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うそうそ  「しゃばけ」シリーズ

うそうそ(新潮社) 畠中 恵著
税込価格: ¥1,470 (本体 : ¥1,400)
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出版 : 新潮社
サイズ : 20cm / 265p
ISBN : 4-10-450705-9
発行年月 : 2006.5
利用対象 : 一般

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コメント・書評

底なしのやさしさ
桔梗
2009/07/21 09:46:20
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★★★★

日々の暮らしの中で 迷うこともあるし 弱気になることもある 思いがけないことに心が折れちゃいそうになることもあれば 人の気も知らないで…とその振る舞いが憎らしくなることもある 信頼し家族のように良くしてくれていた村人達から裏切られたお比女さま そんな村人を懲らしめた父親である山神の仕打ちも許せず その原因になった自分も許せず 生きていく自信が持てずにいる 相手のあることは何でも自分の思ったとおりにはいかない そんな簡単なこと 頭ではちゃんとわかってる でも ときどき相手の無邪気さとか残酷さとかが腹立たしくもなる 違うかな 実は腹を立ててる対象は自分自身かもしれない 心のどこかで期待しちゃってる…  全文読む 評価する

ホント、ホント!
菊理媛
2008/06/11 15:27:39
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★★★★★

これは、なかなか面白いですよ!一作目では、二人の兄やは「大物妖」と紹介されながら、付喪神のなり損ないごときに(不意打ちとはいえ)、のされてしまったりしたので、「大物妖、ナンボのもの?」と思っていたところがありますが、今回の兄やたちの大物ぶりは、すごいですよぉ~。いや、ホントに。姫神の守りである天狗をちぎっては投げ、蹴飛ばし、なんと腕もぶった切りという大活躍。「殺せないので始末がが悪い」と困っているあたりも、ツワモノならでは(負けるとはツユほども思っていない)こその大言で、「おぉ、それでこそ大物妖♪」と納得できた、始まって以来の満足度です。これまでお店が大火に見舞われようが、余人が襲われようが、…  全文読む 評価する

若旦那、旅にでる
クロ
2006/10/12 15:20:11
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★★★★

しゃばけ シリーズ 第5弾。頻発する地震の中、若だんな、旅に出る!目的地は箱根、湯治で丈夫な体になりたい!お供は二人の妖怪手代(仁吉と佐助)と兄・松之助。江戸の店から船に乗り海路・小田原、後は籠で箱根まで、パーフェくトなはずの計画は早くも船上で破綻する。頼みのガードマン・兄や達が消えた!若だんなと松之助は、自力で箱根まで向かおうとするが…。豪快な雲助・新龍が若だんなの山籠をかつぐや否や、藩運をかけての誘拐事件や、天狗(もちろん本物だぁ)の襲撃、若だんなにドングリを投げつける振袖美少女・比女(ひめ)ちゃん、実は姫神様まで登場して、若だんな、まだ一度も湯に入れず!若だんなも、雲助・新龍も異母兄・松…  全文読む 評価する

久々の長編、あいかわらず暖かみと人情味のあふれる作品
萬寿生
2006/10/09 18:34:58
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★★★★

ファンタジーノベル大賞優秀賞「しゃばけ」シリーズの五作目。初巻以来の久々の長編である。富士山の噴火、変化咲き朝顔の大流行、といった江戸の実際の歴史上の事実も織り込んで、描写力が拡大している。大店の病弱若だんなと妖怪世界と人間世界の絡みあった事件の話が、展開される。登場人物、妖怪のそれぞれの立場と思いの絡み合いから、箱根の温泉場を舞台に、主人公の若旦那の命を狙ったり、誘拐したりの事件が続く。若旦那は病気療養の湯治に来たはずなのに、事件続きで温泉にも入れないでいる。そんななかでもあいかわらず暖かみと人情味のあふれる内容である。この作家自身の人間性の現れなのであろうか。これからも続いてほしい、シリー…  全文読む 評価する

大変な事件が起こるけれどもやっぱり和む「若だんなと妖」シリーズ
紗螺
2006/07/10 09:55:10
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★★★★

いつも楽しい「しゃばけ」シリーズだが、今回は少し違う趣を見せている。何と言っても、あの病弱で家から出たことすらろくにない若だんなが箱根への旅に出るのである。それも、いつもの頼りになる仁吉と佐助の二人が旅の出鼻から消えてしまうのである。兄の松之助がいるから一人ではないといえ、若だんな大ピンチ!と思っていたら本当に人さらいにあうわ、天狗に襲われるわ、箱根の村の者に狙われるわ、…よくまあ若だんなの虚弱な身体がもったこと。久々の長編になるので、あまりネタをばらしてしまうと面白くない。だが、キーになる人物を挙げるとすると、姫神と雲助の新龍だ。特に、姫神と若だんなにはある種の共通性があり、若だんな自身には…  全文読む 評価する

期待を裏切らないあたたかさ
紫月
2006/06/14 17:20:42
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★★★★★

近頃では安心して待っていられるようになったこのシリーズ。安心してというのは、次作もきっと期待を裏切らないだろうと。とはいえファンとしては待ち焦がれていた『しゃばけ』シリーズの第五弾。久々の長編仕立てだ。二弾から四弾まで短編集が続いていたので、なんだか新鮮に感じられる。毎回新たな展開をみせるのだが今回はおそらくこれまでで一番の新展開ではないだろうか。病弱な若だんなが、なんと初めて旅に出るのだから。旅のお供は手代であり若だんなの育ての親であるも仁吉と佐助。そして兄の松の助。脇役が変わらず達者なのも期待通りで嬉しいことこの上もない。そして若だんなの旅はというと、最初から、いや、旅立つ前夜から波乱含み…  全文読む 評価する

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