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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.3 200件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.1
  • 出版社: 集英社
  • サイズ:20cm/324p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-08-774791-3

紙の本

エンド・ゲーム (常野物語)

著者 恩田 陸 (著)

裏返されたら、どうなる?正体不明の存在「あれ」と戦い続けてきた一家。最後のプレイヤーとなった娘が誘い込まれたのは、罠と嘘の迷宮だった。「常野物語」最新長編。【「BOOK」...

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エンド・ゲーム (常野物語)

税込 1,650 15pt

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商品説明

裏返されたら、どうなる?正体不明の存在「あれ」と戦い続けてきた一家。最後のプレイヤーとなった娘が誘い込まれたのは、罠と嘘の迷宮だった。「常野物語」最新長編。【「BOOK」データベースの商品解説】

「裏返さ」なければ「裏返される」。裏返されたら、どうなる? 正体不明の「あれ」と戦い続けてきた一家。最後のプレイヤーとなった娘が誘い込まれたのは、罠と噓の迷宮だった…。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

恩田 陸

略歴
〈恩田陸〉1964年宮城県生まれ。早稲田大学卒業。「六番目の小夜子」でデビュー。「夜のピクニック」で吉川英治文学新人賞、本屋大賞を受賞。ほかに「蒲公英草紙」など。

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みんなのレビュー200件

みんなの評価3.3

評価内訳

紙の本

まさか、まさかのエンド・ゲーム。

2006/01/04 15:05

13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エルフ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「光の帝国」から始まった常野物語では常野の人々は不思議な能力を持っているが権力への志向は持たず、穏やかで知的な人々という、人でありながら人ではなく超越した人達というイメージと淡い哀しみに満ちた物語だったのに対し、この「エンド・ゲーム」では常野の人々の思わぬ姿と哀しみよりも怒りやその能力故の不安定さを見せられてしまう作品になっていることにまず驚かされます。
恩田陸の本で私が感じるのは清らかで凡人の辿り着けない世界への「憧れ」だったのに、まさか常野物語の「オセロ・ゲーム」がこんな形で展開するとは想像もしていませんでした。
予想外のことなのにこの世界が嫌いかと聞かれると私は嫌いではなく、むしろこの人間らしい世界観が好きでしたね。
また現代の世の中の歪みをリンクしてある部分も良いのではないでしょうか。
冒頭の時子が語る怪談、文章を目で追うだけなのに背後から恐怖が這い上がってくるような禍々しさは「禁じられた楽園」に通じ、誰が真実を語っているのが誰が嘘をついているのか分からない混乱さは「ユージニア」に通じ、また「あれ」とか「包まれる」という得体の知れないモノへの恐怖は「月の裏側」などに通じると思います。
つまり「エンド・ゲーム」は集大成と言ってもいいのではないでしょうか。
時子、瑛子、そして失踪した夫が長年闘ってきた「あれ」。
ある日瑛子は旅先で長い眠りについてしまう。一人残された時子は長い間封印してきたあの番号へついに電話をしてしまう、しかし母が残したメッセージは全く違うものだった。
これが最初の一日なのですが毎度この恩田氏の「惹き」の部分には感心してしまいます。
章を読む毎に続きを読まないといてもたってもいられないのです。
あぁ、時子はどうなってしまうのか、「あれ」とは何なのか、そして彼らが行き着く先には何が待っているのか。
始まりから中盤までの魅力は言う事ありません。そして終盤へ向けて・・・、この部分で読者の反応は二つに分かれそうですが、この裏切り方を好むか好まないかが評価の分かれ目なんでしょうね。
この「エンド・ゲーム」の何が凄いかと言えば最後の最後、彼らが見せるもう1つの常野一族の最後の姿が想像の域を超えていたということだと思います。
まさかあの常野物語でダークな世界観が観れるなんて思いもしませんでした。
本当に「そうきたか」という驚きで一杯に。
自分達の置かれた立場に対する冷ややかな思い、そして冷ややかな笑みとともに始まる新たなゲーム。一味違う常野の世界を満喫できた一冊でした。オススメ。

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紙の本

内容紹介

2005/12/10 18:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:集英社 - この投稿者のレビュー一覧を見る

拝島時子は、母・瑛子と二人暮し。「あれ」と呼んでいる謎の存在と長年にわたって戦い続けてきた。あらゆるものに姿を変えてあらわれる「あれ」は、認識したとたんに「裏返さ」なければ「裏返される」。父は特殊な力を持つ「常野一族」でも最強とされていたが、時子が子供の頃に失踪していた。そんなある日、母が旅先で昏睡状態に陥る。ついに母まで敗れたのかと不安と孤独に陥った時子は、初めて一族に連絡を取る。現れたのは『洗濯屋』と自称する青年・火浦。いろいろ事情を知っているらしいが、彼の目的はわからない。ひとまず二人は瑛子がいる世界「一時待避所」に飛び込む。そこには実は「裏返さ」れてはいなかった父がいた。彼は、元々自分たちは家族ではなかったと告白。混乱する一家の記憶を火浦は「洗濯」し始める。失踪当時何があったのか。一家はどうなるのか。「あれ」との戦いとは何だったのか。スリリングに展開するSFサスペンス。

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紙の本

このシリーズ、文章がいいです。しっとりとしていて、それでいて気取りがない。こう、悲劇の予感がヒシヒシと伝わってきて。でも、個人的には『蒲公英草子』に及ばないかな・・・

