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商品説明
「一生安心」はウソ。「女性の強い味方」「ボーナスつきでお得」も大きな間違い。うまい広告に騙されるな! ファイナンシャルプランナーの著者が、生命保険の営業に13年携わった経験から民間医療保険の仕組みを解説。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
内藤 眞弓
- 略歴
- 〈内藤眞弓〉1956年香川県生まれ。日本女子大学英文学科卒業。ファイナンシャルプランナー。特定の金融機関に属さない独立系ファイナンシャルプランナー集団「生活設計塾クルー」メンバー。
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紙の本
健康なうちに保険制度について知ることの大切さをあらためて教える良書
2006/11/24 22:23
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る
この夏に予期せぬ長期入院を強いられました。入院日数が増え、様々な検査項目が積み重なるにつれ、加入している民間医療保険から受け取れる保障で間に合うのか、と不安が募りました。おまけに病室で見るテレビのCMで、様々な新型医療保険が宣伝されていて、私の不安と焦燥は増大するばかり。
退院と同時に足掛け3ヶ月に渡る医療費の自己負担額を窓口で納め、さぁこの多額の支出をどうしようか、と思ったものです。
しかし、本書を読む限り、私のようなサラリーマンは過度に心配する必要はないということが分かります。私が公的保険として加入しているような「組合管掌健康保険」には、「高額療養費」の附加給付として、1ヶ月あたりの自己負担の限度枠を法律で決まっている金額よりも低い金額に設定しているのです。この本にしたがって自分のケースを確認したところ、私の場合は1ヶ月あたりの自己負担限度額がおおむね2万円を超えると、その越えた部分は後日還付されるということが分かりました。こうしたことはいざ実際に闘病生活を送ってみないと気がつかないものです。
入院するとこんなに多額の医療費がのしかかってきますよ、といたずらに不安をあおるかのようなテレビCMを前に、熟慮せずに民間医療保険にとびつく愚を本書は戒めています。日本は国民皆保険制度が整った国で、自分が加入しているこの公的保険の仕組みをまずじっくりと確認することが必要だと訴えます。
そしてまずはきちんと貯蓄を励行し、その貯蓄と公的保険による保障をあわせても不足だと感じる部分を、民間医療保険への賢い加入で解消することを勧めるのです。
「医療保険に入ってはいけない!」というのはなかなか刺激的なタイトルで、必ずしも入ってはいけないわけではないという内容との齟齬を感じないでもありませんが、本書が勧める保険生活は、大変ためになるものだと感じました。
紙の本
医療保険だけを頼りにしてはいけない
2007/05/01 13:59
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夕顔の丘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
衝撃的なタイトルに吸い寄せられるように取ってはみたが、期待感は薄かった。
“この類の本は乱雑に並ぶほど発刊している”。だが、読むうちになるほどこん
な仕掛けだったのかと。我が家でも家族が入院生活を送る破目になったが、医療
保険に入っているのでまずは一安心と思い込んでいたが、救済どころかほとんど
役に立たず頭の中は真っ白、過度な広告に、騙された結果なのだからと慰めてみ
たものの。いま家庭で必要なのは? 医療保険なのか、貯蓄なのか、再計画を立
てても遅くはないだろう。
「国民皆保険」の土壌は、病気の治療には恵まれているはずだが、保険だけで
何もかも賄えるものではない。ひとたび病気を発症し、入退院や手術を繰り返せ
ば莫大な費用がかさむ、「高額医療費制度」もあるにはあるが、一度は病院に多
額の支払いをしなくてはならない。「法改定により2007年4月からは」基準額以
上の高額になれば、高額医療費制度へ更新され、多額の現金を工面しなくてもよ
くなったのが唯一救いだが、医療費以外にも臨時出費はかさみ、家計の圧迫はは
かりしれない。その救世主として選んだはずの医療保険が役に立たないとは?
テレビの大量宣伝ではないが≪民間医療保険や病院≫は、あくまで営利が目的、
「公的医療保険」は、保険料と税金で賄われている。民間医療保険は営利目的の
保険なのだから、これで“安心保険”などあるわけがないと言う。終身保険、定
期保険、ガン保険などの特約は、使っても使わなくても保険料は上乗せされてい
る。病気になった時の一時しのぎに過ぎないし、最後までの保障はない。だから
こそ貯蓄と保険の度合いを考え直さなくていけない。
この本は医療保険に入ってはいけないと、全面的に否定しているものではない。
何もかも保険がすべてと、むやみに入ることを警告している。保険の占める割合
と貯蓄の割合を考えて、家計設計を立てることが肝要かな。