サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 3.5 167件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.8
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/248p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-301471-7

紙の本

ボトルネック

著者 米澤 穂信 (著)

恋人を弔うため東尋坊に来ていた僕は、強い眩暈に襲われ、そのまま崖下へ落ちてしまった。—はずだった。ところが、気づけば見慣れた金沢の街中にいる。不可解な想いを胸に自宅へ戻る...

もっと見る

ボトルネック

税込 1,540 14pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

恋人を弔うため東尋坊に来ていた僕は、強い眩暈に襲われ、そのまま崖下へ落ちてしまった。—はずだった。ところが、気づけば見慣れた金沢の街中にいる。不可解な想いを胸に自宅へ戻ると、存在しないはずの「姉」に出迎えられた。どうやらここは、「僕の産まれなかった世界」らしい。【「BOOK」データベースの商品解説】

気づけば僕は「自分が産まれなかった世界」にいた。街並や社会に大した違いはないが、そこでは、死んだはずのあの人が生きていて−。若さ特有の「痛々しいオーラ」が横溢する、「現在進行形」の書き下ろし青春小説。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

米澤 穂信

略歴
〈米澤穂信〉1978年岐阜県生まれ。2001年「氷菓」で角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞しデビュー。著書に「犬はどこだ」「夏期限定トロピカルパフェ事件」など。

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー167件

みんなの評価3.5

評価内訳

紙の本

完璧になった世界で、絶望を叫ぶ

2008/10/07 01:35

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ねねここねねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

米澤の最高傑作のひとつ。
軽やかな文体でさらりと書くまでも、現代の、個人の禁忌を抉る漆黒。
生きる個人は世界を映す鑑である。内的世界のうちに外部世界も映し出すから。
もしもその構築が、すべてが、否定されるものだとしたら。
それを事実のうちに、深く理解してしまったならば…。
無力どころかマイナス。己が世界の元凶と、わかりすぎるほどわかったならば。

「書きやがった」と思う本に、出あったのは久しぶりかもしれない。
桜庭の『私の男』以来だろうか。
テーマ、モチーフのこともあり、桜庭は女性的だった。
ボトルネックは男性的、よくよく少年的である。
両者とも、しかし似ているような気がした。
どこか似ている。しかしながら、女性は強く、少年は弱い。
閉じた世界で生きるのさえ、狡猾に生きようことは出来ない。
身を滅ぼしていく、事実の突きつけ。
世界の奥に救いはなかった。

感受性のやわらかな存在。
時間の流れにおいて、そうした時期を人は過ごすものに思うけど
剥きたてのゆで卵のようにつやつやした、ものが崩れるのをなぜか思った。
世界からの、存在の全否定。
一面で、世界はこの上なく残酷である。

世界と個人がすべて、できそこないだという現実。
できそこないにしてるのは、自分だったという絶望。
自覚する。正しいものは何もなかった。
救われたかった。
救われなかった。
彼の嘆きを誰が拾ってやることができるだろう。

ただひとつ、救いのようにも思えるのが
彼女の死が彼を引き込んだという考え方だろうか。
しかし、それさえ救いになるのだろうか。
信頼関係に思えていた、彼の幻想は崩れてしまったのに。
いちばん大切なものさえ、偽りだったというかなしみ。
ほんとうじゃなかった。
何もわかってなどなかった。

無力感と絶望。できそこないにしている、
できそこないのなかのできそこない。
無力であり、自分は何も変えられなかった。
無力がさらにマイナスだった。
怖るべき自覚。
一握りの希望も彼は掴み取れない。

世界はかくも残酷だった。
その場所に住まう天使に色はない。
残酷な無表情で事実を眺めている。

人はその上でさらに、立ち上がることができるだろうか。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

ミステリというより、とても悲しいお話しです

2007/05/30 23:40

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書、宝島社の「このミス2007年度」の15位です。
 恋人の弔いに訪れた主人公のリョウはそのまま、崖の下へふらっと落ちてしまいます。
そして、リョウが目覚めたのは、なんと自分が存在しないことになっているもう一つの世界。
 そして、死んだはずの人もちゃんと生きている。
リョウは、はたして、、、。
 というプロット。
 彼女の死をめぐる一応ミステリですが、
パラレルワールドをあつかった、半分SFみたいな感じもします。
 そして、この小説、物凄い、悲しいお話しです。
自分が存在しないことになっているもう一つの世界では、
死んだはずの人も生きているし、つぶれたはずの店なんかもちゃんと存在する、そして、自分の代わりにサキという女の子が実家にはちゃんと居る。
 そう、本文中にもありますが、
自分が存在した前の世界より、ちょっといい世界になっている。
 これに気付いた時ほど、悲しいことは、ありません。
 この憂いというか、悲しみを描いたミステリです。
この前スタメンという番組で作家の五木寛之さんも、
憂いということについて語っていました。
汚れちまった悲しみに、といった中原中也。
今回、本書を読んで悲しみは、人間の重要な感情の一つだと、思いました。
 本当に切ない小説です。その感情に浸ってください。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

