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凍りのくじら  講談社ノベルス

凍りのくじら(講談社) 辻村 深月著
税込価格: ¥1,040 (本体 : ¥990)
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出版 : 講談社
サイズ : 18cm / 370p
ISBN : 4-06-182458-9
発行年月 : 2005.11
利用対象 : 一般

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コメント・書評

挫折しなくちゃ
山茶
2009/09/23 12:43:35
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★★★★★

なかなか読み進めなくて、時間が掛かりました。なんだろう、主人公の心情が伝わるたびにココロ苦しくなって・・・。ページをめくるたびに辛くなっていったんですよ。内容は面白かった。SF(少し不思議な)物語でした。辻村作品はテンポが緩やかで、その分読み手が色々考えることが出来ます。場面場面で僕だったらこう考えるなぁとか、そういう見方も出来るのかとか考えながら読み進めれます。あと、すごく心に残る言葉がちりばめられてるんですよ。今回で言えば^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^「挫折しなくちゃ。」「全部を自分の責任だと認めて、その上で自分の実力がないのだと諦めなくちゃならない。精一杯、本当にギリ…  全文読む 評価する

ああ、こいつは私だ。
四月ねずみ
2007/11/30 15:38:07
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★★★★

ドラえもんのアイテムをたくみに組み込んで進んでいくこの物語は、1人でいても、皆といても行き詰まりを感じる主人公である理帆子が、ある少年との出会いによって、少しずつみんなとの繋がりに気付いていく・・・って筋それは、とても読んでいて、痛みを覚えるような感性で書かれていて、面白い。けれど・・・この物語には理帆子をストーキングする男・若尾がいる。理帆子いわく、カワイソメダル(それをつけてる動物が、誰でも可哀想でたまらなくなる)をつけてる、SF(少し・不自由)な男。そいつの書き方が、私にとって他人事だとは思えなかった。若尾には夢がある。その夢に向かってするべき努力が足りなくて、でもそれに気付けないで、い…  全文読む 評価する

主人公の痛いほどの思いは、びしびし伝わってくる
読み人
2007/05/22 17:46:23
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★★★★

 雑誌、「ダ・ヴィンチ」の冒頭に今月のこの一冊みたいなコーナーがあるのですが、そこで紹介されていた、話題の一冊です。 最初に、これ講談社ノベルスですが、ミステリじゃないですね。 どちらかというと、中間小説というか、語りなんかは、純文学系に近いです。 主人公は、女子高校生の理帆子。カメラマンの父親は失踪、元彼は、精神を病んでいて、ストーカー一歩手前とここまで書くと、物凄いかわいそうな女の子の話しって思われそうですが、理帆子は、全然暗くならずに、前向きに普通に生きています。しかし、著者の上手い語りによって、理帆子の”痛い”思いは、びしびし伝わってきます。みんなと同じように生きているのに心の中では、…  全文読む 評価する

主人公=理帆子を応援する友人の目線と、彼女の成長を願う大人の目線の両方を経験出来ました
楊耽
2005/12/08 12:22:07
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★★★★★

第31回メフィスト賞を受賞してデビューした辻村深月の第3作。デビュー作「冷たい校舎の時は止まる」が高校生の、第二作「子どもたちは夜と遊ぶ」が大学生の学校生活とプライベートを描き、本作「凍りのくじら」では、新進女流写真家「芦沢理帆子」の高校時代を描いています。大人になってゆく子供の外面と内面の葛藤を描く著者の持ち味はそのままですが、前作までが謎解きに重点を置いていたのに対して、本作では理帆子が事件を通して精神的に成長していく様子に重点が置かれているように感じました。つまり、僕は「普通のジョブナイル小説」として本作を読んでいたのですが……、人との接し方で悩む理帆子の目線を通した物語は、あたかも自分…  全文読む 評価する

少し・不思議な物語
紫月
2005/11/29 09:23:20
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★★★★★

辻村深月待望の三作目。わくわくして手にした私は、ちょっぴり後悔した。サブタイトルにドラえもんの道具名がずらりと並ぶ。どうやら、今回の作品は藤子作品に共鳴しているよう。そりゃあドラえもんは名作だけど、やはりアニメ。小説に持ち込むのはどうだろう。気乗りしないままページを繰ると、主人公の理帆子は高校生。予想通り、若者の心理を描くのが上手な著者らしく、今回も主だった人物は、高校生やそのあたりの年代だった。失踪した父と病に倒れた母を持つ理帆子は、密かに周囲の人間を分類する遊びをしている。尊敬する藤子・F・不二雄がSFを自分の中では少し・不思議な物語だと位置づけたのに共鳴し、友人たちを「スコシ・ナントカ」…  全文読む 評価する

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