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  • みんなの評価 5つ星のうち 2.9 6件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.11
  • 出版社: 草思社
  • サイズ:19cm/223p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-7942-1536-3

紙の本

アメリカ監獄日記 無実の囚われ人の大冒険

著者 高平 隆久 (著)

LA在住のコンピュータ技術者だった著者は、ある夜、身に覚えのない罪状でいきなり逮捕された。無実なんだからすぐに釈放—と思いきや、ろくな取り調べもないまま囚人服に。凶悪な面...

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アメリカ監獄日記 無実の囚われ人の大冒険

税込 1,540 14pt

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商品説明

LA在住のコンピュータ技術者だった著者は、ある夜、身に覚えのない罪状でいきなり逮捕された。無実なんだからすぐに釈放—と思いきや、ろくな取り調べもないまま囚人服に。凶悪な面々がぎっしり詰まった拘置所。公選弁護人は顔も見せず、罪状認否はたった一分で終了。理不尽さを通り越してもはや笑えてくる塀の中の世界。やがて怪しい私選弁護人が登場、事態は一気に動きはじめる。だが…?映画よりも奇妙でヘンテコで大変な監獄の日々が、ユーモアをまじえた絶妙の筆致で描き出されていく。ギャングにおかまにイジワル刑務官。拘置所の日々は映画より奇天烈だ。【「BOOK」データベースの商品解説】

LA在住の著者は、見に覚えのない罪で逮捕された。ろくな取調べもないまま囚人服に。映画よりも奇妙でヘンテコで大変な監獄の日々を、ユーモアを交えて描く。読み始めたら止まらない、ノンストップの米国監獄ワンダーランド。〔「ロサンゼルス拘置所日記」(草思社文庫 2012年刊)に改題〕【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

高平 隆久

略歴
〈高平隆久〉1960年東京生まれ。建築家からコンピュータ技術者に。仕事で渡米し、身に覚えのない罪状で逮捕。強制送還された後、フリーランスとして翻訳およびコンピュータで生計を立てている。

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みんなのレビュー6件

みんなの評価2.9

評価内訳

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  • 星 1 (0件)

紙の本

米国の拘置所暮らしを実体験させられた著者の興味深い記録

2007/05/20 11:17

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る

コンピュータ技師として米国LAに暮らしていた著者は2002年、婚約者である日本人女性への暴行容疑で逮捕されます。著者の弁によれば、婚約者は著者の経済援助を受けた学生として米国滞在を続けながら不法就労をし、なおかつ他の男ともつきあっていたようです。彼女をとがめ、一度とはいえ平手打ちしてしまったことがきっかけでDVの容疑で逮捕されたのです。
 本書は裁判を受けながら拘置所暮らしを強いられた著者の記録です。米国における司法制度や拘置所内の人間関係など大変興味深い実態が体験者の言葉で綴られていて、飽きることなく一気に読みました。

 私は公選弁護人という存在に対しては、経済的に恵まれない冤罪者のために持ち前の正義感と地道な努力の末に無罪を勝ち取る、といったイメージを勝手に抱いていました。しかし本書の著者が出会った公選弁護人は全くやる気がなく、しかも著者自身も知らぬうちに次から次へと人が替わり、拘置所に面会にも来ません。巻末の用語解説によれば「public defender(公選弁護人)」はロー・スクールを卒業した学生が務めるもので、この経験を積まなければ私選弁護人や検事になることができないとのこと。ですから必然的に先輩格にあたる検事などには頭が上がらず、無実の被告人でさえ有罪になってしまうことがあるそうです。

 著者は最終的には友人の援助を受けて私選弁護人を見つけます。しかしDVで無罪を勝ち取ることはほとんど不可能だということで、司法取引で決着を図るに至ります。この間の経緯も---著者自身の言い分しか判断材料がないとはいえ---どうみても無罪ではないかと感じられる著者の実情を思うと、なんとも釈然としない思いが残ります。

 婚約者に裏切られ、司法制度の理不尽さにも打ちのめされた著者。ハリウッド映画のようにはすっきりと片付かない顛末に心が痛みました。

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2007/02/18 16:40

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2010/10/14 13:25

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2011/09/09 22:10

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2020/08/26 09:43

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2020/09/01 22:32

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