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紙の本
赤緑黒白 (講談社文庫 Vシリーズ)
著者 森 博嗣 (著)
色鮮やかな塗装死体 美しく悽愴な連続殺人鮮やかな赤に塗装された死体が、深夜マンションの駐車場で発見された。死んでいた男は、赤井。彼の恋人だったという女性が「犯人が誰かは、...
赤緑黒白 (講談社文庫 Vシリーズ)
赤緑黒白 Red Green Black and White
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商品説明
色鮮やかな塗装死体 美しく悽愴な連続殺人
鮮やかな赤に塗装された死体が、深夜マンションの駐車場で発見された。死んでいた男は、赤井。彼の恋人だったという女性が「犯人が誰かは、わかっている。それを証明して欲しい」と保呂草(ほろくさ)に依頼する。そして発生した第2の事件では、死者は緑色に塗られていた。シリーズ完結編にして、新たなる始動を告げる傑作。【商品解説】
目次
- プロローグ
- 第1章 赤 red
- 第2章 緑 green
- 第3章 黒 black
- 第4章 白 white
- 第5章 より赤く red more
- エピローグ
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紙の本
どんなに瀬在丸紅子や林が嫌いでも、小鳥遊練無がいてくれるだけで楽しくなります。しかも、今回は色が沢山。とびっきり奇妙な謎が読者を迎えてくれます
2006/01/19 20:59
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が今も森博嗣の作品中、最も好きなVシリーズ第10弾です。といっても私は小鳥遊練無がお気に入りというだけで、特に紅子は大嫌いなんですが・・・
今回も話は、シリーズの特徴である保呂草潤平の語りで始まります。自分がコレクターであるということを静かな口調で説明するのですが、その優しい語り口は、決して明るいものではないのが不思議です。どこか、しっとりとして温もりもある。シャイなところもある、それが如何にも大人の保呂草らしいですね。
事件の現場に駆けつけた祖父江七夏は、そこに愛する林警部を見つけ、周辺を一緒に歩き始める。二人が見つけた地上のペンキ。そして七夏が後輩の立松が案内した駐車場には、ペンキで真っ赤に塗られ銃殺された死体がありました。
とにかく赤いのです、顔も髪も、服も靴も、さらには周囲の地面までも。もっと言えば、男の名前も赤井寛。
保呂草潤平の前に現れた田口美登里は、犯人が小説家の帆山美澪であると確信して、保呂草にその証拠を見つけることを依頼するのです。ところが、関係あるとされた小説家は、赤井のことを知らず、肝心の時間にアリバイがあると主張します。その帆山の書いた小説は「虹色の死」、毎週誰かがペンキを塗られて死んでいく小説でした。
相も変らぬ香具山紫子と小鳥遊練無の会話が、楽しいですね。大阪弁が、決して下品にならず、柔らかで温かいのです。そして広場でフリスビーで遊びに興じる紫子、練無、森川の前に現れた美少女。図書館に兄と来た彼女は、練無が男であることを見抜いて姿を消します。
本格推理小説ではあるのですが、なにか恋愛小説の様相を呈してきたところがいいですね。しかも、それが中心になると、いい加減な印象を与えることが多いのですが、この作品に関して言えば、絶妙なところで踏みとどまっています。これは、イアン・ランキンのリーバスものや、P・D・Jの新作などに似ています。
そういう部分が小説の足を引っ張らないのですから不思議です。唯一不快なところがあるとすれば、瀬在丸の七夏に対する乱暴な言葉遣いと、二人の女性の間で優柔不断な態度を取り続ける林と、先輩に馴れ馴れしい口を利く立松の存在でしょうか。あれ、唯一どころか三つもありました。
それでも練無の魅力全開の一冊、といえるでしょう。はやく戻っておいで、練無、それが私の今の気持ちです。
紙の本
最終回だなんて思わないで読んでいたけれど、
2023/10/29 16:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっと憂いを含んでいて、寂しさを感じた。学生は学生らしく、探偵は探偵らしく、紅子は紅子らしく奇怪な事件と向き合うところに、彼らの生活がこれからも続いていくのだろうと思った。さて、次に出会うのは、どこでどんな事件が起きた時だろうか。
電子書籍
読了
2021/12/31 20:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ムギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ10作目
シリーズ最終作。彼らの活躍を見ることがなくなると思うと寂しい。
彼らの関係性は大きく変化することはなかったけど、シリーズを通して見続けてきた彼らの関係は友達でもなく家族でもない不思議なもので。
でも素敵だなと思った。
ミステリとしての要素はもちろん、人間ドラマとしても面白い作品だった。