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紙の本
豹頭王の挑戦 (ハヤカワ文庫 JA グイン・サーガ)
著者 栗本 薫 (著)
ボルボロス街道を南下したグイン一行は、得体の知れぬたたずまいを見せるコングラス城の門をくぐった。城主のコングラス伯爵から最上級のもてなしを受け、久しぶりにやすらぎの夜を過...
豹頭王の挑戦 (ハヤカワ文庫 JA グイン・サーガ)
グイン・サーガ109 豹頭王の挑戦
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商品説明
ボルボロス街道を南下したグイン一行は、得体の知れぬたたずまいを見せるコングラス城の門をくぐった。城主のコングラス伯爵から最上級のもてなしを受け、久しぶりにやすらぎの夜を過ごすグインたち。その夜グインは、城主から、失われた記憶をとりもどしてさしあげようとの申し出を受けるが断る。翌日、城を辞し、ふたたび隠密行動を開始したグイン一行が、タルドの宿にひそんでいるところに見知らぬ傭兵がたずねてきた。【「BOOK」データベースの商品解説】
【日本SF大賞(第30回)】【星雲賞日本長編部門(第41回)】【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
マリウスの生き様は男の理想
2006/11/01 00:31
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MESSY - この投稿者のレビュー一覧を見る
つき合い始めて四半世紀余り。作者のパワーにも恐れ入りますが、自分の気の長いのにもあきれています。公約だった100巻で終わらないことがはっきりし、しかもいつまで続くかわからない展開になったときには「もうやめてやる」と思いましたが、私もいまやいいトシで、最近は「こういうのもありとするか」という気分です。
というわけで、いわば惰性で読み続けているわけですが、今回はわりと面白いと思います。昔からマリウスが出てくると物語が華やぐ傾向にあるのですが、今回は特にそれが鮮明に出ました。マリウスが最も存在感を発揮したのはなんと言ってもイリス(=オクタヴィア)との恋物語のころです(今となっては恐ろしく昔のような気がします)が、今回はそれ以来の活躍です。
マリウスはこれまで情けない部分が目立ってきましたが、ここに来て複数の登場人物に「実は帝王の器」という側面を語らせるなど、作者はプラスの部分を強調しつつあるようで、これからも楽しみです。でも、マリウスまでナリスやイシュトのような根の暗い展開にどっぷりつかると嫌だなあ。
まあ、主要な登場人物が軒並みまともな恋愛や結婚生活をしていない中では、ほとんど唯一ちゃんとした(?)恋愛をし、それなりの結婚生活をいとなんで子供をもうけ、しかも協議離婚までしている、いわば庶民の喜怒哀楽を理解できる(本当は違う気もしますが)貴重な男ですので、これからも頑張って欲しいですね。特に、絶世の美女の奥さんとかわいい娘を振り捨ててまで浮かれ歩く、男の一つの理想の生き様を貫いて欲しいです。
と、気がついたらもう次の巻が出ていました。早く取り寄せないと……
紙の本
珍道中
2006/08/11 18:30
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
100巻を越えたあたりからまた新たなグインサーガが始まった印象がありましたが、これも今までにない展開ですね
しかし、マリウスは生き生きとしているしグインもまんざらではない様子
パロの双子を守りイシュトヴァーンと共にパロに向かった過去を繰り返すように、スーティとフロリーを守りマリウス・レギアと共にまたパロを目指すというなんとも因縁的な展開はグインサーガという大河小説ならではですね
しかし旅の友が違うだけで、これほど騒がしく賑やかしく陽気な珍道中になろうとは
紙の本
新たなる戦い
2023/02/19 05:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
またもや新展開でようやく主人公の活躍が見られる。これだけの世界観だから登城人物がまんべんなく出られることはないのは仕方のないこと。
紙の本
だらだらとよく続くもんだ
2006/09/17 01:26
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:不思議 - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズモンゴールからパロが開放された後だんだん中だるみしてきて、ケイロニア編辺り以降ただ冊数を伸ばすためだけに書いている様相を呈してきていますね。この作品、同じ内容を他の作家が書けば間違いなく1/5の分量になってしまうでしょう。
とにかく形容詞の雨あられ、基本的に小説を読む楽しさとは、文章を読みながら、その情景を思い浮かべることにあるはずなのだが、あまりに形容詞過多のため、逆に思い浮かべることが面倒になってしまい、うんざりしてしまいます。私はこの小説を読むとき形容詞をすべて読まずに飛ばしてしまうことにしています。おかげで斜め読みが上手になりました。この本なら読み終わるまで20分程度といったところでしょうかね。
まあ想像力や文章読解力の無い人には親切なのかも知れませんし、この本に限れば最近のこのシリーズの中では中身が多少なりとも有ったほうでしょうからね。
この作品、第一巻からシリーズをずっと買い続けてきたから、惰性で買ってしまい読まずに本棚の肥やしになっているという人、かなり多いと聞き及びます。
まあ一般的には、この作者すでに終わった過去のひとという評価ですから、こんなもんなんでしょうかね。