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紙の本
終焉の詩 (講談社ノベルス フェンネル大陸偽王伝)
著者 高里 椎奈 (著)
強国シスタスがソルド王国を再び侵略—最悪の報せが偽王フェンベルクに齎された。小国に残る友を救うため、戦いと恐怖の連鎖を断ち切るため、彼女は全ての元凶シスタス皇王がいる地へ...
終焉の詩 (講談社ノベルス フェンネル大陸偽王伝)
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商品説明
強国シスタスがソルド王国を再び侵略—最悪の報せが偽王フェンベルクに齎された。小国に残る友を救うため、戦いと恐怖の連鎖を断ち切るため、彼女は全ての元凶シスタス皇王がいる地へ。だが辿り着いた敵の中枢部で見たのは、強国が隠し続けた闇と思いもよらぬ人物だった!!「フェンネル大陸偽王伝」シリーズ完結編。【「BOOK」データベースの商品解説】
強国シスタスがソルド王国を再び侵略。最悪の報せが偽王フェンベルクにもたらされた。戦いと恐怖の連鎖を断ち切るため、彼女はシスタス皇王がいる地へ。だが、敵の中枢部で見たのは思いもよらぬ人物で…。シリーズ完結編。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
高里 椎奈
- 略歴
- 〈高里椎奈〉1976年生まれ。著書に「銀の檻を溶かして」「左手をつないで」など。
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そのひたむきさに嫉妬したのかも
2007/06/16 06:36
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:violin - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直、第一巻にあたる『孤狼と月』を読んだ時も、それ以降ここまで六冊読んだ時もそれほどひきつけられる物語とは思わなかった。出版されるたびに、図書館で借りるので前巻との間がありよくわからなくなったというのも一因だが…
この七巻目を読んで、ふと前のも読み返してみようかと思い、まとめて読んでみた。なかなか面白いかもしれない。
主人公の少女の成長物語なのだが、とにかくいろいろな成り立ちのいろいろな国がでてくる。いろいろな人が出てくる。それぞれの国、人の立場があり、思いがからむ。
その中で少女は悩みつつ、無謀なほど自分の思いのまま突き進んでいるようにみえる。彼女の行動によりいつの間にか変わっていく周囲の人々。「いつ自分の何が誰にふれていたのだろう」「誰も耳を貸さないで届いた手応えなど感じなかった」と彼女が戸惑うなか。
理想と現実の差に苦しみながら、なんとか自分の信じるものを模索し進んで行こうとする少女。そしてそれは、「人の間で人を横に繋げて行く」。
はじめは主人公にいまひとつ魅力を感じなかったのだが、この悩みようや必死さに対して自分にないものへの憧れを感じ、なんだかついていかなくてはという周囲のキャラクターの思いと同じように気にかかってしまったというところか。
一応完結を迎えたが、これからも続くようだ。少女の行くところに出現し気まぐれに手伝っていく青年や、こちらもなぜか少女の行く先に出現する謎の医師と助手コンビ。いろいろ謎の人物はいるが、特に彼らがこれからどうかかわっていくのか楽しみだ。