サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 35件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.3
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/344p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-455504-5

紙の本

制服捜査

著者 佐々木 譲 (著)

警察官人生二十五年。不祥事をめぐる玉突き人事のあおりで、強行犯係の捜査員から一転、単身赴任の駐在勤務となった巡査部長の川久保。「犯罪発生率、管内最低」の健全な町で、川久保...

もっと見る

制服捜査

税込 1,760 16pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

警察官人生二十五年。不祥事をめぐる玉突き人事のあおりで、強行犯係の捜査員から一転、単身赴任の駐在勤務となった巡査部長の川久保。「犯罪発生率、管内最低」の健全な町で、川久保が目撃した荒廃の兆し、些細な出来事。嗅ぎつけた“過去の腐臭”とは…。捜査の第一線に加われない駐在警官の刑事魂が、よそ者を嫌う町の犯罪を暴いていく、本物の警察小説。【「BOOK」データベースの商品解説】

警察官人生25年。不祥事をめぐる玉突き人事のあおりで、強行犯係の捜査員から一転、単身赴任の駐在勤務となった巡査部長の川久保。駐在警官の刑事魂が嗅ぎつけた、健全な町の「過去の腐臭」とは…。これが本物の警察小説だ!【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

逸脱 5-65
遺恨 67-120
割れガラス 121-183

著者紹介

佐々木 譲

略歴
〈佐々木譲〉1950年北海道生まれ。自動車メーカー勤務を経て、「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞、「エトロフ発緊急電」で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー35件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

これ、ほんとうに傑作です。みなさんにオススメ。

2008/01/20 20:04

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 これ、T社のこのミスの国内篇の2位です。
どうりで、めちゃおもしろ!!。
佐々木譲さんって、「エトロフ、、」なんかの
大作冒険小説で名を馳せた後、最近は、変わったのを書いたり
(黒頭巾千旋風録のこと)
地味ながら地に足をつけた、警察小説を書いたり(うたう警官のこと)
してますが、本作は近年のベストでないでしょうか??
それぐらい、一遍一遍がよく出来ています。
 
 佐々木作品内の閉じた世界観の道警もの(うたう警官と同じですな)で、
道警は、大きな不祥事の後の、人事を引きずっています。
 元刑事の川久保は、単身赴任で小さな町の駐在所勤務を引き受けます。
 この町で彼が事件を捜査する
(ほんとうは捜査は刑事の仕事で制服警官は、捜査しません)
連作ものです。

 町で一人の法の執行官ということで、
全体の雰囲気としては、アメリカの小さな町のシェリフ(警官)
を主人公にした作品に近いです。
 突然、赴任してきた駐在さんが、町のこと全部知悉できるわけなくて
町の生き字引きとして元郵便配達員が、頻繁に登場します。
 各編本当によく出来ていて、
警官としては、どうかと思うぐらい、ラストに読者としては、溜飲が下がることしたり、
 本当によく出来ています。
連作集で後半もないのですが、最後の二編は大盛り上がりです。
「割れたガラス」は、警察力の限界を描いた作品で
めちゃめちゃ、ハート・ブレイキーです。
とても悲しい作品で、心がめちゃくちゃ揺り動かされます。
一人の駐在さんが出来ることは、これぐらいなのかと、又、
警察が介入できることって、これぐらいなのかと、、。

 そして、警察の真の敵が、描き出されるのが、
ラストの「仮装祭」これは、恐らく、駐在さんを主人公にしようと思った段階で
その地域を描かずには、成立しない、この作品の
もっとも根幹でキーになるべき作品かもしれません。
これは、もう警察を描いたというより、
地域社会を描いたというべきでしょう。
逆に、地域社会を敵に回してしまうと、警察なんて無力なのだということも、
描いています。
 逆にいうと、めちゃめちゃ怖い作品でもあります。

 国内のミステリとしては
最近読んだ中では、ベストでした。
オススメ!!。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

交番巡査部長の勤務日誌

2021/12/02 09:36

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

佐々木譲の警察小説である。北海道警のシリーズである。何年か前に道警本部ぐるみで裏金をプールして問題になり、退職した警察官も返却したというスキャンダルがあった。それは同じ職場に長年勤務していた弊害が原因という結論に達した。勿論、それだけが原因とはとても思えない。

 しかし、そのお陰で現場の警察官たちの勤務は乱れてしまった。今まで長年培ってきた分野における専門性を全く無視した人事異動が行われるようになったからである。所轄署の刑事課に勤務してある程度の仕事のコツをマスターしていた主人公も、地域課の交番勤務になってしまった。帯広近くの警察署の交番である。

 地理、住民の特性、それまでのいきさつなど、ろくに教えられずに配置となった。札幌の署に勤務しており、せめて電話番として家族連れの赴任をしたかったが、子供の学校等があり、単身赴任となってしまった。

