投稿元:
レビューを見る
人材育成に関する心理学、教育学、経営学等の関連諸科学の基礎理論をわかり易く説明しています。
各章の初めに、「本章のねらい」「キーワード」が書かれており、ポイントが押さえられます。
参考文献も掲載されており、本書でさわりを掴み、興味ある事項は深く勉強することができます。
人材育成に携わる方には、是非読んで頂きたい本です。
投稿元:
レビューを見る
タイトル通り、社内の人材育成(教育)に関する諸理論を体系的・網羅的に紹介した書籍。アカデミックな内容ではあるのですが、全体的にとても分かりやすいです。人事・教育・研修担当者・経営幹部は必携の書で、人材育成を学ぶには、とても重宝します!!
投稿元:
レビューを見る
インストラクショナルデザインとかイマイチ分からんかったので、これを入門書として、今後詳しく勉強したいと思った。
投稿元:
レビューを見る
・東京大学の中原 淳 先生著の、人材育成理論の
辞書的な位置付けにしたい本
・企業における人材育成について、心理学と教育学を絡めながら記述されている。様々なフレームワークが、参考文献とともに記されているので、顧客への説明時やアイデアの抜けがないかを確認したい時などに手元において参考にしたい。
<あし>
■概要
以下、特に役立つと考えられる章
第1章 学習のメカニズム
第2章 学習モデル
第4章 インストラクショナルデザイン
第5章 学習環境のデザイン
第6章 教育・研修の評価
第7章 キャリア開発の考え方
■仕事に役立つ点
研修のプロセスデザインを考えたり、
研修って本当に効果あるの?
などなど、研修についてきちんと考えたい人にお薦めの本。
また、理論をどの様に仕事に結びつければよいのか、
その頭の働かせ方を学ぶことができる一冊。
☆5つ
(コバ)
投稿元:
レビューを見る
勉強になりました。まさしく、研修担当の時に入門書として読むべき本でした。
社会人教育を標榜しているだけあって、短く単元ごとにまとめてあり、とても読みやすい、かつ、理解しやすい本でした。
今は、業務でキャリア開発を担当しているので、そのあたりは実務に活用できそうです。
投稿元:
レビューを見る
この本、地味ですが、確実に<<永久保存版>>にします。
研修や、人を育てる仕組みを科学的に管理していますか?
OJTもどきで、やったつもりになってちゃいけませんねぇ。
研修の企画から、実施、フィードバックはどうするか、まで、網羅してます。
来年から、社内講師になると思うので、じっくり読み込もうと思います。
投稿元:
レビューを見る
人材教育に関する、心理学・教育学・経営学等の理論がまとめられた、ビジネスマン必携の一冊。
はじめに、でも書かれている通り、誰しもが被教育者であった経験があるせいか、教育や学習については、誰もが一言持っている。ついでに、兄弟・後輩など被教育者ではなく教育者としての経験も同様に誰しもがもっていると僕は思う(先生とは先に生まれると書くが、言いえて妙だと思う)。
それが故に、私の教育論に基づき教育をし、そして失敗する。
経験は大事。だけど、過去から蓄えられてきた知を吸収することも大事。
そんな単純なことに気づかされる一冊。
自分の経験と照らし合わせながら読むとよいと思います。
投稿元:
レビューを見る
@ワークショップをやる上で、少しは勉強しておかなくてはと思い手にとった。
経営戦略の一環としての人事(そりゃそうだ)
学習心理学
繰り返すことで効果があがる『行動主義』
人間をコンピュータになぞらえる『認知主義』
環境との相互作用で考える『状況主義』
講義で習ったことの多くは忘れ去られる運命にある!
