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商品説明
少女が恋をした相手は、高度2万6499kmから地上に落ちてきた人工衛星だった…。『魔術士オーフェン』の人気作家、初の青春小説。【「BOOK」データベースの商品解説】
少女が恋をした相手は、高度2万6499kmから地上に落ちてきた人工衛星だった…。すこし不思議、だけどシンプルでまっすぐな、とびっきりの初恋ストーリー。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
秋田 禎信
- 略歴
- 〈秋田禎信〉1973年東京都生まれ。「ひとつ火の粉の雪の中」でデビュー。代表作に「魔術士オーフェンはぐれ旅」「エンジェル・ハウリング」など。
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紙の本
著者・編集者コメント
2007/08/07 16:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:講談社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんか昔から、わりと普通にカナスピカはいるような気がしてます。
もちろん宇宙人の作った人口衛星は(多分)実在しないでしょうけれど。物を考える時、頭の周りをぐるーりと他人事のように回転しながら「今はそんなことを考えてるんだね。でも、本当にそう? それだけでいい?」なんてことを言われてる気がします。
基本的に厄介な茶々入れだから、頭が硬くなってる時はつい無視しそうになる。でもちゃんと聞き入れれられば便利なもんで、おかげで別のことを考えたり、新しいこと探すために外に出ようって気にもなれます。
そんなものが本来、人の頭の上には飛んでる気がするわけです。
意外と気づかないものだけど、見上げれば実はそこにいる。気づいたからってそんな偉くはなれないけど、気づかないことには始まらない、当たり前のこと。
見上げれば空があるっていうくらい当たり前で、町にはたくさん人がいるっていうくらい当たり前で、子供が子供であるっていうくらい当たり前で、それでも子供は大人になるっていうくらい当たり前で、空の上には誰かが飛んでいて地上を眺めてるんじゃないかっていうくらい当たり前の。
ぼくがかつて見上げた空をここに書いたので、あなたが昔見た、あるいは今見ている空と同じだと感じてもらえたら嬉しい。
そんなつもりで書いたお話です。
<編集部より>
ある日突然、加奈の目の前に眩しい光が現れ、その中からひとりの少年が! 彼の名は「カナスピカ」。高度2万6499キロから不測の事態で地上に落ちてきた人工衛星だった。この日から、平凡な中学生の日常は一変。カナスピカを宇宙へ還すため、加奈の奮闘が始まるのだが……。
「ピュア」で「凛」とした青春が、ギュッ!!と詰まった作品。出会うこと、別れること──その意味を味わっていただきたい。主人公の加奈と同世代の読者の心には、カナスピカとの出会いを通して成長する少女の姿がリアルに届くはず。そして、かつてその時代を通り過ぎてきた世代には、懐かしくせつなく響く透明感あふれる一冊。読後、空を見上げたくなります!
紙の本
ある日突然空から何か(球体)が…
2007/08/31 15:28
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:A-1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある日少女の目の前に現れた不思議な生き物?彼の名前はカナスピカ…生き物じゃなくって地球を観測するための衛星なんだって!!
彼?の望みは元の場所へ帰ること…そのためには彼の知るポイントに行かなくっちゃ行けないんだけど…それって…そんな昔の情報でどうしろっていうのよ?!
地球外生命体といえば謎の政府組織…というお約束もちゃんと(?)あるのですが、どこか地に足が着いた展開で、この作家さんらしい現実を暗喩する感じが面白かったです。
勝手に恋をしてしまう少女の切ない感じのお話…
というには、一応元女の子としては女の子が偽物チックでいまいちワキワキしましたが、子供だけじゃない大人の現実の世界も入り交じったお話の展開には、やっぱり上手いなあ…と思わされました。
友達とのエピソードや、お母さんとの会話もなかなか現実味があって、どろくさく無い感じが好きだなあ…。
でもなんで「女の子」?「男の子」じゃ照れくさいのかな?
著者さんのコメントがBK1コメントに掲載されていましたが、このままのお話の方が読みたかったなあ…でもそれじゃあショートショートにしかならないかな…?
帯の「思わず良い人に…」というコメントも頷かされるのですが、もうちょっとはじけてくれても良かったような気がした初夏でした。(もう初秋ですけど…)
次回作も待っています☆
紙の本
直球展開
2007/07/31 14:41
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
少女が出会ったのは少年の姿をした観測衛星だった
幼く不思議な出会いの物語
直球でひねりのない展開
思春期の少女の心の揺れや友人とのすれ違いなどもありつつ、異質な少年との交流が描かれます
よく言えば素直な、悪く言えば平坦な作品
もう一ひねりあるか、もしくは逆にもっとふわっとした話にするかして強い印象を持たせて欲しかった