 その主人公の交番勤務ぶりが面白い。赴任直後に地場の防犯協会長などのボス連中が押しかけてきて、この土地の事件処理方法を押し付けてくる。防犯協会長は元議会の議長経験者であった。この会長が刑事捜査を専門に勤務してきた主人公にとっては地元癒着となれ合いの元凶であった。

 様々な事例で、読者の留飲を下げてくれる。痛快な警察小説であったが、地元での多種多様な嫌がらせや、悪しき習慣を一掃することはできなくても、正義を通そうとする交番巡査部長の信条がよく理解できる。さすがに読ませる佐々木譲であった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

「これが本物の警察小説だ!」と帯封にあったが、本物かどうかは別にして警察小説といわれるジャンルをこれまでにない切り口で見せた。その斬新さはさすが。佐々木譲の手腕、健在である。

2007/07/16 19:26

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

『うたう警官』と同じ北海道警察組織の体質的問題を背景にしている。北海道だけではなく不祥事の反省から全国的にもそうなのだろうがリスク管理の充実・コンプライアンスの徹底を目的として同じ職務、同じ職場に勤務できる期間を制限し人事異動を頻繁に行う。金融機関では大蔵省の指導でかなり前から導入されているからよくわかるが悪いところもある。顧客預金の流用、横領などを防止する機能はあるが個人的な技能の蓄積効果、ベテランの効率が職場から失われる。営業面では得意先との癒着はなくなるが顧客密着、地元密着の血の通いがなくなり、うすっぺらいつき合いにおちいる。警察人生25年のベテラン、強行犯捜査員から一転して小さな町の駐在所勤務となった川久保巡査部長はこうした組織再生策では解決できないところの不条理に苛立ちをかくせない。

警察小説では犯罪捜査や犯人逮捕の主役は「刑事」と呼ばれる警察官である。一般には私服で勤務する。ただし、刑事とは通称であり法律上の職名ではない。川久保は制服を着用して駐在所で勤務する警察官である。階級は巡査部長といってもなんとか部という組織の長ではなく、階級称号で、警察組織9階級の下から2番目にすぎない。駐在所とは警察の末端機構であってそこの警察官は主に担当区域内の犯罪予防や事務処理などに従事するのであって直接刑事事件の捜査の任にあたることはない。タイトル「制服捜査」には権限を越えて悪を暴くハミダシ警官の意味がある。駐在所は民衆のなかに配置された警察の哨所であり、地域支配の要であるが同時に警察の広宣コピーにあるように「皆さんに親しみやすく頼りになるよう、機能強化に取り組んでいます」と駐在巡査の人柄に依拠する住民との交流や民心の機微をおろそかにできない二面の役割がある。こんなことが本書に書いてあるわけではないのだがこういう視点で現実を整理すると、この作品、警察組織の内外にある不条理の根っこが浮き彫りになって、実に渋いしかし迫力のある真実の物語だと痛感するのだ。

「捜査の第一線に加われない駐在警官の刑事魂が、よそ者を嫌う町の犯罪を暴いていく」
志茂別町。十勝平野の端に位置する架空の町である。いくつかの事件が起こる連作短編集。発端は交通事故(逸脱)、飼い犬射殺(遺恨)、恐喝(割れガラス)、不審火(感知器)、失踪(仮装祭)といずれも些細な出来事から始まる。結果的に事件が起こっているのだが、特にびっくりするような猟奇性があるとかトリックがあるとかの犯罪ではない。こういってはなんだが今の日本の現状からすればありきたりの犯罪である。著者はその事件が周囲に連鎖する波紋を丹念に描く。そして法や制度によっては明らかにされない事情、裁くことができない事情、本当の被害者が癒されない事情を冷静にあぶりだす。川久保お巡りさんは冷静というよりは冷酷に暴き出す。

なにがそうさせるのか。警察の隠蔽体質か?田舎町特有の保守的な共同体体質か?それとも日本人の体質か?しかし法を徹底させる仕組みを完璧にすれば問題は解決するのだろうか。と著者は一歩踏み込んでいるような気がしてならない。そこに欠落しているのは別次元のものなのだと思う。川久保が最後に処断する行為によって読者は爽快感で満たされることになる。『ベルリン飛行指令』など著者の初期の作品から一貫しているのはヒューマニズムの精神、崇高な倫理観である。これら今失われたものに支えられた勇者への賛歌である。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2006/06/03 19:47

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/08/22 20:52

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/01/24 23:29

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/01/21 16:44

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/01/30 23:35

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/02/03 14:17

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/03/31 21:24

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/06/06 23:48

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/08/02 01:00

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/12/09 12:14

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/09/24 15:21

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/01/22 12:22

投稿元:ブクログ

レビューを見る

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。