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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.2
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/281p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-300751-6

紙の本

流れ星が消えないうちに

著者 橋本 紡 (著)

大好きな人が死んじゃうよりも、世の中にはもっと悲しいことがある…。つらくって一睡も出来なくても、朝は来るし。涙が涸れるほど泣いてても、やっぱりお腹は空くもので。立ち直りた...

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流れ星が消えないうちに

税込 1,540 14pt

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商品説明

大好きな人が死んじゃうよりも、世の中にはもっと悲しいことがある…。つらくって一睡も出来なくても、朝は来るし。涙が涸れるほど泣いてても、やっぱりお腹は空くもので。立ち直りたいなんて思ってなくても、時間はいつでも意地悪で、過ぎ去った日々を物語に変えてしまう—。玄関でしか眠れないわたしと、おバカな僕と、優しすぎる彼を繋ぐ「死」という現実。深い慟哭の後に訪れる、静かな愛と赦しの物語。【「BOOK」データベースの商品解説】

玄関でしか眠れないわたしと、おバカな僕と、優しすぎる彼を繫ぐ「死」という現実。そして、深い悲しみの後に差し込む一筋の光−。静かな愛と赦しを描く、苦しいくらいピュアなラブストーリー。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

橋本 紡

略歴
〈橋本紡〉三重県生まれ。第4回電撃小説大賞で金賞受賞。著書に「半分の月がのぼる空」「毛布おばけと金曜日の階段」「猫泥棒と木曜日のキッチン」など。

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みんなのレビュー151件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

流れ星が消えないうちに

2006/10/12 23:15

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:クロ - この投稿者のレビュー一覧を見る

彼と過ごした二年間は、とても幸福な日々の連続だった。
何年生きようと、どんな人と巡り会おうと、あんな時間は二度と訪れない。(本文より)

お父さんが佐賀の家から家出してきた。
高校の頃まで家族(両親・妹・私の4人)一緒にこの家で暮らしていた。
佐賀へ父の栄転が決まって、地元の大学生の私ひとりがここに残った。
「なあ、奈緒子。どうして玄関で寝てるんだ?」
「大好きだった人が死んじゃったの。それから部屋で寝るのがなんだか嫌になっちゃって。
 ここだと、なぜかわからないけど、よく眠れるから」(本文より)
おやすみ加地君、私はそっと呟く。お父さんは加地君を知らない。
もうどこにもいない、この世にいない恋人、一年半前に死んでしまった。
名前を聞いても、どこにあるのかわからないような外国のちっちゃな島で
バスの転落事故で。
加地君といっしょに死んだのは、私ではなかった。
知らない女の子と手を握りあって、抱きあって死んでしまった。
旅先でたまたま知り合っただけの、花のような笑顔の人と。
僕(川嶋功)が奈緒子と付き合いだしたのは、加地が死んで一年近く経っていた。
加地とは、高2の学祭でプラネタリウムの流星マシンを一緒に作ってからの友達だった。
「あれ川嶋君じゃないか、せっかくだから飯でも食おうか」
奈緒子のお父さんが暢気に笑っている。
「いや。娘の彼氏と飲むのも、意外と楽しいものだねぇ」
「俺も…、僕も楽しいっす」
じ〜ぃんと来ます。
死んでしまった恋人・加地君と加地君の友人で現在の彼氏の功君と奈緒子。
生きている二人と手をつなぎ輪になっているような、今は亡き人。
癒しとか再生とかの流行の言葉では言い表せないし言いたくない
静かな切なさが流れている、まるで一編の詩のような物語。
つい泣いてしまいます。
物語はしみじみしてますが、けっこう明るい。
ここ一番に弱い功君の面食いでガサツな瑞穂姉ちゃんが最高。
家出してきたお父さん、娘の奈緒子さんに少女マンガ借りて読み始める。
お父さん、私も『グーグーだって猫である』(大島弓子著 漫画エッセイ)好きですよ〜。
過去と現在のプラネタリウムと流れ星マシン(加地と功の合作)のシーンが美しい。
「おぉ〜、むちゃくちゃきれいだな」功君、君こそむちゃくちゃ良い奴だ。
音も無く宇宙(そら)に星が流れる。
お勧めです。

