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紙の本
水の道具誌 (岩波新書 新赤版)
著者 山口 昌伴 (著)
水の性質を活かし、使いこなし、楽しむための道具が、私たちの周囲には確かにあった。束子、井戸、用水路、手廻し洗濯器…。急速に失われつつあるそれらの「道具」を日本各地にたずね...
水の道具誌 (岩波新書 新赤版)
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商品説明
水の性質を活かし、使いこなし、楽しむための道具が、私たちの周囲には確かにあった。束子、井戸、用水路、手廻し洗濯器…。急速に失われつつあるそれらの「道具」を日本各地にたずね、そこに込められた水づかいの叡智を学ぶ。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
山口 昌伴
- 略歴
- 〈山口昌伴〉1937年大阪府生まれ。早稲田大学第二理工学部建築学科卒業。世界の日常道具を幅広くフィールド研究する。GKデザイン機構・道具学会理事。著書に「台所空間学」「台所の1万年」など。
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紙の本
道具を訪ね歩く著者の足取りも軽やかな1冊。
2012/04/04 22:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きし - この投稿者のレビュー一覧を見る
まるで「私、まじめですから」とでも言いそうな雰囲気で並んでいるのに、新書というのは、どうしてこう不思議なものが出ているのでしょうか。
タイトルでいえば『日本神話とアンパンマン』とか。
気になって、つい、読んでしまいます。
タイトルもシンプルなこの本は、道具好きの著者が特に水にまつわる道具を集めて語ったという内容。
最初に取り上げられているのは如雨露、です。
じょうろ。
めったに漢字で書くことなどありません。書くことがないどころか、持ってないし。
でも、如雨露の、あの水の出口を「蓮口」ということを知って「ほう、いかにも」と思ったり、如雨露作りの名人がすでに他界されていることなどを知って残念に思ったりすることができるこの本は、予想どおり楽しい新書でした。
思う以上に多岐に亘る水にまつわる道具。
きれいなところでは水琴窟。
変わったところでは下駄の爪皮。そういえば、水にまつわるものです。
洗濯板に衛星型洗濯機。
洗面器から、清潔であることと清浄であることの違い、汚れと穢れの違いが語られたり。
水の道具の今昔を通して、水との関わりの変遷を思う。さらに、この先、未来を考える。
そういう意味合いのある内容の本でもありますが、ここはやはり、著者の道具への愛情、思い入れの深さを楽しみたい気がします。
道具を訪ね歩く著者の足取りの軽やかさにあわせて。
紙の本
期待を超える
2023/04/20 01:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分で手を出しておいてなんだけれど
あんまり期待していなかったのに、
けっこう面白かった。
工業製品を見ても
日本人は応用は得意というのはわかるけれど、
「水」という道具が前提にあって
それをどう使うかという問だから、
多種多様の趣があって興味が尽きない。