会賞を受賞。ほかの著書に「少女には向かない職業」「青年のための読書クラブ」など。

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評価内訳

紙の本

直木賞作家の底力を知る

2008/03/16 18:10

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

『私の男』で直木賞を受賞されたばかり、ただいま注目度抜群の桜庭一樹さん!
その彼女の読書日記です。
2006年2月から2007年の1月までの克明なる読書記録、
そのとめどもない読書量に圧倒されます。
表紙を開いたところにこう書いてありました。
「作家・桜庭一樹は稀代の読書魔である。
ほんとうに毎日本を読むのである。」
もちろん一日中本を読んでいるわけではなく、本業の作家活動のすざまじさが肌で感じられて、
これはもうこの本を読んでいる読者、すなわち私たちにも体力が入りそうな勢いです。

例えば、『私の男』を執筆中の桜庭さん。
「原稿が暴れ始める。
恐ろしい。振り回されているような感じがする。~略~
原稿の中の時間と人間がすべてになって、自分が消える。
作家は小説の影に過ぎない。
わたし自身はもうどこにも存在しない。」
こんな状態になってしまうのです。

その一方で『赤朽葉家の伝説』の校了のときは実に楽しそうでした。
目の前で装丁が決まっていく様子、
巻末の広告ページになにをいれようかと相談されて、
結果、彼女の好きな本の広告でみっちり埋まる。
「てへへのへ。」
作家冥利に尽きる瞬間なのだろうなぁと勝手に想像して、
なんだか私も嬉しくなる。

担当編集者もたびたび登場されて、そのやりとりがすこぶる面白い。
彼女の言うところの「もしかしたら独特なのかもしれない編集者への頼り方」も実に興味深く読んだ。
あと現在の本拠地の新宿とふるさとの鳥取を行きかいながら生活するさまが
なんとも刺激的でいいなぁと思うことしきり、でした。

そしてなんと言っても印象的だった出来事は12月某日の作家皆川博子先生との対談話。
憧れの皆川先生にと、桜庭さんは花屋さんで皆川さん著『薔薇密室』の表紙
を見せ、「こんな感じの薔薇の花束を」と注文する。
こんな花の注文の仕方があったのか!とここで大きく感動しました。

いやはや紹介されている本の冊数やエピソードにはもちろん圧倒されましたが、
直木賞作家・桜庭一樹さんの底力を間近に見せてもらい
ただただに恐れ入りました!とひれ伏すばかりです。

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紙の本

まりすけは、こんな本を読んでます

2008/02/27 23:27

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本屋でぱらぱらって見てみたら、欄外に注釈つきで本がいっぱい載っていました。
みると、アリステア・マクリーンの「女王陛下のユリシーズ」とか
読んだ本が、わりとたくさん載っていて、おおっと思い。即getです。
(因みに、「女王陛下のユリシーズ」は、冒険小説の名作の一冊ですが、
 桜庭さん、間違って持ってきたといって、愚痴っています。
 そんなこと言わず、読んでみてください。めちゃめちゃおもしろいですよ)
本書は、東京創元社のHPで連載されていたそうで、
それの書籍化です。現在は、自身のHP上で書かれているそうです。
 一日、一日の日記ではないけれど、月単位ぐらいで、
どんな本を買い、読んだか、又、私生活含めた近況なんかが綴られています。
 桜庭さんのというか、作家さんの日常が垣間見れて楽しいです。
勿論、どんな本を読んでいるかわかるのもです。

 まりすけは、(桜庭さんの本名からくるあだ名、親父さんがそうよく呼んでいるそうです)
なんと空手初段なんですよ。
それに、副題にある少年になって、、ですが、
なんとなく男の子にあこがれているみたいですね、、。
 本人はお色気が、課題と思っているみたいです。
東京創元社の担当さんとの倦怠期を迎えたカップルみたいなお互い知りすぎちゃった感のある
関係が、面白いですね、、。
  
 まりすけは、J・D・カーが好みというのからわかるとおり
一ヶ月に一回ぐらい、古いミステリを読みたいという発作が出るみたいです。
又、子どものころから、東京創元社の文庫で育ってきたそうですね。
 後、自身の執筆がピークを迎えると、読むほうは、ぱたっと停止して
音楽、CDを聞きまくり、その世界に自身を追い込み打ち込んでだーっと書くみたいです。
この辺は、プロの凄さを感じました。

 たくさんの本が紹介されていて、
これでまた、忘れていた読みたい本がけっこうチェックできました。

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紙の本

こんなに面白くてタメになる記事、実はwebでも読めるんです。公開している東京創元社、許可している桜庭一樹はエライ、そして面白い、嘘だと思ったら先ずwebで確認!