協調学習
ロシュエル「全員の理解が収束に向かう」
三宅「全員の理解が一致するとは限らない」
自然と役割分担がなされ、個人では到達できなかった理解に到達する可能性がある。
大人の学習者は、
実利的である
動機を必要とする
自律的である
レレヴァンスを必要する
目的志向性が高い
豊富な人生経験がある
熟達:
注意を要する訓練を一万時間。ただし熟達者を観察しているだけでは不十分。
ガニエの9教授事象
学習者の注意を獲得する
授業の目標を知らせる
前提条件を思い出させる
新しい事項を提示する
学習の指針を与える
練習の機会を作る
フィードバックを与える
学習の成果を評価する
保持と転移を高める(復習)
カークパトリックの四段階評価
反応:研修に対して満足したか
学習:研修で扱った内容を理解したか
行動:研修で使った内容を実務において活用できたか
業績:研修で扱った内容が業績に貢献したか
ベーシックなことばかりだけなんだろうけど、これだけ色んなことがちゃんとまとめられてるのは助かる。これからワークショップを設計するときに大いに参考にさせてもらおうと思う。
投稿元:
レビューを見る
企業内人材育成について従来の研修やOJTの問題点をあげ、効果的なOJTとOff-JTを考えるための心理学、教育学、教育工学といった様々な理論を紹介している。
理論だけでは役に立たないところだが、考え方や裏付けとして引用・説明されているので、根本から考えるための武装を与えてくれる。
即効性のあるというお触れの手法を試しては失敗するということは、教育に限らず社会ではまま見かけることであり、その根っこにはやはりこういった教育論の見直しが必要だと共感した。
投稿元:
レビューを見る
知識のポータルとして、実に良質でした。こういう入門書は、あんまり専門家が書かないので、探すのが難しい。
投稿元:
レビューを見る
2011.02.03
以前買って、誰かに貸したままなのだろうか、手元になくて読みたいときに困ったので、また買ってしまった。読み直して新たな気付きがあるといいな。
投稿元:
レビューを見る
講師を務めないといけないかもしれない、ということで人材育成の基本を学ぶために読んでみた。
業績向上に結びつく知的生産性の向上を目的とした人材育成は、「全社的な経営戦略の一環として、すべてのビジネスパーソンが日常的に取り組むべき企業活動」である。
この考え方を幹として全体が論理的に構成され、文章は極めて平易。なので、非常に読みやすい。日常的なマネジメントから全社的な業務改革活動まで、本書から示唆を得られること盛りだくさんでした。人事部門だけでなく、全てのビジネスマンが読んでおくべき本だと思います。
投稿元:
レビューを見る
人材育成の業務に携わる人にとってはとてもよい教科書のような本。とても網羅的であり、アカデミックな見地かつ実践的な部分とのバランスがよい。
また、独断を述べるのでなく、これまでの理論などをまとめる形で現在の最適解を解説している。
人材育成の業務につき始めに一度読んだが、2年経ち、再読するとさらに学びが深いものだった。
投稿元:
レビューを見る
“人材育成とは「全社的な経営戦略の一環として、すべてのビジネスパーソンが日常的に取り組むべき企業活動」である。”
まさにそう思います。
特に参考になったのは、
第1章 学習のメカニズム
第3章 動機づけの理論
第7章 キャリア開発の考え方
第8章 企業教育の政治力学
です。
こういう本がなぜもっと世間一般に普及しないのか不思議です。
人材育成に関する知識は、
社会人としての一般教養のようなものだと思うのです。
人事に関わる人だけでなく、全ての社員が共通認識として知っておくべき知識だと思います。
そうでなければ自分の会社の人事制度がいいのか悪いのかの判断すらできません。
自分が今までいた会社も、
人材育成はOJTという都合のいい言葉で語られて結局中身はなく、
個々の先輩社員や上司の「私の教育論」を適当に聞かされるだけのひどい運営の仕方をしていました。
理論というのは机上の空論ではなく実践する為の根拠です。
ロジカルな根拠無しに、中身の無い根性論や経験談だけで納得して行動するほど後輩や部下は馬鹿じゃない。
「最近の若い者は」というおじさんたちの決まり文句から始まる表面的にはもっともらしく話している内容は、時代という文脈から置き去りにされている自分たちを必死に否定しようとしている見苦しい言い訳にしか聞こえないのです。
なんだか少し辛辣になってしまいました。。
自分がもし会社を作る時は、
人材育成のマネジメントはきちんとしたいものです。
投稿元:
レビューを見る
あらゆる観点から企業内教育を紐解く。目次をなぞると、学習のメカニズム、学習モデル、動機づけの理論、インストラクショナルデザイン、学習環境のデザイン、教育・研修の評価、キャリア開発の考え方、企業教育の政治力学。
企業内における教育の難しいところは、「企業の利益にどう貢献するのか」という問題に必ず行きつくところにあると思う。某本のタイトルではないが、教育とは「誰のためのデザイン」なのかを考える必要がある。決して「何のためのデザイン」という観点ではない。
副題の「人を育てる心理・教育学の基本理論を学ぶ」と書いてあるとおり、読んでいて勉強にはなるので、ぜひ読んでもらいたい。