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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2007.1
- 出版社: 富士見書房
- レーベル: 富士見ファンタジア文庫
- サイズ:15cm/316p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8291-1880-1
読割 50
紙の本
イヴは夜明けに微笑んで (富士見ファンタジア文庫 黄昏色の詠使い)
著者 細音 啓 (著)
彼女は、ずっと考えていた。人と関わらず、孤独な人生。それで、いいのかと。だから、決めたのだ。自分の“心”を形にして詠び出せる、名詠式を学ぶことを。そうすれば、少しでも彼に...
イヴは夜明けに微笑んで (富士見ファンタジア文庫 黄昏色の詠使い)
黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで
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商品説明
彼女は、ずっと考えていた。人と関わらず、孤独な人生。それで、いいのかと。だから、決めたのだ。自分の“心”を形にして詠び出せる、名詠式を学ぶことを。そうすれば、少しでも彼に…何かを伝えられるかもしれないから—。『Keinez』・『Ruguz』・『Surisuz』・『Beorc』・『Arzus』—この五色を基本に、呼びたいものと同じ色の触媒を介し、名前を讃美し、詠うことで招き寄せる名詠式。その専修学校に通うクルーエルは、年下の転校生で、異端の夜色名詠を学ぶネイトに興味を抱く。一方、学校を訪れた虹色名詠士・カインツもまた、夜色名詠の使い手を探していて…!?第18回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞作。“君のもとへ続く詠。それを探す”召喚ファンタジー。【「BOOK」データベースの商品解説】
【ファンタジア長編小説大賞佳作(第18回)】【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
音色が生み出す世界
2009/05/17 20:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
赤青黄緑白の五色を触媒として、それぞれの色に関係したものを召喚する詠名式を学ぶ学校で出会った少年と少女。少女は未だ誰も実現したことの無い五色以外の夜色による詠名式を生み出すこと、少年は五色全てをマスターし虹色の詠名式を構築することを約束してわかれる。それから十数年後、クルーエルの通う学校に、十三歳の少年ネイトが転校して来る。彼は、誰も聞いたことがない、夜色の詠名式を専門にしていた。
世代をまたぐボーイミーツガール。色と詠を媒介とする召喚という力がある世界。才能を内に秘めながらもそれを発揮できない子供たち。文章ではその美しさを描写しにくい世界観ながら、まさに王道を突き進んでいる。
今回は世界観と現役世代のより一回り前の世代のキャラクターたちの背景を語るのがメインだったので、本来の主役たちの物語は次巻から始まるのだろう。
紙の本
目標と能力の差
2007/09/29 22:09
8人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
名詠というモンスターなどの召喚術を学ぶ学園での物語
名詠という名前や詩は良く考えてあるとは思いますが、マンティコア・ペガサス・ヒドラといった既存のモンスターをただ出すだけできちんとした描写もないのがひどくゲーム的に感じ、物語のイメージと合わない様に思いました
ファンタジーとしての立ち位置をもっとよく考えた方が良かった
文章としてもキャラが立ってもいないのにやたらと視点を変えるため、同じ場所で行ったり来たりする印象がある
また急に敵モンスターの心理描写や化学的な説明文が入っているのに違和感を感じます
綺麗な物語を書きたいのだと思うのですが、その前にきちんとした文章が必要ですね