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紙の本
一角獣の繭 (講談社ノベルス 建築探偵桜井京介の事件簿)
著者 篠田 真由美 (著)
六月の緑の森の、白い花の咲く木の下でぼくは君と出会った。人の姿をした美しい一角獣と。放火殺人の生き残りである少女に、宿命のように心惹かれていく蒼。しかし少女の母は、眼窩を...
一角獣の繭 (講談社ノベルス 建築探偵桜井京介の事件簿)
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商品説明
六月の緑の森の、白い花の咲く木の下でぼくは君と出会った。人の姿をした美しい一角獣と。放火殺人の生き残りである少女に、宿命のように心惹かれていく蒼。しかし少女の母は、眼窩をイッカクの牙に貫かれて無惨な死を遂げる。すべてが明らかにされたとき、桜井京介の下した決断とは。【「BOOK」データベースの商品解説】
放火殺人の生き残りである少女に、宿命のように心惹かれていく蒼。しかし少女の母は、眼窩をイッカクの牙に貫かれて無残な死を遂げる。すべてが明らかにされたとき、桜井京介の下した決断とは…。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
篠田 真由美
- 略歴
- 〈篠田真由美〉1953年東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。92年、第2回鮎川哲也賞の最終候補作となった「琥珀の城の殺人」でミステリ作家としてデビュー。著書に「王国は星空の下」など。
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紙の本
恋と自覚したときに恋ははじまる
2007/10/10 20:23
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はぴえだ - この投稿者のレビュー一覧を見る
心が惹かれる。
自分に似ている。
助けてあげたい。守ってあげたい。
他人には説明できない気持ち。
恋と言われても頷けない。
それでも愛しい気持ちが溢れて、自覚したときに……。
今回ストーリーの前面には、蒼に、とある少女との間に、宿命といってもいいような恋が訪れる。
もちろんミステリなので、恋愛だけではなく、惨劇があって、そこには謎がある。
ラストには綺麗にその謎がほどかれていく。
せつなくて。
悲劇的で、残酷で、胸が痛む。
蒼の行動も、深春の行動も、京介の行動も、全て自分の大切な人のため。
気持ちは痛いほどに分かる。
それが正しいことなのかは分からないけれど。
シリーズのゴールはもう近い。
終わってしまうのは寂しくもあるが、終わりを見届けることが出来ることに幸せも感じる。
以前は一話完結だったが、今はもう一話完結というよりも、ストーリーが繋がっている感が強く、続きが待ち遠しくて仕方がない状態だ。
新作が出る来年までに、シリーズを最初から読み直し、待つことにしようと思う。