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エンド・ゲーム  常野物語

エンド・ゲーム(集英社) 恩田 陸著
税込価格: ¥1,575 (本体 : ¥1,500)
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出版 : 集英社
サイズ : 20cm / 324p
ISBN : 4-08-774791-3
発行年月 : 2006.1
利用対象 : 一般

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コメント・書評

内容紹介
集英社
2005/12/10 18:04:00
拝島時子は、母・瑛子と二人暮し。「あれ」と呼んでいる謎の存在と長年にわたって戦い続けてきた。あらゆるものに姿を変えてあらわれる「あれ」は、認識したとたんに「裏返さ」なければ「裏返される」。父は特殊な力を持つ「常野一族」でも最強とされていたが、時子が子供の頃に失踪していた。そんなある日、母が旅先で昏睡状態に陥る。ついに母まで敗れたのかと不安と孤独に陥った時子は、初めて一族に連絡を取る。現れたのは『洗濯屋』と自称する青年・火浦。いろいろ事情を知っているらしいが、彼の目的はわからない。ひとまず二人は瑛子がいる世界「一時待避所」に飛び込む。そこには実は「裏返さ」れてはいなかった父がいた。彼は、元々自分…  全文読む

「アレ」であるとか「正体不明」とか「裏返される」とか。つまりどういうことなんだ?と聞かれても、明確に指し示せる言葉がありません。
どーなつ
2007/05/15 19:18:51
評価 ( マーク )
★★★

「光の帝国」の中に入っていた短編「オセロゲーム」の続編。正体不明の存在「あれ」と戦い続けてきた一家。最後のプレイヤーとなった娘が誘い込まれたのは、罠と嘘の迷宮だった。正体不明の「アレ」と戦い裏返されてしまった父。けれど、実は父は裏返されておらず、選択屋の元にいるかもしれない……。母親が正体不明の昏睡状態に陥り、頼れる存在のいなくなった時子は、父から託された電話番号へ電話をかける。 こんな説明しても筋が分からない人には何のこっちゃ、という感じになるんですが、実は読んでも肝心の部分がよく分からないんです。「アレ」であるとか「正体不明」とか「裏返される」とか。つまりどういうことなんだ?と聞かれても、…  全文読む 評価する

裏返されたら、どうなる?
kou
2006/04/19 22:37:00
評価 ( マーク )
★★★

拝島瑛子の夫で時子の父親である男が裏返されて消えてから10数年がたった頃、瑛子が意識不明の状態となる。母もついに裏返されてしまったのか?人の中に紛れ込み、自在に姿を変えて突然現れる「あれ」。即座に裏返さなければ、こちらが裏返される。そんな正体不明の存在と戦い続けてきた拝島家の最後の一人となった時子は、父親が残したメモにある電話番号に連絡を取る。そして時子の前に現れたのは、「洗濯屋」と称する青年・火浦だった。 『光の帝国−常野物語』に収録されている『オセロ・ゲーム』の続編というか、本編にして完結編です。「常野物語」は、この『エンド・ゲーム』に加えて『光の帝国』『蒲公英草子』の3作。「常野」と…  全文読む 評価する

このシリーズ、文章がいいです。しっとりとしていて、それでいて気取りがない。こう、悲劇の予感がヒシヒシと伝わってきて。でも、個人的には『蒲公英草子』に及ばないかな・・・
みーちゃん
2006/03/05 21:32:37
評価 ( マーク )
★★★★

『光の帝国』『蒲公英草紙』に続く「常野物語」シリーズの第三弾、出版社の断りでは、三部作の最終巻だそうです。私は『光の帝国』の存在を知らずに、『蒲公英草紙』でこの話に出逢ったわけですが、絶賛をしました。造本も含めて納得の一冊でした。恩田の作品については手厳しい長女なども、これはいいよ、と褒めていたのは記憶に新しいところ。で、その最終巻、ということですから『蒲公英』の延長で読めばいいかな、と思っていたんですが、ところがギッチョ左利き、越中と当て事は向こうから外れる、とあるように(ちょっと違うか)、全く予想外のお話になりました。ただ今、「やはり『光の帝国』から読まなきゃダメか」と反省中・・・ことはそ…  全文読む 評価する

まさか、まさかのエンド・ゲーム。
エルフ
2006/01/04 15:05:42
評価 ( マーク )
★★★★★

「光の帝国」から始まった常野物語では常野の人々は不思議な能力を持っているが権力への志向は持たず、穏やかで知的な人々という、人でありながら人ではなく超越した人達というイメージと淡い哀しみに満ちた物語だったのに対し、この「エンド・ゲーム」では常野の人々の思わぬ姿と哀しみよりも怒りやその能力故の不安定さを見せられてしまう作品になっていることにまず驚かされます。恩田陸の本で私が感じるのは清らかで凡人の辿り着けない世界への「憧れ」だったのに、まさか常野物語の「オセロ・ゲーム」がこんな形で展開するとは想像もしていませんでした。予想外のことなのにこの世界が嫌いかと聞かれると私は嫌いではなく、むしろこの人間ら…  全文読む 評価する

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