いささか新書らしすぎるタイトルに乗れるのならそれが1番だし、そうでなくても、だまされたと思って一度手に取ってみてほしい。この新書は、時折あらわれる、新書とは思えないほどの内容が、新書のわかりやすさと値段で提供された、近年まれに見る、すぐれたものといっても過言でない。何が優れているのか。まず第一に、「ニート」という呼び方と、そう呼ぶメディア、さらには、とある現実の現象をそのように呼ぶことで社会的に位置づけようとするまなざしに対する、徹底的な批判精神と、その実践としての批判的検討が優れている。それは、どのパートにも言えることで、ここにはまず、言葉本来の意味で若年無業者への目線に立ち、その理解に努め…
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