紙の本
死のコレクション
2018/09/30 17:50
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投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
カーソン・ライダーシリーズの第二作目。凶悪殺人者にゆかりのある品をめぐる物語。犯人の狂気は前作のほうが上だけれども、頭のおかしい変態がたくさん出てきて楽しい話です。
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カーソンシリーズ
2015/09/28 17:17
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投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
死体の装飾は好きなジャンルなのでワクワクして読んだ。
閉ざされた趣味の世界にカーソンが入っていく所のアンダーグラウンド感はいい。
犯人はちょっと唐突すぎる気がするけど、動機の俗っぽさやラストはけっこう衝撃的で好き。
紙の本
ディーヴァ作品を彷彿とさせる展開
2019/11/30 16:56
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
犯人は意外な人物。この辺りはディーヴァー作品を彷彿とさせます。でも、全体的にイメージがしにくく、理解するのに正直苦労しました。主人公と女性記者との今後が気になります。
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デス・コレクターズというタイトルは何を示すのだろうか。カルト性さえも含有するアート集団?シリアル・キラーの凶器を蒐集する者達?作品の評価はともかくとして、如何にも海外サスペンスという感じ。
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完成度は前作よりもかなり上だとは思うけど、その分、おとなしくなっちゃったのかなあ。えげつなさ不足というかね。
残念なのは、アヴァが去ってしまったこと。今作のディーディーよりも魅力的だったのに。でも、アヴァはジェレミーのお気に入りだから、きっとそのうちシリーズに復帰するのに違いない。で、そのジェレミーも今回は活躍が少なくて、ちょっと拍子抜け。何で、前作で完成したチームをわざわざ解体しちゃうんだろう。勿体無い。あんまり執着がないのかなあ。
ところで、このシリーズの魅力の一つは、そのユーモア・センスなんだけど、実は訳出がとっても巧いのだろうと、おいらは想像する訳です。とても読みやすいし、洒落ている。三角さんに拍手です。
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2007/12/14 二転三転するストーリーや登場人物の設定や会話が非常に面白かった。文体も読みやすく、サイコホラーぽい感じで進むんなんですが、あまり陰湿さを感じず、どことなくユーモラスな作風がとても良いですね。某ベストテンで非常に好評だったので読みましたが、海外ミステリ物としてはなかなかおススメです。
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前作「百番目の男」の犯人の動機があまりにも衝撃だったので、今作は一体どんなことになってるんだろうか!とわくわく読みました。
…ていうか同じ作者ということに注目してて、同じ登場人物が出てくるということに読み始めて気付いた私。うっかり。
しかし…うぅんそうか、今回はこう来たか…!というような。
ひっくり返り感(いや、ひっくり返され感かも)は今回も見事。
とても楽しく読めました。
最後の辺り、あの人が実はあの人で、あんなところであんなことしてるだなんて…!あのシーンは何故か非常にスッキリさせてくれる箇所でした。ふふふ。
しかしライダー刑事。
このまま作品ごとに親しい女性をとっかえひっかえするようになったらちょっと嫌だなぁ。そこんとこ、頼みますよ作者…と密かな願い。
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2010/03/28
最後の謎解きはあまり鮮やかな手並みとは言えないが、ストーリーテリングは上手い。先が楽しみな作家ではある。
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ジャック・カーリイの『百番目の男』に続く第2作目の作品。『デス・コレクターズ』の書評では、しばしば「『百番目』ほどネタは強烈ではないけれどストーリーテリングがよくなった」と評価されていたため、ネタだけの作家だと思っていた私は、なかなか手に取らずにいたのですが、第3作目の評判をうかがって手にとった次第。
