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- カテゴリ:一般
- 発売日:2007/01/31
- 出版社: 富士見書房
- レーベル: 富士見ファンタジア文庫
- サイズ:15cm/318p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8291-1897-9
読割 50
紙の本
スプライトシュピーゲル 1 Butterfly & Dragonfly & Honeybee (富士見ファンタジア文庫)
著者 冲方 丁 (著)
蒼い空を翔ける三色のライン。紫の少女—鳳/アゲハ。蒼の少女—乙/ツバメ。黄の少女—雛/ヒビナ。近未来のウィーン、ミリオポリスと呼ばれるその都には、あらゆる言葉が飛び交い、...
スプライトシュピーゲル 1 Butterfly & Dragonfly & Honeybee (富士見ファンタジア文庫)
スプライトシュピーゲルI Butterfly & Dragonfly & Honeybee
紙の本 |
セット商品 |
スプライトシュピーゲル (富士見ファンタジア文庫) 全4巻完結セット
- 税込価格:2,772円(25pt)
- 発送可能日:購入できません
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商品説明
蒼い空を翔ける三色のライン。紫の少女—鳳/アゲハ。蒼の少女—乙/ツバメ。黄の少女—雛/ヒビナ。近未来のウィーン、ミリオポリスと呼ばれるその都には、あらゆる言葉が飛び交い、人々はさまざまな神を信じ、そして、くだらない争いに巻き込まれ命を落としていた。日常の間の中で—。そんな、混沌の中で生きる三人の少女たちがいた。機械化された身体を持ち、最新の官給品として、敵を貫く弾丸。「炎の妖精」たち。地下深く静かに流れていた泥流・テロが顕在化した時、三人の弾丸に、命令が下る。敵を貫け!破砕せよと。これは、天に唾をしながら、未来をあざけり、日々を生きる妖精と呼ばれた少女たちの物語。【「BOOK」データベースの商品解説】
ミリオポリス――近未来のウィーン。街の平穏を維持するために、飛び立ち、突き破り、敵を破壊する特甲児童と呼ばれる特殊な子供たちがいた――。翼を持ち、敵を殲滅するために飛翔する三人の少女たちの物語。【商品解説】
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紙の本
実際は、かなり重い内容なんですが、アッサリ読めば単なるドンパチ。アニメになればロリコン、パンチラ。このてのお話は読み手次第でどうにもでもなっちゃうんです
2007/08/01 20:11
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
姉妹篇『オイレンシュピーゲル壱 Black&Red&White』がそこそこ面白かったので、その本のなかで作者が触れていたこの本を手にしました。『オイレン』が白亜右月のイラストであったのに対し、今回は、はいむらきよたか、がイラストを担当しています。ズバリ感想を書いてしまえば、カラーは、はいむらが上。でも、本文カットでは白亜が一日の長。
で、そういう微妙なレベル差は、小説の中身にもあるようです。
カバー折り返しの言葉は
「スプライトシュピーゲルI
Butterfly&Dragonfly&Honeybee
蒼い空を翔ける三色のライン。
蒼の少女 ――鳳/アゲハ。
紫の少女 ――乙/ツバメ。
黄の少女 ――雛/ヒビナ。
近未来のウィーン、ミリオポリスと呼ばれる
その都には、あらゆる言葉が飛び交い、人々
はさまざまな神を信じ、そして、くだらない争い
に巻き込まれ命を落としていた。日常の間の
中で――。
そんな、混沌の中で生きる三人の少女た
ちがいた。機械化された身体を持ち、最新の
官給品として、敵を貫く弾丸。
《フォイエルの妖精》たち。
地下深く静かに流れていた泥流・テロが
顕在化した時、三人の弾丸に、命令が下る。
敵を貫け! 破砕せよと。
これは、天に唾をしながら、未来をあざけり、
日々を生きる妖精と呼ばれた少女たちの物語。」
イラスト はいむらきよたか
カバーデザイン 朝倉哲也(designCREST)
MSSについては、カラー口絵に
《妖精たちへ!
