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「ニート」って言うな!  光文社新書

「ニート」って言うな!(光文社) 本田 由紀著
内藤 朝雄著
後藤 和智著
税込価格: ¥840 (本体 : ¥800)
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出版 : 光文社
サイズ : 18cm / 310p
ISBN : 4-334-03337-7
発行年月 : 2006.1
利用対象 : 一般

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コメント・書評

「ニート」への批判に基づく正しい社会理解に向けて
けんいち
2008/06/11 23:51:24
評価 ( マーク )
★★★★★

いささか新書らしすぎるタイトルに乗れるのならそれが1番だし、そうでなくても、だまされたと思って一度手に取ってみてほしい。この新書は、時折あらわれる、新書とは思えないほどの内容が、新書のわかりやすさと値段で提供された、近年まれに見る、すぐれたものといっても過言でない。何が優れているのか。まず第一に、「ニート」という呼び方と、そう呼ぶメディア、さらには、とある現実の現象をそのように呼ぶことで社会的に位置づけようとするまなざしに対する、徹底的な批判精神と、その実践としての批判的検討が優れている。それは、どのパートにも言えることで、ここにはまず、言葉本来の意味で若年無業者への目線に立ち、その理解に努め…  全文読む 評価する

ニートの実情を知るために
Skywriter
2006/04/01 00:06:18
評価 ( マーク )
★★★★

 ニートと聞くと、つい働く気概もなく無為に日々をすごしている若者というイメージがある。そんなニートが増えているという。日本の未来はどうなってしまうのだろう。 そんな心配を抱いてしまうのも無理はない。 しかし、真摯にニートの実情を眺めると、上記のイメージは完全な誤りである。本来のニートの定義である学生ではなく仕事に就いておらず就きたいとも思っていない若者は増えていない。むしろ、増えているのは失業者とフリーターである。 そういった実情をまずは正しく理解しなければ、ニートというものを語れない。したがって、その問題も理解できないはずなのだ。 現実に激増している失業者とフリーターの問題よりも、実際には目…  全文読む 評価する

いま、大人たちが危ない!
king
2006/02/24 19:43:40
評価 ( マーク )
★★★★★

一般に「ニート」という言葉でイメージされる人間像とはどんなものか。本文中にもピックアップされている週刊誌などの記事から見れば、「甘えている」「親に寄生している」「自分勝手」「怠けている」「無気力」「ひきこもり」等々、様々なマイナスイメージで彩られていることが分かる。というより、ニートとはいまや否定的な形容詞と化している。 しかし、本田氏の提示する統計資料はまったく違った姿を伝えている。 まず、15〜34歳までの学生・既婚者をのぞく無業者のなかから、就職活動をしている者(希望型・ほぼ失業者と重なる)、就職の意志を示しているけれども具体的な就職活動をしていない者(非求職型)、就職の意志がそもそもな…  全文読む 評価する

昨日は「ひきこもり」、今日のネガティブキャンペーンは「ニート」、明日は?
栗山光司
2006/01/21 23:33:53
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★★★★★

 三人の著者のセッションは微妙にズレて、そのズレ方が各パートの奏者の楽器が例えば、内藤朝雄はアルトサックス、後藤和智はベース、本田由紀はピアノと、あまり相手のことは気にせずにそれぞれが得意な奏法で、「ニート」を奏でたということでしょうか、熱いジャムセッションにノレましたという読後です。 ただ、もしこれからお読みになる方に耳打ちするなら、第二部の『「構造」—社会の憎悪のメカニズム 内藤朝雄』を最初に読んで、第三部の『「言説」—「ニート」論を検証する 後藤和智』を次に、最後に『「現実」—「ニート」論という奇妙な幻影 本田由紀』というパート順がいいんじゃあないかと思いました。アルトサックスが「ニート…  全文読む 評価する

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