衝撃の刊行から4年が経過するも、未だおススメ棚を飾る一冊。内容も然ることながら、分子生物学者とは思えぬ美しく柔らかな文章構成は何度読んでも新鮮な感動を与えてくれます。著者は冒頭から私たちに問いかけます。「生命とは何か?」と。本書はその解答権を、DNA構造を発見したワトソンとクリック、PCR原理の提唱者キャリー・マリスといったノーベル賞受賞者たちに与えてくれません。遺伝子研究に多大な功績を残すも、日の目を見ることの叶わなかった影の立役者、3人のアンサング・ヒーローに求めています。遺伝情報を運ぶ最重要分子がDNAであることを初めて発見したオズワルド・エイブリー。DNA結晶のX線解析によってDNAの…
|