紙の本
最大最後の戦い
2007/05/01 11:05
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界VSバントーラ図書館
突如図書館に対し反旗を翻した世界中の国々
その背後にいる神溺教団の最大にして最後の策略とは
愛と死と裏切りと憎しみ
あまりネタバレ出来ない内容なのですが、なかなか良かったです多くのキャラクター達が大きく運命を狂わされ、翻弄されてゆきます
ただどうしても全体の流れが大きく、もっと過去編にもこだわって欲しかった
ストーリー的に予定調和で、完全には「彼女」の魅力を引き出しきれてない感じがしてもったいなかった
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全世界VS武装司書、壮大な戦いが始まる―――
神溺教団と武装司書の何年にも及ぶ戦いは武装司書の勝利で収束に向かっていたはずだった…しかし最大の策を隠し持っていた楽園管理者がここへきて事を起こす。
それは病原の元となる蜥蜴に武装司書を憎む心を移植させ、憎しみを伝播させる恐ろしい策略だった。
突然宣戦布告する隣国、それは段々と世界中に広まっていき、やがてすべての人間が武装司書を憎み、彼らに襲い掛かる。
それを救ったのは、殺さずを誓う心優しき武装司書、ノロティだった……
世界は自分のもの、だから敵だろうが誰だろうが殺さないし、許せる。
たった一人の非力な姫が世界を救った、武装司書シリーズ第6弾
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シリーズ6作目。
すっげー予想外の展開。ずいぶん人が死にすぎるとは思ったけど、まさか○○が死ぬとは!(一応自粛)
最初死んだって言われて、「まさかそんなわけねーだろ、とうとうこの話もそういう死んだと思わせて復活ってパターン使っちゃったかあ」と思ったものでした。
しかし読み進めていくうちに『本』が出てきちゃって、「あれ? ほんとに死んだの?」となって死んだエピソードまで行くともうこれで復活はありえないなと。すげーよ、すごすぎ。
一番最後のミンスのエピソードは5巻の最後を読み返そうと間違えてこの巻をめくってしまい、読んでしまったのが非常に残念でしたね。知らないで読みたかったよ。
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「だって、どこかで誰かが幸せになったら、それは全部あたしのものなんですよ。こんなに良いもの持ってるの、すごいことだと思うんです。」
『戦う司書』シリーズ第6弾。
すみません。よもやこのシリーズで泣くとは思いませんでした。
ノロティの出てきた巻『雷の愚者』で、結構彼女を批判したような気がしましたが・・・うん、私の心が汚れてた。
なんてゆーか、馬鹿なんですけど、ただひたすら馬鹿なんですけど、果てしなく優しい。
たぶん、ノロティの優しさは誰をも幸せにはしないけれど(だって馬鹿だから)
そうして、この巻で気がついた。
面白くないなー。楽しくないなー。そう思いながら読み続けていたのは、私ノロティとエンリケの二人が好きだったからだってことに。
この二人が出てくると、ほっとするんですよね。
結局この山形世界では、優しい人や、人間らしい人、誠実な人、そんな人たちは不幸にしかならないんでしょうね。
自分勝手に欲望のままに突き進んで、自分のためなら何をしても平気って人しか生き残れないし、幸せになれない。
そんな絶対に救いのない世界。
ありがちなのはわかるけど、いくらなんでも主要人物殺しすぎだと思う。
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ぎゃああああ!ノロティー!いきなりか!いきなりかよ!
どうでもいいですがアニメノロティの衣装は原作の3倍セクシー。
エンリケとノロティのペア、すごく好きだったのになあ。
でも個人的にはノロティがいいコスギで…コスギ…
いい子すぎて感情移入の点では難しいです。
エンリケの心理描写が切ないです。
キャラ萌えな自分からすると新キャラ・ユキゾナ、ユーリ、ボンボがいい感じでした。とくにユキゾナはキャラデザがかっこいい。ユーリはなんかコサックな感じ。
全世界VS武装司書という大きな戦いも見ごたえがあって楽しかったです。
ボンボの魔法とユキゾナの魔法が面白い。
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突如としてイスモ共和国が武装司書に戦争をしかけてきた。圧倒的な物量で攻めて来るイスモ共和国。殺しても殺しても怯むことはなく、そればかりかいつの間にか世界の全てが武装司書の敵に回った。この現象のカラクリがまるでわからずどんどんと追い詰められる武装司書。どうやらノロティが関わっているようなのだが……。
こればかりはネタバレしないで感想書くのは難しいです。そしてこの巻に関しては絶対にネタバレしたくないです。是非読んで私と同じ衝撃を受けて欲しい!たった一文なのに、たった15文字に愕然としました。もう読みたくない、認めたくないと本気で思いました。
ノロティの「この世界はあたしのもの」発言でクレアかと思いました。BACCANO!です。
ハミュッツとマットアラストが付き合っていたときの話を番外編とかで読みたいです。あの二人大好きです。
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読んで終わって、ある一人の偉人・孔子の言葉が浮かばずにはいられませんでした。
自分となんの関係もない男の子を命をかけて守るノロティ。book2から好きだったけれど、ここで物語が終わるのは、ちょっぴり残念だったな。
