「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
「何かずーっと描いてて、描くのが僕だったと思う。描かないと僕じゃないような…」 驚愕の世界を描き続け、31歳で急逝した著者の創作活動10年の軌跡。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
石田 徹也
- 略歴
- 〈石田徹也〉1973〜2005年。静岡県生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。JACA日本ビジュアル・アート展1997グランプリ、VOCA展2001奨励賞受賞など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
絶望と希望を思い出させてくれます。
2006/07/16 22:29
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:胸騒ぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
石田徹也の絵には一貫して同じ男の人が登場します。
作者自身ではないその男の人は自分の中に存在している
男性性なのかもしれないし、女性性の変形かもしれません。
じっと眺めていると、それは人間の形をした
心の象徴なのかもしれないと思えたりしてきます。
石田徹也の絵には空虚感と絶望感が漂っているように思います。
一体、生きる事って何なのだろう?という懐疑的な
視点を持ちながら生きてたんじゃないかと想像させられます。
何故なら一枚一枚の絵に描かれているのは
機械の一部として人間があるという物ばかりだからです。
しかし、人間がとても好きだったからこそ、
この現代の世の中の人間が人間らしくなく生きている姿に
映って悲しんでいたのかもしれません。
石田徹也の魅力は絶望と希望との微妙で曖昧な境目を
思い出させてくれる所ではないかと思います。
もっともっと作品を観たかった…。