2007/11/23 17:06

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

作家がどんな本を読んでいるのか、気になって仕方がありません。だから『作家の本棚』なんていう写真集を開いて目をぐっと近づけて、書棚に並んだ本の背の小さな文字を追いかけるわけです。あ、こんな本がある、あ、これって我が家にもある、図書館の書架のあそこにあった、見たことも聞いたこともない、なんて思いながら。

でも、桜庭がこんなに本を読むとは思いもしませんでした。資料として読む、なら分ります。立花隆の猫ビルの様子を思い浮かべればいい。司馬遼太郎、松本清張だってそういう意味では凄かった。本をどう保管しているかは知らないけれど椎名誠だってかなりなもの。ヨコジュン、アラマタなんて病気に近い。

それから評論家、っていうのもわかる。目黒考二は巨人だし、豊崎由美、大森望だって読む、よむ、ヨム。でも作家が読書そのものを楽しむ、っていうと量は問題じゃなくなる。小川洋子も川上弘美も、自分たちの本との付き合いについて語っていますが、その量は永年にわたってのものなので、短期間でどうだ、っていう話ではありません。ところが桜庭は違う。楽しんで大量の本を読む。勿論、買う。

そのために日夜書店をうろつく。彼女が利用するのは主に新宿の紀伊国屋。そして故郷の品揃えは決して多くはない書店、そして郊外の売れ筋中心大型書店。そこで桜庭は買う。毎日のように。そして大量の本を抱え逡巡する、お金は足りるだろうか、って。これが古書なら分ります。岡崎を始め、本を愛するひとは多い。でも、新刊書店で、資料というより純粋に娯楽の為にここまでやる?

しかもです、彼女が興味を持つ範囲、これが広い。ここは椎名誠なみ。売れ筋の本は当然として、かなりマイナーな、あるいは専門的なものも読む。ここが川上弘美や小川洋子のそれと大きく異なる点。そして実家に帰る時は、その期間に合わせて東京は新宿にある住まいから読みたい本を送りつける。

それと食事風景が凄い、っていうかかなり編集者と食べる。あんまり若手作家でこういう記事を見ないので、珍しいのでしょうか、それとも普通の作家はこういうことが日常的でも隠しておく?いずれにしても繰りかえし登場する楽しげな外食風景は、そこそこのお店の名前も見えて羨ましい。

でも、それより凄いのが執筆前の様子。正直、私は話半分で読んでいるんですが、どうも桜庭は断食状態で想を練るらしい。外にも出ず、体を横にして好きな音楽に身を浸し、ひたすら描くべき世界が眼前に構築されるのを待つ。その期間は一週間にも及び、体重は激減し、歩くこともままならない。うーん、千日修行じゃないんだから・・・

でも、あの桜庭がここで嘘を書く理由がない。ってえことは、マジすか?それって命を削って文章を生み出すってこと?いまどき、そんな人がいるんでしょうか。ま、薬やって頭の中にイメージがスパークする、っていうよりは健全かもしれないですが、っていうかそれってアナログとデジタルの比較みたいなもんで、やっぱやらないでしょう、フツー・・・

と驚愕の読書体験ができるのです。私もダイエットに執筆をする?でも短い書評なんかだと、逆におやつに手が伸びてしまって太る一方。創作の苦しみというのは、ライト書評からは生まれない。その努力が、文字通り身を削り体重を減らすのならば、小説書くしかないのかなあ、林真理子さんだって、人気作家になったら痩せたし・・・

どこを読んでも楽しい記事ばかりですが、思わず笑ったのは「二〇〇六年十一月 「ビバビバ都会!野戦病院!」である。」の、愛する父親に犬のゴンと間違えられてしまう場面。

父  「おい、ゴンすけ」
母  「あらー、ゴンなら庭よ」
父  「あっ、間違えた、まりすけ」
わたし「は、はい・・・」

 犬と呼び間違えられた。
 そのあと平気なふりをして饅頭を頬張り、もとの部屋に戻ったが、部屋の隅で晩御飯の時までずっとたそがれていた。本を読む気にも、歌う気にも、腕立てや腹筋をする気にもなれない。ちなみにゴンとは庭で飼っているドーベルマン似の黒い雑種犬で、でかくて怖い。数日前にうっかり庭に出て、思い切り噛まれた記憶がある。わたしとの類似点はこれといってない。
 わたしはじつは父親っ子である。父のことを思うと心は静かに満たされ、それは暖かいが、しかし永遠にすこしさびしく翳ったままだ。とこのように、子供にとって親が尊敬の対象である一方、親にとって子供はいくつになっても子供というか、なんかこう、裏庭の犬っころ臭がする、コロッとした存在なのだろうか。
 解せない。
 俺はゴンじゃない。

です。桜庭の気持ちが手に取るように分かって高感度滅茶苦茶アップ。で、最後にデータ篇。

装画:後藤啓介
装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。

カバー折り返しのことばは

作家・桜庭一樹は稀代の読書魔である。
ほんとうに毎日本を読むのである。
日々、読書にまつわるすごいことを発見し、傑作の前を歌って通りすぎ、
新宿と鳥取を行き来しながら小説の執筆にいそしむのだ。
縦横無尽に読んで過した、疾風怒濤の一年間。

です。そして目次は

二〇〇六年二月 読書にまつわるすごいこと(たぶん)を発見する。
二〇〇六年三月 町中に“なぞの女”がいる、気がする。
二〇〇六年四月 ジョン・ランプリエールが辞書になる!
二〇〇六年五月 夏木マリと、カー談義する。
二〇〇六年六月 直毛なのに、アフロである。
二〇〇六年七月 バナナの皮で、世界が滅亡する。
二〇〇六年八月 傑作の前を、歌って通り過ぎている。
二〇〇六年九月 百匹の蝉が死に、百人の老人がやってくる。夏が終わったのだ。
二〇〇六年十月 片手に二十世紀梨、片手に豆腐竹輪の夜である。
二〇〇六年十一月 「ビバビバ都会!野戦病院!」である。
二〇〇六年十二月 少年になり、花を買うのだ。
二〇〇七年一月 書店はタイムマッシーンである。
あとがき
 
となってます。いい本ですよ。

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2007/12/15 12:50

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