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紙の本

前向きに生きることの尊さを実感出来る作品。

2006/05/30 12:37

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

『最愛の恋人を失うのは、とても辛いことだった。この一年半、わたしはただ呼吸をしていただけで、ちゃんとは生きていなかった。たぶん、一度、わたしの心は壊れてしまったのだと思う。(本文より引用)』
近年ライトノベル界から一般小説に進出した作家が目立っている。
乙一さんを筆頭に桜庭一樹さんや米澤穂信さん、それに有川浩さん。
本作の橋本さんもライトノベルのジャンルで大活躍する作家らしい。
ほとんどライトノベルと縁がない私とすれば、一般小説に殴り込みをかけてきた本作でやっと作者と接点を持ったのであるが、さすが大手の新潮社が白羽の矢を立てたことはあるなと思ったのが正直な気持ちだ。
ストーリー的にはありふれている部分もあり、ほぼ予定調和的に終わると言ってよさそうだ。
ただ、この作家のただものでない点は敢えて主人公を2人にして交互の視点で描いているところであろう。
これは男女問わずに受け入れられる要素が高いと感じた。
深い感動はないのであるが、爽やかな登場人物のキャラと読後感に心を癒されるのだ。
ひとりは奈緒子。
1年半前に恋人であった加地を亡くしその後、加地の友人である巧と交際を続けている。
わけあって両親と妹が九州で暮らしており一人暮らし。
加地が亡くなってから想い出の残る自室では眠れなくなり、玄関に布団を敷きっぱなしにしてそこで眠る習慣となっている。
物語は九州から突然父親が「家出してきた」と戻ってくるところから始まる。
もうひとりは寛大な心の持ち主で菜穂子の現在の恋人である巧。
どうしても男性読者は巧と加地との熱き友情小説として読んでしまうことを許されたい。
巧みの中に加地や菜穂子の心の苦しみ・悲しみをすべて背負って生きている部分を見出せた。
これは男として素晴らしいの一語に尽きる。
さすがに加地との想い出のシーンに感傷にひたる菜穂子の気持ちは辛いものがあるものの、やはり菜穂子と同様、巧にとっても加地が大切な存在であったということが読者に伝わることがキーポイントだと思われる。
印象的なのは巧と菜穂子の父親との会話の部分。
お互いに酒を飲みながら好きな野球やサッカーの話題で盛り上がる。
個人的には父親の行動や菜穂子の妹の行動には、橋本さんも欲張りすぎたいうか焦点がぼやけた気もするのであるが・・・
少なくとも父親が巧の好感度アップの為に果たした役割は大きかったと思うのである。
菜穂子はしあわせものである。
そう思って貰えたら橋本さんの想いが読者に通じたと言って良さそうであろう。
本作には大道具と小道具が効果的に使われている。
大道具はタイトルともなっている流れ星、これは読んでのお楽しみと言うことで・・・
小道具は見知らぬ女性と一緒に亡くなった加地の真相を、巧が手紙を通してわかっていて菜穂子に黙っている点。
この設定は物語全体をかなり支配し、読者を引き付けながら読ませる要因ともなっている。
過去に縛られつつも前向きに生きようとする2人。
この作品を読んで誰しも感じることは、天国の加地が2人の幸せを1番願っていると言うこと。
少なくとも2番目の応援者となってナイスガイ巧と菜穂子の幸せを願いたい。
加地と出会った以上に巧と出会ったことが菜穂子にとって一期一会であったはずである。
活字中毒日記

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紙の本

新しい門出

2006/03/26 19:26

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナカムラマサル - この投稿者のレビュー一覧を見る

 主人公、本山奈緒子。都内の大学に進学することがちょうど決まった頃、父に佐賀への異動命令が出され、両親と妹は佐賀へ。奈緒子だけが家に留まることになった。それ以来2年間1人で暮らしている。高校時代から付き合っていた恋人の加地は1年半前に海外の旅行先で交通事故死し、今は加地の友人でもあった巧と付き合っている。いまだに加地を亡くした傷が癒えていない奈緒子のもとに、父が家出して佐賀から単身戻ってくるところからこの物語は始まる。
 恋人を失った心の傷、という話は最近食傷気味ではあるし、プラネタリウムが恋のキューピッドになるあたりはとてもロマンチックで乙女心をくすぐるだろう。コバルト文庫の延長かな、と初めは思っていたのだが、実に読ませる小説だ。あることをきっかけに噴き出してしまう奈緒子の心の傷や、加地が死ぬ前に寄越した手紙を奈緒子に知らせずにいる巧の気持ち、そして新たな世界を求める父の願い、母と妹の苦しみ。登場人物それぞれの胸の内に、いつの間にか惹き付けられていた。そして何よりも、前向きなセリフの1つ1つに説得力がある。そのいくつかをご紹介すると、
「長く生きると、君がはずしてしまったシュートみたいなものを、何度も何度も打つことになる」
「人は当たり前のように悩むし、苦しむし、落ち込む。年を取ったからといって、悟れるわけではない」
「泣きもする。喚きもする。それでもいつか、やがて、ゆっくりと、わたしたちは現実を受け入れていく。そしてそこを土台として、次のなにかを探す。探すという行為自体が、希望になる」
 辛いことのほうにばかり目がいってしまい、途方に暮れてしまう人生の中で、これらの言葉は大きな勇気を読むものに与えてくれる。
毎日が少ししんどくなっている人や、新しい門出を迎え人生について考え始めた若い人たちに、おすすめしたい1冊だ。

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紙の本

生者を結びつける死者

2018/05/05 06:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

恋人を失った女性と親友をなくした青年との、ほのかな恋愛模様には心温まるものがありました。死者の存在が薄れていき、目の前にいる大切な人に気付く瞬間には胸を打たれました。

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紙の本

流れる星のような

2006/04/19 22:57

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:シノスケ - この投稿者のレビュー一覧を見る

恋人との突然の別れから立ち直れず、玄関でしか眠れない奈緒子。夜眠るたびに思い出すのはかつての恋人加地君のことばかり。加地君がいなくなってから付き合っている巧君には悪いと思いつつ、彼よりも先に思い出す。川嶋巧は加地君の親友で、高校時代の文化祭の夜に流れ星がきっかけで親友になった。巧君は加地と奈緒子の恋を、まるで自分のことのように応援して、幸せを感じていた。二人ともういない一人、三人で手をつないで歩いていく道、流れ星のようにピュアな気持ちを綴った小説。

死者の思い出ほど強いものはない。なぜなら、もう死んでいるのだから真実を問おうにも、死ななかったらというifを考えても、それが現実になることはないからだ。だから、死者の思い出が中心になると過去を引きずる物語になるし、自然と生きている人間が自分の気持ちにどう始末をつけて、未来に目を向けるかという物語になる。

それでも巧と奈緒子、二人の視点を切り替えて、平坦な世界の中でかつて起こった気持ちと思い出の隆起を遠くから眺めている感覚、感動はないけれどもかつての想いを再確認する視線は見事。今のわたしの思いは、かつてのそれとは全く同一ではないけれど、偽物の流れ星くらいには綺麗だから、それでいいのだろう。消えない流れ星はないけれど、流れ星の姿をまぶたに焼き付けておくことは出来るのだ。

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