人の中に自分の幸福を見いだせる人ってなかなかいないから、彼女を好きになれるのかも。
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武装司書への不信が3巻辺りからじわじわ続いてたんだけど、この巻は良心的存在のノロティ・エンリケに焦点が当たってたのが好きだったし、なにより泣けた。
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図書館で借りたのが最後になったので読む順番が最後になった。
ノロティは貧しい村の姫であった。もっとも姫と呼ばれるにはあまりにもつましかったが。
ノロティはなぜかほかの人間とは違う信念をもっていた。ノロティの信念はそれほど奇妙なものではない。しかしエンリケもイレイアもアーキットもそのような考えは馬鹿げていると思っている。現象から見ればノロティは大馬鹿者だ。人に迷惑ばかりかけていて、他人の言うことを聞こうともしない。けれどその行動はこの世界が全て自分のものだという考えに基づいているのだ。
世界が自分のものだという言葉から僕はいつもドンファンがカルロス・カスタネダに言った言葉を思い出す。
カスタネダはメキシコ北部の荒野の中で、南へ限りなくのびる土地の広がりを視界にもった丘の頂上でドンファンに告げられる。
「この場所はおまえのものだ。」
カスタネダは笑い、自分たちのしていることは、スペイン人が彼らの王の名のもとに新世界を征服し、土地を分割した話を思い出させると言った。
「そいつはいい考えだ」
「この土地は全部おまえのものだ。」
「この土地の所有者でもないのに?」カスタネダは笑う。
「それがどうした?スペイン人だってもっていないのに、分けてやっちまっただろう。」
この世界が全て自分のものであるならば、そのなかに生きる全ての存在もまた自分のものである。自分の世界の幸福のために戦うのは、他の誰かのためではない、自分のためである。そしてその不幸のために戦うのもまた。
この考えには他人のために戦うという偽善じみた色合いがない。すべては自分のためであり、自分の満足のためであると。だからそのために自分が苦労するのは別に褒められることではないし、褒めてもらいたいわけでもない。ノロティはこの考えを最後まで捨てなかった。結果としてその信念が世界を救うことになったのだった。
彼女はいまや世界の所有者となった。誰も支配せず、なにも持っていないがゆえに世界を救う女王となったのだ。
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たぶん登録してなかったよね、と戦う司書シリーズからこの巻を。
ノロティ好きだよノロティ。
友達でも恋人でも良いけどエンリケとずっと幸せでいてほしかったなぁ……。
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とにかく序章で衝撃。ノロティが…。
まぁ、アニメでわかってた訳だが。
文章一つ一つが泣かせよる。戦う司書シリーズでは最高の話。
エンリケが最後、アーキットを諭すところはもう…だめ…。
ノロティは馬鹿だけど、馬鹿だから世界を救えたと私は思う。
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初っ端から驚きの現実を突き付けられました。
じゃぁどうする?! というより、どうなる?! 状態の1名。
『本』を手に持ち、読みながら過去を見て
歩きながら未来をどうするか考えます。
いつだって、救う側は何も考えていません。
ただ、何もない意志だけ。
それに救われるのは、いつだって考え過ぎている人。
とはいえ、すごい作戦です。
これは確かに…と思いますが、まさかこっちにも手先がいたとは。
どうりで姿が見えないと思いました。
出てくる人、使いまわし(笑)だという所から考えれば
確実に分かるだろう状態だったのですが。
しかし…今回淡い恋物語、ですか??w
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「そうですよね、でも、そうなんですよ。世界はあたしのものだから、誰も殺したくないんです。助けられる人がいるなら、あたしはどんな人でも助けたいんです」
なんてことっ!!!な第6巻。
この物語、イイモノはいなくなる運命なのかしら・・・。
と思ってしまって
それでいてなんだか泣けてしまうのでありました。
これは、すごいなー本とい面白いなーーー。
ていうか、どんな方向性にいくのか気になる!気になる!!!
壮大なようで矮小だったり、正しいようで間違っていたり。
お見事としか言いようのない世界観。
いや好みなんですよねー。
エンリケはまだ出てくるかしら?
案外彼が好みなのでありました。
【9/7読了・初読・私の本☆】
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はじめの章を読んで、本当に「えっ」て声が出た。
そのショックから立ち直れないままに読了。
ノロティ、ちょっと、ノロティ…!
本当に、馬鹿な娘だよあんたは!
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かなり冒頭で「なんてことーっ!!」と非常に吃驚な事実が描かれています。もうどうしてそうなったのか、読み進めて背景を把握するまでは信じられませんでした。
なんでノロティが死んでるのですか!?
結構主要人物と思っていたので、衝撃でした。
読み進めていくとノロティらしいと納得するのですが、それでもかわいいキャラクターだったのにもったいない。
時間軸が往ったり来たりしている割には、話は解り易かったです。
ノロティの本を読みながら、エンリケが物語を引き継いでいるからと思いますが、この演出もニクイですね。