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- カテゴリ:医療従事者
- 発行年月:2006.7
- 出版社: 早川書房
- サイズ:20cm/260p
- 利用対象:医療従事者
- ISBN:4-15-208744-7
紙の本
死体闇取引 暗躍するボディーブローカーたち
死後まもない遺体の臓器が移植に用いられたり、医学部での実習用に献体が募られたりというのはよく聞く話だが、死体にはその他にも多くの用途がある。医療機器メーカーが医者を対象に...
死体闇取引 暗躍するボディーブローカーたち
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商品説明
死後まもない遺体の臓器が移植に用いられたり、医学部での実習用に献体が募られたりというのはよく聞く話だが、死体にはその他にも多くの用途がある。医療機器メーカーが医者を対象に新製品の実演販売をしてみせる、骨ペーストや骨ねじの原料になる、または軍部が地雷防護服を着せてその強度を実験する…しかし、これらのすべてが遺族の合意に基づいて行なわれているわけではない。死体の需要と供給は、不法な死体の横流しや窃盗によって均衡を保っているのだ。死体をパーツに切り分けて出荷する火葬場。遺灰は適当に集められて返却される、解剖室で余った死体を闇に流して私利を得る大学関係者、死体の出場所も確認せずに遺体を医療製品に加工する組織バンク、そして彼らをつなぐ仲介業者など、死体調達のネットワークは思いのほか身近で、複雑で、陰湿だ—。気鋭のジャーナリストが、遺体を切り売りする人々を直接取材し、驚くべき死体ビジネスの実態を明かす衝撃のルポルタージュ。【「BOOK」データベースの商品解説】
死体を切り売りする火葬場、ホスピスで葬儀と引き換えに献体を募る葬儀社、献体を転売する病院…。気鋭のジャーナリストが、遺体を切り売りする人々を直接取材し、驚くべき死体ビジネスの実態を明かすルポルタージュ。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
アニー・チェイニー
- 略歴
- 〈アニー・チェイニー〉ハーパーズ・マガジン誌などに寄稿する。ジャーナリスト。「死体闇取引」の元になった記事「墓場荒らし」は2005年にアメリカ・ジャーナリスト協会から「デッドライン・クラブ賞」を受賞。
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紙の本
現代の墓場泥棒
2016/08/30 15:15
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投稿者:つよし - この投稿者のレビュー一覧を見る
文句なしに面白い。そしてグロい。これがノンフィクションだとはにわかに信じられないほどのディテール、そして当事者の告白、言い訳がリアルだ。解剖実習や移植のために、死体がブローカーを通じて医学部や病院、医療メーカーに回される。合法と非合法が入り交じるグレーゾーンだ。最後に謎が残る。日本でも同様のことは本当にないのか、と。