崖っぷちから思わぬ世界へ

2022/08/01 15:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

死んだはずの恋人に存在しない姉までと、主人公が迷い込むパラレルワールドに驚かされました。自分自身の価値を問われることになった嵯峨野リョウが、導き出した答えは残酷過ぎます。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

読んで楽しいとか、タメになるとか、そういったお話では全くありません。ラストに苦い思いを抱く人も、私のように「当然」と肯く人もいる、そういう物語です

2007/03/03 17:31

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

多分、今まで何度かこの作家の本を手にする機会はあったのですが、実際に一冊の本として読むのは今回が初めて。何かの選集で読んで感心した記憶があって、それが今回の読書に繋がったはずなのですが、自分のメモを探しても彼の名前が出てきません。フムフム、記憶に障害が・・・
作品は、書き下ろしで、多分、東尋坊をイメージしているんでしょうが、どうしてもアニメに出てくる岩山にしか思えないカバー画を書いているのが、フジモト・ヒデト、そしてソフトカバーの角背本といえばクレストブックを手掛ける新潮社装幀室。
カバー折り返しの文言は
「恋人を弔うため東尋坊に来ていた僕は、強い眩暈に襲われ、そのまま崖下へ落ちてしまった。—はずだった。
ところが、気づけば見慣れた金沢の街中にいる。
不可解な想いを胸に自宅へ戻ると、存在しないはずの「姉」に出迎えられた。
どうやらここは、「僕の産まれなかった世界」らしい。」
ついでに手抜き気味に新潮社のwebには
「懐かしくはない。爽やかでもない。若さとは、かくも冷徹に痛ましい。
二年前に死んだ恋人を弔うため東尋坊に来ていた僕は、バランスを崩して崖から落ちてしまった……はずだった。が、気づけば見慣れた場所にいた。不可解な想いを胸に自宅へ戻ると、存在しないはずの「姉」に出迎えられる。どうやらここは、「僕の産まれなかった世界」らしい。新鋭が容赦ない筆致で描く、等身大の「青春」ミステリ。」
とあります。主人公・ぼくは嵯峨野リョウ高校一年生、二年前に死んだ恋人というかぼくが恋していたというのが中学校の時、同級生だった諏訪ノゾミ。で、東尋坊でノゾミの弔いをしていた時に事故で亡くなったのが兄でした。で、パラレル・ワールドに移ったのが携帯電話の表示によれば2005年12月30日。勿論、舞台は金沢です。
リョウは世界を移動してしまったことを知りませんから、兄の葬儀に駆けつけるために自宅に戻ります。そこで彼を出迎えたのが、二十歳前らしい嵯峨野サキです。で、彼女はリョウのことなど知らないといいますが、彼の言うことを全く信じていないわけではありません。ただし、主人公のほうはといえば、彼女のいうことを全く信じない。
この正確の差が実は重要です。それはともかく、二人は互いの主張の正しさを証明するために互いの家族のことから金沢の町の様子のことなどを比べていきます。そしてノゾミの死が、実際にはどのようなものであったかを知ることになるのですが・・・
苦い結末、とありますが私は当然の幕引きだと思います。それが主人公の性格にあるんですが、ともかく高校一年には思えない不快な言動の持ち主です。しかも、その傍観的な態度。その主人公らしからぬ違和感が、あのラストになる。ふむふむ、絶対にベストセラーにはならないでしょう。読んで楽しい話でもない。
でも問題を投げかける本ではあります。ただし、後半ででてくる推理小説的謎解き部分が必要であったか、と言われると私は否定的。単純に並行世界での自己の存在理由だけで勝負しても良かったかな、って思います。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2006/09/08 12:47

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/09/14 00:00

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/09/24 00:52

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/09/17 12:29

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/10/11 02:45

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/11/25 23:48

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/11/21 17:24

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/12/13 20:17

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/12/17 14:47

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/01/13 21:48

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/01/15 00:45

投稿元:ブクログ

レビューを見る

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。