『百番目の男』ではストーリーがオーソドックスで不器用な感じを受けたのですが、本作を読むと、技術が上手くなっているわけではなく、あまり変わっていません。かといって決して下手なのではなく、わざと上手く見せていないのではないような感じがします。一読ではサイコサスペンス+謎解きミステリなのですが、実はメタ・ミステリ作家なのかな。『百番目』のネタが強烈すぎたため、少し目くらましを受けたのかもしれません。
私の好みのミステリだったため、☆☆☆☆とちょっと評価は高めです。ジェフリー・ディーバーと比較するべき作家なのではないでしょうか。本作のトリックは、おそらく80年代に謎解きミステリとして、アメリカ探偵作家クラブペーパーバック賞を受賞したものから影響を受けたのでしょう。
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前作のような「!?」的な驚きはないものの、軽く楽しく読める。エンタメ的な要素だけではなく、犯人の意図などびっくりすることも多い。そんでもってチェスの場面が面白い。
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『百番目の男』がおもしろすぎただけにちょっといまいちだった。
といっても『百番目の男』もミステリーとして面白かったわけではなく、物語の進行がおもしろかっただけなのでしょうがないといえばしょうがない。
ところどころに気の利いたセリフなんかもあったけど、全体としての疾走感は前作の方が断然上。
■このミス2008海外7位
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前作に比べかなり読みやすく、面白くなっていました。後半の急展開はかなりお勧めです。続編も読むでしょう。
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ろうそくと花に囲まれた死体の謎を追う異常犯罪専従の刑事に、30年前の殺人鬼の残したアートの破片がまとわり付く。
殺人は次々に起き、過去の事件の犯人の仲間たちが殺されていく。
行くのだけど…、どうにも緊迫感を感じない。
殺人がおきました。被害者は30年前の殺人鬼の仲間でした。現場に殺人鬼が描いた絵の切れ端が残されてました。…で?って感じ。
刑事に保護される人物も事件に対して何らかのキーになる訳でもないし、刑事の身に危機が迫るわけでもない。事件の異常性もそれほど強くは感じない。
題名になっているデス・コレクターたちにも同じことが言える。
そして何より文章が読みにくいせいで、内容がなかなか頭に入ってこない。
自分にはどうも相性のよくない文章みたいだ。
そういえば前作「百番目の男」でも苦労したっけ。
犯人は意外であり、そうでもなし。
犯人の動機がぶれていたのが気になる。
あと表紙のデザインはどうかと思うよ。
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素敵なイカレタ悪魔のアドバイザー・ジェレミーの出番が少なかった分、★マイナスで。
前回の衝撃のwhy done itに比べると、確かに犯人は意外だったけど、
それはそれで、という感じで突出感はなかった。
むしろ犯罪の動機が逆惑わしのストレートさで驚き?といえば驚きか。
でも、これだけ犯罪者に関するうんちくが満載のこの作品で、
女性の連続犯罪者はたいへんまれ、というプロファイリングの王道のお約束に、
まったく触れられていないのはなぜ???
などなど気になることも多かったのでこの評価。
ところでこの主人公、なにかっつーと関係する女性にもてますけど、
これ以降の作品でもこうなるのだろうか?
寅さん‥あるいは007?
かならずヒロインを用意する、映画パターンになるのか?
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カーソン・ライダーのシリーズ2作目。違法では無いものの犯罪者に由来する記念品を高額で買いあさる収集家(デス・コレクター)にまつわる話。カーソンは前作で出会った特別な恋人アヴァに距離を置かれて傷ついていたのに、新恋人が登場。簡単過ぎないか?!?!トレイの人物像は印象的ながら、ジェレミーの出番もそれほどでもなく、いまいち気分が盛り上がらないまま読了。面白かったけれど、ハリー・ポッターのシリーズで言うところのチャンバー・オブ・シークレットのような、微妙な感じの残るお話。個人的に真犯人がわかったときのビックリ度が納得度と同じくらいかそれ以上で無いと微妙、と感じてしまうのかも。前作同様、装丁も好きじゃない。思いがけず妙な順番から読んでしまったけど、執筆順で読んでいたら、ここで読むのを止めていたかもしれない。4作目は★5つの面白さで、今は3作目を読んでいるけど、なかなか面白い。期待が大きかったので★3つにしたけれど、普通に考えたら4つくらいかも。新恋人に共感しづらいのが楽しみきれなかった理由のひとつかもしれない。野心があって自分に自信のある女性は共感するのかも(でもそういう人はミステリを読むことに時間を使ったりしないかも)。