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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.4
  • 出版社: 光文社
  • レーベル: 光文社古典新訳文庫
  • サイズ:16cm/262p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-334-75126-5
文庫

紙の本

箱舟の航海日誌 (光文社古典新訳文庫)

著者 ウォーカー (著),安達 まみ (訳)

箱舟の航海日誌 (光文社古典新訳文庫)

税込 607 5pt

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みんなのレビュー13件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

「わしにはどう考えていいものやら見当がつかん。」これが物語の最後にくるノアの言葉.。

2007/06/18 14:51

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ノアの箱舟の中で、動物たちはどんな風に、何をしていたのか。
 著者は1882年イギリス生れの医師。アフリカにも行ったことがあり、ジャングルの動物の本が欲しいと少女に頼まれて書いた、というのが本書だそうである。その意味では、カバやキリン、サルやゾウなどの動物が、良く知られたノアの箱舟で繰り広げる様々な情景が楽しく読める児童書である。どの動物が一日どのくらい食べるか、という計算をしたり、とても日常的な情景も描かれる。雨で解けてしまったり、下へ転がるだけの生き物、乗船する時の番号が名前になったそれまで無名の生き物など、今は存在しない生き物も登場する。
 いろんな動物が楽しく描かれていて子供も楽しめる、と読みはじめたのだが、だんだん様子が変わってくる。暗い影のような存在もひっそりと船に乗りこんでいて、食べ物の不満や洪水の今後への不安が動物たちの心に浮かぶようになると、それをあおるような言葉をそれとは分からない慇懃な調子で振りまいていく。もし船から下りられるのがもう少し遅かったら、船上は大騒ぎになっていたかもしれない。それぐらいの変化が動物たちの間に起こってしまう。その証拠に、皆が再び船から下りて去っていく最後では、船長のノアの顔には安堵ではなく苦悩の色が浮かんでいる。「わしにはどう考えていいものやら見当がつかん。」これが物語の最後にくるノアの言葉である。単純に「楽しい」お話ではないのだ。
 考えてみれば、「神が悪いものを一掃しようと起こした」洪水だったのに、なぜその後の世界にまだ良くないことが起こってしまったのだろうか。この話はその疑問への一つの答えを書いた話でもある。子供を楽しませる愉快な話という表の顔と、忍び込まされた深刻な陰の物語の顔。この落差がこの話に不思議な読後感を与えている。
 たくさんが集まることにより、違いを感じるようになり、心が離れていく生き物たち。箱舟がバベルの塔のようにもみえてくる。
 洪水も終り、最初にこっそりと飛び出していったのは仲間割れをそそのかした動物だった。箱舟がパンドラの箱のようにもみえてくる。最後に希望が残っていてくれればよいのだが。

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