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紙の本
四季 冬 Black Winter (講談社文庫)
著者 森 博嗣 (著)
「それでも、人は、類型の中に夢を見ることが可能です」四季はそう言った。生も死も、時間という概念をも自らの中で解体し再構築し、新たな価値を与える彼女。超然とありつづけながら...
四季 冬 Black Winter (講談社文庫)
四季 冬 Black Winter
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商品説明
「それでも、人は、類型の中に夢を見ることが可能です」四季はそう言った。生も死も、時間という概念をも自らの中で解体し再構築し、新たな価値を与える彼女。超然とありつづけながら、成熟する天才の内面を、ある殺人事件を通して描く。作者の一つの到達点であり新たな作品世界の入口ともなる、四部作完結編。【「BOOK」データベースの商品解説】
生と死そして時間。
すべてを超越し存在する、四季。
天才の成熟と到達。「四季」4部作、美しき完結編。
「それでも、人は、類型の中に夢を見ることが可能です」四季はそう言った。生も死も、時間という概念をも自らの中で解体し再構築し、新たな価値を与える彼女。超然とありつづけながら、成熟する天才の内面を、ある殺人事件を通して描く。作者の1つの到達点であり新たな作品世界の入口ともなる、4部作完結編。【商品解説】
目次
- プロローグ
- 第1章 白い部屋
- 第2章 黒い部屋
- 第3章 赤い部屋
- 第4章 青い部屋
- エピローグ
- 『四季 冬』を読んで
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紙の本
美しいの一言
2016/03/28 13:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Bernkastel - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品のすごいところは、場所、時代がほぼわからないまま様々な場面が書かれているところです。ネタバレになりますが、S&Mシリーズ第1作目「すべてがFになる」と、第10作目「有限と微小のパン」の一場面を真賀田四季目線で書かれている場面もあります。これらはおそらく、時間とも空間とも乖離している彼女が語り部だからでしょう。今までの四季シリーズより、読んでいて「これこそ真賀田四季だな」と思わせられました。前作の「四季 春〜秋」でS&MシリーズとVシリーズを集約し、繋げたあと、「四季 冬」では新たに百年シリーズやその他の話へ世界を広げています。ですので、森博嗣のシリーズの深さをもっと味わいたい方や他のシリーズに興味がある方にぜひおすすめしたい作品です。ただ、この作品単体、或いは四季シリーズから森博嗣の作品に入ろうという方にはあまりおすすめできません。なぜなら、その読み方では勿体無いからです。ぜひS&M、Vシリーズを読んでから読むことをおすすめします。その方がこの作品をもっとよく味わえるはずです。
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真賀田四季の世界
2015/08/25 14:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まきろん - この投稿者のレビュー一覧を見る
4冊のシリーズの最後「四季 冬」では、四季の人間としての感情を読み取ることができ、「すべてがFになる」や「有限と微小のパン」を読んだ時の真賀田四季のイメージが覆る1冊です。