2006/03/05 21:32

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

『光の帝国』『蒲公英草紙』に続く「常野物語」シリーズの第三弾、出版社の断りでは、三部作の最終巻だそうです。私は『光の帝国』の存在を知らずに、『蒲公英草紙』でこの話に出逢ったわけですが、絶賛をしました。造本も含めて納得の一冊でした。恩田の作品については手厳しい長女なども、これはいいよ、と褒めていたのは記憶に新しいところ。
で、その最終巻、ということですから『蒲公英』の延長で読めばいいかな、と思っていたんですが、ところがギッチョ左利き、越中と当て事は向こうから外れる、とあるように(ちょっと違うか)、全く予想外のお話になりました。ただ今、「やはり『光の帝国』から読まなきゃダメか」と反省中・・・
ことはそれほどに前巻の内容を引き摺ってはいません。目次を写しておけば(今回はあんまり意味無いんですが)、第一章 十二月十九日 金曜日、第二章 十二月五日 金曜日、第三章 十二月二十日 土曜日、第四章 十二月六日 土曜日、第五章 十二月二十二日 月曜日、第六章 十二月二十二日 水曜日、です。うーむ、こうやって改めて見ると意味深か・・・
装画/藤田新策、装丁・本文レイアウト/松田行正+日向麻梨子
主人公は拝島時子です。今年大学を卒業する予定で、就職先も既に決まっています。父親の肇が行方をくらまして年になります。以来、母子家庭で、一家の大黒柱は母の暎子で、稗田物産の部長を務めているといいますから立派です。で、その時子が帰宅すると、どこか家の様子がおかしい。
何が、といって分らない。泥棒が潜んでいるとか、誰かが悪戯を企んでいるとか、そういうわけではありません。そうして不審に思っているところに、母親の秘書をしている女性から電話が掛かります。社員旅行に行っていたその旅館の前で、部長が意識不明になって倒れていたのが見つかった、というのです。
駆けつけた時子の前には、ただただ眠りつづけているとしかいいようの無い母親の姿があります。体にも脳にも全く異常がない、ただただ安らかに眠る暎子を前に、娘の脳裏を過ぎるのは「裏返された」という言葉です。小学校の時、校庭で見るようになったボーリングのピン、母も人々の肩にイチゴを見る、そんな親子の不安。旅先で、知り合いに会うといって出て行った母親が出会ったのは・・・
これを娘と話し合ったんですね。悪くはない。でも、『蒲公英草紙』ほどではない。何故か。長女が言うには、「あれって、常野は脇役でしょ。遠景にいる、それが今回は中央に出てきちゃった。その分、話が内に向いちゃったんじゃあないかなあ」っていいます。それに、こう最近流行の結末、みたいなところがあって、長女は「ありふれてんだよね」と斬る。
ま、恩田を私ほどに評価しない彼女の言ですから割り引いて聞けばいいんですが、こう、なんていうか最後は記憶みたいなところに入っていく。小説でやっちゃあいけないのが夢オチ、ですけど、最近は多重人格、擬似記憶、精神分析ってえ手垢のついたオチは、もうそれだけで減点、ってえ気がします。
もっと難度の高い技が出来るんだから、そっちでやってよ、二回半のジャンプなんて見たくないぜ、なんてえところでしょうか。無論、悪くはないんですよ。恩田の代表作の一つではあるとは思うんですよ。でも、シリーズの中では『蒲公英草紙』には及ばない、そう言っておきます。

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紙の本

裏返されたら、どうなる?

2006/04/19 22:37

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kou - この投稿者のレビュー一覧を見る

拝島瑛子の夫で時子の父親である男が裏返されて消えてから10数年がたった頃、瑛子が意識不明の状態となる。母もついに裏返されてしまったのか?人の中に紛れ込み、自在に姿を変えて突然現れる「あれ」。即座に裏返さなければ、こちらが裏返される。そんな正体不明の存在と戦い続けてきた拝島家の最後の一人となった時子は、父親が残したメモにある電話番号に連絡を取る。そして時子の前に現れたのは、「洗濯屋」と称する青年・火浦だった。

『光の帝国−常野物語』に収録されている『オセロ・ゲーム』の続編というか、本編にして完結編です。
「常野物語」は、この『エンド・ゲーム』に加えて『光の帝国』『蒲公英草子』の3作。「常野」という、人にはない不思議な力を持つ一族の過去から現在、未来にわたる様々な物語に、この副題が付いています。
本作は、謎の存在と「裏返す/裏返される」という戦いを連綿と繰り広げてきた拝島家の最後のひとりとなった娘・時子が主人公です。
読んでみての感想は、とにかくサクサク読めたなーというのが第一印象。
本当にオセロのよう。読めば読むほど、白だと思っていたものが黒になり、それがまた白になり…というように展開して行きます。
そもそも「常野」の一族は“権力への志向を持たず、穏やかで知的な一族”とされてきていたのですが、このお話に登場する人たちは、みんなもっと生々しい感じがしました。
そもそもこの「裏返す」という行為、「あれ」を察知する能力自体に、彼等の人生における“影”?強い恐怖や悔恨、不安などが色濃く結びついているので、それがリアルに前面に出てきているんですね。だからちょっと“おや?”という印象。常野一族のまた違った側面を見せてもらったような、彼等も人間なのだという部分を見たような気がしました。
結末は…こうなったかあ。火浦も時子も結構気に入っているので、まあいいのですが、これから常野は、そして人類はどこへ向かってゆくのでしょう?
『光の帝国』の中でも、これまで「薄く在野に散る」を不文律としていた一族が集結してきていたりして、この先の行く先がとても気になります。
あともうひとつ、あの「一時待避所」で、「帰らなくちゃ」と言っていた少年は誰だったのでしょう? 気になります。

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2006/01/23 23:54

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2006/01/19 15:32

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2006/02/11 01:21

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2006/02/16 18:59

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2006/02/17 00:32

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2006/02/28 01:07

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2006/02/04 15:24

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2006/03/21 22:07

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2006/03/23 19:56

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2006/04/03 00:41

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2006/04/06 23:29

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