Ｋ・Ｎの悲劇 （講談社文庫）

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こういう路線できましたか。そんなに怖くは無い(表紙のムンクが一番怖い)んだけど、さすがの筆力で一気読み。

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ん〜今までの高野さん作品に比べると少し不満かな？面白くないわけではなかったけど、うわべを通り過ぎた感あり。

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高野和明・文庫３冊目です。テーマは精神病、中絶。これにオカルト色も加わって中々怖い。
が、筆力があるので吸い込まれるように一気読み。これも読み応え充分です！

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幸せな結婚をしたはずの香波は、夫婦の経済状態が悪いという理由で妊娠した子供を中絶しなければならなくなる。そこから始まる、夫婦を襲う悲劇と恐怖の憑依体験。
恐くはないけど、色々考えるチョコッとオカルトな小説。
「女性を妊娠させておきながら、逃げる男」に警鐘を鳴らす？つもりなのか？
面白いけど、、、とりあえず　『悪いのは男！！』という結論に達してしまう話（爆。

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若くして成功した夫との新しい生活。だが予期せぬ妊娠に中絶という答を出した時から、夏樹果波の心に異変が起こり始める。自分の中に棲みついた別の女―精神の病か、それとも死霊の憑依なのか。治療を開始した夫と精神科医の前には想像を絶する事態が待ち受けていた。乱歩賞作家が描く、愛と戦慄の物語

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新規購入ではなく、積読状態のもの。
2010/5/25～5/27

高野氏の「１３階段」、「グレイブディッガー」に続く３作目。前作を読んでからだいぶ時間が経ってしまった。新婚の若い夫婦に新しい命が誕生する。しかし、経済的な事情で夫が中絶を迫ったときから、妻に異変が起きはじめる。別の人格に乗っ取られたのか？それとも霊が憑依したのか？治療の失敗から休職をしている精神科医と夫の戦いが始まる。
　内容的には、生命の尊さ、現在の若者達のあまりにも軽すぎる性、不妊に悩む女性など重いテーマが含まれている。読んでいると引き込まれるのは確かではあるが、展開がちょっと強引すぎるような気がする。そこが少し減点要素か？以前の高野作品でもコメントしたかもしれないが、映画をやっておられただけあって、どのシーンも映像が頭に浮かぶ。ストーリーテリングの巧さを感じる作品。

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どうなるんだろう！？とドキドキしながら読みました。
３冊目の高野さんはやはりおもしろかった！オチをちゃんとつけてくれたのも良かったです。

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2006.9.14
ちょっと、怖かった。表紙もこわい。
でも、こういうの好きです。
テーマが軽くないのも、いい。

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　夫・夏樹修平の本がベストセラーとなったことで、若くして高級マンションを購入、引っ越すことができた夫婦。しかしながら引っ越した直後に妻・果波の妊娠発覚。嬉しい出来事のはずなのに・・・金銭面で余裕がもてないことから、修平は中絶をすすめた。果波も了承したものの、彼女の様子はどんどんおかしくなっていく・・・。

　一向によくならない妻、そして見え隠れする彼女の同級生の影。彼女もまた、妊娠を喜ばれず、堕胎を要求されて死んだのだという。妻は精神的な病なのか、それともその同級生の憑依なのか。憑依ではなく病だと言い張る精神科医も、あまりの出来事や事実に説明がつかなくなっていく・・・そのあたりは引き込まれるものがあった。が、まずこの夫という人間に怒りがこみあげてしょうがない。自分達の余裕のある生活、高級マンション、そして恥やプライドを捨てる前に、愛する妻との間にせっかくできた子供をあっさりと（私にはすごくあっさりしているように思えた）諦める決断を勝手に下しておきながら、妻には「愛してる」を繰り返すこの夫。ふざけんな。

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妊娠、そして中絶をテーマに、ホラー、怪奇現象、精神障害、憑依が融合する。
　なんだか非常に重ーい作品でした。

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中絶を迫られた妊婦に昔の友達の霊が憑依する。
あらゆる病名をあげて精神病であることを主張する精神科医師。
妊婦の夫は医師を頼りにしながらも、どう考えても心霊現象みたいな出来事に
怯えつつ、とにかく妻を救うためにみんなで協力してがんばるって話。

ちょっと冗長だったけど、最後の出産シーンにやられた。（あ、ネタバレ）
もー。人が死ぬのと人が生まれるのと動物ネタはあかんわー。反則やー。
サイコサスペンスで最後にうるうるしてしまった。

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ミステリー？ホラー？社会派小説？ジャンルがよく分かりません。ホラー…とは違うんだろうけれど、怖い。すごく。色々な所で上手に誤魔化されてしまって、結局どっちなのか分からない。とにかくどんどん先が読みたくなる。生々しくってリアルで、怖いのに悲しくて、激しいのに優しい。
2008/8/6

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中絶と妊娠と夫婦愛と医者の倫理と。


いいたいことはわかるんだけど、うーん。
いまいち残らなかった。