〈紫火〉、〈青火〉、〈黄火〉
総員、要撃開始!》
「超少子高齢化による人材不足のため、
児童に労働の権利を与え、
障害を持つ児童を無償で機械化する政策が発表された。
そして、優秀な機械化児童には、
〈特殊転送式強襲機甲義肢〉
――通称、〈特甲〉を与え、
増大する凶悪犯罪やテロに対抗させた。
彼女たちこそ、最強の特殊兵科
――MSS要撃小隊《フォイエルの妖精》だ」
とあります。内容にごく簡単に触れると
第一話 ほのおの妖精 :MSS要撃小隊デビュー戦。
第二話 バタフライ・レディ:泣き虫だったと鳳の過去を語る接続官、水無月・アドルフ・ルックナー
第三話 ドラゴンフライ・ガール:乙の暴走と、その背景
第四話 ハニー・ボム・ハニー:下水道の中に潜む危険を感じながら飛翔を続ける雛
第五話 シティ・オブ・フェアリーテール(前編):幼い子供たちを操る男
第六話 シティ・オブ・フェアリーテール(後編):男の狂気が少女たちの怒りに火をつけて
スプライトシュピーゲルあとがき
てな具合で各話、少女Aが少女BとCに投げかけるクイズで幕を開けます。内容的には、シティ・オブ・フェアリーテールでしょうか。子供を使った自爆テロがイスラム圏で多用されていますが、ベトナムでも行なわれたこのようなゲリラ戦法、人の命を道具としてしかみない指導者、大人への怒りが読者を歯噛みさせます。
でも文体を外してしまえば、かなり濃い内容の物語だとは思うんですが、コアな読者を別にすればそこまで考えずに、ドンパチものとして読んでしまうでしょう。まして、アニメにでもなれば、長女が笑いながらいう「パンチラ」ものとして受け取られてしまうかも。ま、それを理解できない冲方とは思えませんが。で、あっさり登場人物紹介
少女A=鳳・エウリディーチェ・アウグスト(アゲハ)――小隊長にして“要撃手”。気品に満ちた深紫の瞳/左目にザックリ走った海賊傷。艶めくロングヘア×ふんわり袖のシャツ/紫のリボンベルト/紫のピンストライプのタイ/長い脚/上品なタイツ/黒靴=全て小隊の制服。極辛党。子供に優しいのが弱点かも。
少女B=乙・アリステル・シュナイダー(ツバメ)――小隊の“追撃手”。淡い琥珀の目/鋭角的なツインテール/すらりとした脚/青いスカート/ニーソックス/エナメル靴。行儀悪く足を組み、春の青空を仰ぐ。“理由無き反抗”態勢。その可憐な唇に、棒付き球体菓子=ロリポップをワイルドにくわえ、ガリガリ齧る。極甘党。なんていうか自己破壊的なところが、コワイ。
少女C=雛・イングリッド・アデナウアー(ヒビナ)――小隊の“爆撃手”。鮮烈な蒼い眼/金色のショートヘア/細い脚/辛子色のスカート/ストッキング/エナメル靴。小さな肩をすくめて自己閉鎖中――ヘッドホン&腰に旧式アイポッド=リヒャルト・シュトラウス作曲『悪ふざけ野郎』=大音量。酸味党。顔に似合わず、ってえやつですか。
ほかに、どの話にもトマス・パウ神父、副官ニナ・潮音・シュニービッテン、少年・冬馬・ヨハン・メンデル、BVT局長エゴン・ポリが絡んできます。背景には政府内部の権力争いがあって、警察力っていうのは、一種のキャスティング・ボートではあるんですね。そういう意味で内務大臣ゴットフリート、MSS〈公安高機動隊〉長官ヘルガ・不知火・クローネンブルグは重要人物。MPB副長フランツ・利根・エアハルトは、名前が素適。
紙の本
重く辛くアホっぽい
2007/02/10 22:43
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
機械化された体を武器に戦う少女達の物語
ライトな雰囲気とアクの強いキャラクターながら、一人一人に焦点をあてたへビィなエピソードが展開されます
それぞれ深い傷を持つ少女達が辛く厳しい戦いに挑み、力強くアホっぽく、手を取り合って生き抜く姿が美しい(?)
電子書籍
冲方丁のラノベ
2015/09/22 15:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Ryoji Ueno - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めた時の感想は「なんじゃこりゃ」という感じ、
ぶつ切りの文章に、=だの/だのと言った記号が混ざり
違和感がありました。
でも、半分も読んでいくうちに「結構読みやすいかも」
と考えるようになってきました。
不思議と引き込まれていく筆致でした。