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商品説明
刑法総論及び各論をコンパクトに一冊にまとめるテキスト。わかりやすい表現を用い、実務上の問題点を随所に取り上げるなど、刑法の全体像を簡明に叙述する。主要な学説及び判例を補充し、法改正についても解説する第3版。〔初版:現代法律出版 平成12年刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- 第1部 総論
- 第1章 刑法及び刑法理論
- 第2章 罪刑法定主義
- 第3章 刑法の適用範囲
- 第4章 犯罪の成立要件及び犯罪論の構造
- 第5章 構成要件
- 第6章 違法性
- 第7章 責任
- 第8章 未遂犯
- 第9章 共犯
著者紹介
小林 充
- 略歴
- 〈小林充〉1934年生まれ。仙台高等裁判所長官等を経て、北海学園大学法科大学院教授。
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紙の本
良書(実務家著述版)
2009/06/27 02:48
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ももんじゃ05号 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1 本書は、元裁判官の相当偉い人(ということは、ものすごく頭がいい人と同義である)が書いた刑法の本である。
本書は、山口の青い本(と私は読んでいた)と同様、刑法総論と各論が一緒になっている。
2 本書の特徴は、まさに総論と各論が一緒になっている点である。つまり、それほど読むのがしんどくないのである(山口各論は厚くて大変、山口総論は難しくて大変であった)。
それでいて、きっちり書くべきことは書かれているうえ、裁判官が書いているので、大体通説、判例、常識的である(ただし、大体。あと、因果関係のところは、もうちょっと書いてほしい、西田総論が割合わかりやすく、最高裁の判断基準(らしきもの)をあげているが)。
大学にいたころ、某先生が、「刑法とは、哲学(特に総論)!」と言っておられた。早い話が、理屈のためなら、常識的判断をすっとばすことがあるのが、刑法の先生である。だから、結果無価値とかで書いててエライことになる人がいる。
しかし、それではやっぱり実務では困るし、勉強だって大変である。
3 できれば、本書のような薄くてわかりやすい本を下敷きにして、さらに、細かい知識は適宜補充していくといいと思う。
実務家の体系書では、これはかなりいい本だと思う。
あと、入門書というのは、実は、クサヤみたいなもので、ある程度わかってから読むと、こんなことまで書いてあるのかと感動することがある。
初学者の時から、ある程度勉強したときまで、末永く使えるので、経済的にも良書だと思う。